夏バテ・熱中症対策について、なかじま内科クリニックの院長 中島 隆世 先生にお話しを伺いました。
まず気温が上がる夏に、食欲が落ちる人が考えられます。 また、普段から生活リズムが悪い人は気を付けた方が良いでしょう。 夏が近づくにつれて、睡眠時間が減り、余計に生活リズムが崩れ、体調を崩し、結果的に夏バテしてしまいます。
タンパク質の多いものが良いかと思います。あとは1日3食きっちり摂ることが基本です。よく朝食を抜いてしまう方が多いかもしれませんが、それは良くないと思います。朝だけに限らず、どうしても食事を摂る時間が限られている方は、少しの合間の時間を見つけて摂る様に心がけるのが良いかと思います。
また、冷たい食べ物ばかり食べたくなるかもしれませんが、そればかり食べるのではなく暑さからの一時しのぎとして食べる様に気を付けたいところです。
結局は、食事をしっかり摂り、適度な運動、十分な睡眠をとるバランスのとれた生活を送る事が重要です。
熱中症と日射病はほとんど同じように考えられていますよね。どこからどこまでが熱中症というように区切られている訳ではないと思います。夏の暑さが原因で体の熱が奪われることで、体内の電解質のバランスが崩れてしまうことで熱中症になります。こうならないようにこまめな水分補給が大切になってきます。一度に大量に飲むのではなく、のどが渇いたと感じたらこまめに水分補給する様にこころがけたいところです。
経口補水液や市販のスポーツドリンクは体内に浸透されやすい様に成分が調整されているので、普通の水を飲むよりも熱中症に対しては効果があると思います。市販されているものが濃いと感じる方は、粉末を買って、飲みやすい濃度にして飲むのも良いかもしれません。
まず、意識がはっきりしているかを確認して下さい。また熱中症の場合は極度にのどの渇きがあった場合は、スポーツドリンクなどで水分補給するようにしてください。血圧など、バイタル的な変化がないか確認する事も重要です。 極端に、熱が出た場合は、水で濡らしたタオルで体を拭き、直接冷すのも一つです。
気温が上がってきたら、こまめに水分補給をすることが一番ですね。汗をかいた時はその分、体内の水分が失われているので、特に水分補給することを心がけて下さい。 また生活リズムを崩さない様にすることも重要です。
熱があり、のどの渇きがひどい場合は、水分補給のために点滴をします。ただ、それだけでは熱中症と判断できないため、血液検査を行い体内の水分や電解質の状況をチェックし、判断します。
――――――本日はありがとうございました。
お話を伺った先生:中島 隆世(なかじま たかよ)先生(なかじま内科クリニック・兵庫県西宮市)
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