2024年のスギ花粉シーズンは、ほぼ例年並みの時期にスタートするでしょう。2月上旬から九州、四国、中国、東海、関東甲信の一部で飛散開始となる見込みです。近畿、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始するでしょう。
スギの雄花は、初冬に冷え込みが厳しいと休眠打破が順調に進み、休眠から目覚めた後は、暖かいほど開花が早くなる傾向があります。この冬の気温は、12月から2月にかけて平年より高く推移する見通しです。初冬に冷え込む日が続かないことから、休眠打破が遅れる見込みです。一方、真冬から春先に寒さの和らぐ日が現れるため、休眠から目覚めた後は、雄花の成長が比較的順調に進むと予想します。このため飛散開始の時期は、おおむね例年並みになるでしょう。北陸から東北にかけては、例年並みか例年より早い見込みです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。2月上旬に飛散開始が予想される地域では、1月のうちから早めに花粉対策を始めるとよいでしょう。(日本気象協会発表https://tenki.jp/pollen/expectation/)
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