適応障害の漢方治療について、李漢方内科・外科クリニック、東文中醫クリニック・新橋の院長 李 向軍 先生にお話を伺いました。
なかなか寝付けない、寝ても夜中に目が覚めてしまうなどの不眠や、今まで楽しめていた趣味が楽しくなくなるなど意欲の低下が見られます。
医学的には「適応障害」にあたり、入学したばかりの大学生や新入社員に起こりやすい病気です。新しい人間関係が上手く築けない、自分のスキル不足などで思ったように成果が出せない、仕事内容が合わないなどが原因となります。ベテラン社員でも異動や昇進などでストレスが高くなると病気になる場合があります。
また6月は梅雨の時期と重なり、気圧の変化が自律神経に影響を与えるので、6月病が起こりやすくなります。
緊張しやすい人、自分に自信のない人がなりやすいです。
軽い鬱や気分障害、意欲の低下などには、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が、緊張を緩和し睡眠の質を改善するので、効果があります。
梅雨の時期に症状が表れる5月6月病には、体の水分が停滞しやすいので、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう:めまい・頭痛)か、六君子湯(りっくんしとう:お腹を整え気力を上げる)を合わせた方が、より一層効果が期待できます。
西洋医学の薬の副作用が心配な方は、心療内科などを受診する前に漢方を試してみるとよいでしょう。
――――――本日は、ありがとうございました。
お話を伺った先生: 李 向軍 先生(李漢方内科・外科クリニック / 東文中醫クリニック・新橋)
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