日別アーカイブ: 2016年10月25日

しみ!!について。

しみ、とか美肌についてしっかり考えてみることにした。

 今までは 「こういうタイプの異常、しみなどにはどう対処するか」というようなノウハウばかり学び、その最新知識、方法をみなさんに提供してきたつもりで、今後も、もちろんそうしようと思っているのだけど、、、
どうしてこういったシミができるんだ?とか、なぜA子さんはシミができるけど、同じようにしているB子さんはできないんだ?みたいなことに対する研究というか洞察って少ないと思うんです。またこのしみに対する考え方、文化的な違いなんかも、もう少しちゃんと考えてみたいなと思い出しています。

特に私は最近モナコやアメリカ、バリ、中国、韓国など海外の国際美容学会にも多々出席するようになって、この美に関する考え方の違いとか、受け取り方の違いというのをきちんととらえないと、アジア人に西洋人で流行したりしていること、西洋人だから効果があることをそのままお勧めするようなことになってもいけないなぁと考え出してきているわけです。

今回は、私にとって「しみ」とは・・の原点の記憶から書いてみたいです。

40代以上の方ならご記憶にあるでしょうか?

ロゼット洗顔パスタの「黒子さん」と「白子さん」です。

今なら放送禁止用語スレスレかと思うのですが。
これは昔まだテレビが白黒しかなかったような時代に広告していたものなんです。
新聞の一部にほぼ必ずといっていいほど、この黒子さんと白子さんの会話、シュールな黒子さんと白子さんの漫画絵が載っているのです。
今と違って漫画があふれている時代ではありませんから、子供の私は、お化粧とか全然知らないというか興味がないけれど、とにかく漫画なので見てしまうわけです。

色白の白子さんと日に焼けた黒子さんの対比は子供心にもちょっと恐ろしく。
かつ、
(黒子)「白子さんのお肌はきれいねえ」
(白子)「ロゼット洗顔パスタを使っているからよ」 
というような問答がずっとあるものですから、
顔が黒かったらどうもダメらしい・・ということは、わかりました。
小さい時は夏休みに一番日焼けして、黒さを競ったりしてしまっていた自分も、
「ああ、どうも世の中、そうではないらしいな」と思うわけです。

昔から母がよく「色の白いは七難隠す」とか「お前は、ホクロひとつない体で産んでやった」などと言い、そういうことも、なんか知らんが、肌が白いのは絶対的にいいことなんだ!という刷り込みができてしまっていましたね。

2016-10-05


虫と皮膚科

先日は大阪で中部支部皮膚科学会に参加致しました。

今回は虫退治の会社のブース出展が結構あり、

キモイような、おもしろいような様々な害虫写真が載った絵葉書とかもらいました。

まあ虫と皮膚科は切っても切れませんから、今まであまりなかったのが不思議なくらいですが。

あ、そういえば今日外人さんに「バルサン買って焚いてね」と言ってもなかなか通じず、
mite killer(ダニ殺し)などととっさに説明し、

オーイエーとわかってはいただきましたが、なかなか説明しづらかったですね。

タタミ文化ではないでしょうから、スプレータイプが普遍的のようで、

バルサンのような焚いて煙でやっつけるものは、むこうではどうなんでしょうか?

今度行ったとき、探してみましょう。

学会終了後は近隣の皮膚科開業医さんの集いに参加させていただきまして、

日ごろ診察の愚痴やら、なんやらのお話をして帰宅なり。

あ、途中で本屋さんによって、リハビリメイクの本を読みました。

当院ではアトピー性皮膚炎、酒さ、白斑など

「お化粧したいんだけど、したら皮膚の症状悪化するかもしれないし・・」

みたいな方のための、お化粧品、お化粧法などご紹介し始めました。

今までは「何も塗らんといて」・・まあ、これは今も真実なんですが、

隠れて悪化するようなお化粧品を使い、化粧法も間違っていて・・また悪化して、、、

先生(あ、私のことです)に「またやったんか!あかんと言うたのに・・」

と言われてしまう方のために、なんとかしようかと、そんな試みです。ま、またご相談ください。

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