女性に多い肩こりの原因・治療法・予防法

肩こりは女性に多い症状のひとつです。

女性に多い理由として、男性と比較すると首、背中、肩の筋力不足、ホルモンバランスが変化しやすい、血流の悪さなどがあります。

 

女性の肩こりに多い原因

一般的に男性と比べて筋力不足、筋肉量が少ないことが大きな違いでしょう。

女性は弱い筋力で頭を支える必要があるため、頭を保持する筋肉の負担が増えてしまいます。そうすると筋肉が緊張し、頭痛や肩こりを起こします。

また、肩こりは血管を圧迫して血流を悪くするため、身体に疲労物質が蓄積され、肩こりがなかなか解消されず、さらなる凝りや頭痛、めまいなどのほかの症状の原因にもなっていきます。

ホルモンバランスの影響も、男性との大きな違いです。

月経によって女性ホルモンのバランスに不調が起こると、自律神経の働きが乱れてしまい、肩こりを起こすことがあります。

女性ホルモンにはプロゲステロン・エストロゲンという二種類のホルモンがあります。月経の周期によってホルモンの影響が変化し、筋肉の緊張を高めることがあります。

特にエストロゲンは更年期に入るとホルモン量が低下し、自律神経が乱れ、血液住管が悪化し、筋肉に酸素や栄養が回りにくくなることで肩こりを起こすこともあります。

 

女性の肩こりを予防に大切なこと

肩こりの予防法、対策を簡単に説明します。

・筋トレをする
特に、背筋を鍛えることが効果的です。頭部を支える筋肉は首の後ろから背中までついています。筋肉に力を込めることでも、血流はよくなります。
背筋を自重運動で鍛えるのはコツがいりますので、当院のスタッフによる指導を受けられることを推奨します。

・肩・首・背中のストレッチや運動をする
筋肉の緊張を緩和させるために、伸ばしたり、肩甲骨を動かしたりが効果的です。

・リラックスする(趣味、ヨガ、深呼吸、音楽を聴くなど)
ストレスで自律神経が乱れやすい方は、意識的に深呼吸をする時間を作りましょう。

・温める(お風呂、お灸、心地よいものならOK )
いきなり筋トレは難易度が高いですが、簡単な運動や深呼吸はすぐできますので、ぜひお試しください。
筋トレは習慣化させることが重要ですから、体に染みつくまで当院のパーソナルトレーニングを受けることを推奨します。

 

当ペインクリニックでの治療法

神経ブロック注射、トリガーポイント注射、薬物療法、鍼灸療法、運動療法、手技療法、パーソナルトレーニング(筋力補強)などを組み合わせて治療します。

まとめ

女性の肩こりは、筋肉の緊張を取り除き、血流を改善させて、筋力をつけることが重要です。
日ごろから筋肉を使うような意識を持ち、リラックスできる時間を活用することで肩コリが緩和します。

筋トレは自分一人ではなかなか続きませんので、当院で治療を受けながらパーソナルトレーニングを受けることもオススメします。

 

 

コラム監修医師

こじまクリニック 院長

小島 研太郎

院長経歴

平成14年近畿大学 医学部 卒業

平成14年関西医科大学 医学部 麻酔科教室 入局

平成16年河内総合病院 麻酔科 勤務平成17年関西医科大学 医学部付属病院 勤務

平成18年関西医科大学 附属枚方病院 勤務平成23年関西医科大学 附属滝井病院 勤務

平成25年松本病院 内科・麻酔科勤務

平成27年こじまクリニック 開院

平成31年医療法人知命会 設立

 

こじまクリニックの診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。

 

診療科:ペインクリニック・整形外科・疼痛緩和内科

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TEL:06-6466-1717

 

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