リウマチの生物学的製剤 アクテムラ に新しく皮下注射タイプができました。

 アクテムラは関節リウマチの生物学的製剤のなかでは唯一IL-6(TNFと並ぶリウマチの病因となるサイトカインの1種です。)の働きを直接抑えるお薬です。そのアクテムラから皮下注射タイプの製剤が、先月使用可能になりました。

 従来は1ヶ月(4週間)に1回の間隔で約1時間かけて点滴していました。新しい皮下注射タイプは2週間に1回の間隔に短縮されますが、院内での皮下注射なのですぐに終わります。自己注射ができるようになるまでには新薬認可に制限があり来年の5月までかかるのですが、もう一つの特徴は、他の生物学的製剤と比較して患者様の費用負担が少ない(薬価が低い)ことです。患者様の体重により使用量が異なる生物学的製剤もあるので一概に比較は困難ですが、体重60kg以下であれば、1ヶ月の薬剤費負担額は同じ皮下注射のヒュミラやシンポニの半額近くです。

 勿論ヒュミラやシンポニでないと十分な効果が得られない患者様も多いので、負担額を理由に薬剤変更することはお薦めできませんが、今まで生物学的製剤は負担額が大きいので使用に抵抗があった患者様には新しい選択枝として朗報ではないでしょうか?当院では全ての生物学的製剤が使用できる環境を整備しています。1ヶ月の負担額などもわかりやすく図表にして診察室で説明しています。お気軽にご相談ください。

アクテムラ.png