日別アーカイブ: 2022年10月7日

美白治療とたるみ治療

アンチエイジングするにはこの二つが欠かせないのですが、どちらかを先にするとなるとやはり「美白治療」からをお勧めします。もちろん両方のことを考えていかないといけないんですけどね。

他人からみる人の顔の第一印象って、やはりたるみより色なんですよね。白ければよいのか?というのではなく、皮膚の色が均一であるとフレッシュに見えるのです。褐色の肌でもそれは同じです。そして「スムーズ感」です。大事なのは。 顔のどこかが黒かったり、左右均一でないと真っ先に視線はそこにいってしまい、「老化の証」であると判断されがちなのです。

そして「たるみ」の治療は、その「たるみ」の度合いによってずいぶんご提案が変わってきます。ざっくりいうと脂肪がかなりついて重たくなり「重力には勝てない」タイプと、脂肪はほとんどなく、皮膚だけが下に垂れているタイプに分かれます。前者の場合、この脂肪を注射で溶かすとか、レーザーで減らすとかしないとなかなかヒアルロン酸や単なるたるみのレーザーだけではあがりにくいです。後者は脂肪のことは考えずにすみますので、ヒアルロン酸など足し算をしていくと顔がふっくらと上向きにアップしますね。もちろんレーザーも効果的です。

「美白」も「たるみ」も、もう30代くらいからちょっとずつメンテナンスしてくださっていると本当に助かります。20代後半からでも早すぎないです。何十年放置してきました・・・(まあ、その年月お仕事、家事、お子さんのことなど大変でご自分のケアまで手が回らなかったのしょうが)と「しみだらけ」「たるみ放題」の顔を見せていただきますと・・もう本当にどこから手をつけてよいのか・・ちょっと、いやだいぶお肌がかわいそう・・な感じで、別に美魔女をめざさなくてもいいですが、「お願いだからもうちょっと自分に優しくしてあげて・・」と言いたくなります。

そういうお忙しかったかたも、ちょっと余裕ができて、まず美白に成功しだすと、今度はたるみに挑戦・・という風になられることが多いですね。私は、自分にケアできなかった方が、だんだんケアされるようになり、少しずつ自分を大事にしていくようになられる姿を見ていると幸せな気持ちになります。

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すっかり寒くなって、鍋が食べたくなる季節ですね。

秋は学会シーズンで、私も自分が出席したり、講演を依頼されたりと結構忙しい時期です。講演の議題は「酒さ」「酒さ様皮膚炎」に関するものが多いですが、「医療におけるエネルギーデバイスの使い方」など、ちょっと変わった演題もありましたね。まだ、あと「多汗症」の講演が残っています。これはちょっと時季外れになってしまいましたが、意外とまだ「汗なんて自然現象なんだから、病気じゃない」とか「悩む必要がない」というふうに思われてる他科のドクターがおられて、ちょっと困ったな~と思ったりしています。「悩む必要がない」と言われても、悩まれているのですからね…。

この「汗」というものは、非常に国によって文化的にとらえられ方が違います。汗やにおいなどを気にしないお国柄から、日本のように非常にナーバスになる国までいろいろです。確かに多汗だからといって、重病で命を脅かすということはほぼないのですが、周囲がナーバスであると、やはり「気にせざるをえない」とと言うことになりがちです。特にまじめにマスクを励行するお国柄ですので、「洋服の汗ジミがあることがもう許せない…。」「電車で横の人がちょっと顔をしかめたのは、私の汗が原因なのだ…。」みたいな心理になられる方が多いのです。

人間から出るすべての汗を止めてしまうと、死に至ります。汗は重要なものです。しかし、心理的に追い詰められてしまうなら、人体に害の少ない救済策があってもよいのではないか?と私は考えています。

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