痛み止めを飲む回数が増えていき…30~50歳代の女性に多い「薬物乱用頭痛」を治すには?

ヨミドクターで当院ペインクリニック内科医長 森本昌宏院長のコラムが公開されました

今回は「薬剤の使用過多による頭痛」のお話です。

片頭痛に苦しんでおられる方が、不適切な治療を繰り返していると、頭痛発作が頻発するようになること(「慢性片頭痛」と呼ぶ)があります。そして、頭痛発作を慢性化させてしまう最も一般的な原因が薬物の“乱用”であり、国際頭痛学会はこれらを「薬剤の使用過多による頭痛」として分類しています。

治療としては、患者さんに、自身が陥っている状態を理解してもらうことを出発点として、その上で、原因となっている薬物を即時中止(薬によっては段階的に減量して中止)し、中止によって起こる頭痛への対処を考えます。

最後に、薬物乱用頭痛は、乱用中止によって改善する頭痛で、特に元々の疾患が片頭痛であった場合の原因薬物の中止による効果は良好で、中止後1~6か月間で70%が改善するとされています。

お悩みの方はぜひご相談ください。

ぜひコラムもご覧ください

コラムはこちらから

痛み止めを飲む回数が増えていき…30~50歳代の女性に多い「薬物乱用頭痛」を治すには? | ヨミドクター(読売新聞) (yomiuri.co.jp)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

森本院長のコラムは毎月第1・第3金曜日に公開されます。お楽しみに