待合室の写真 2017年11月

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 今から4年前に初めてJAK阻害薬(ゼルヤンツ)がリウマチ薬として認可されました。生物学的製剤のような高分子タンパク質は、口から内服すると胃腸内で分解されてしまうので、静脈や皮下注射で直接血管内に取り入れる必要があります。一方、低分子の化学合成薬は口から入り、そのままの形で腸から吸収され血流を経て全身に廻ります。JAK阻害薬は後者の低分子化合物で経口内服薬の一つです。今年には2剤目となるオルミエントが認可され、来年には更に新しいJAK阻害薬が出てくるようです。
 JAK阻害薬の一番の特徴は今までのメトトレキサート(MTX)の効果が不十分な患者様にも効果が期待できることです。一方でこの薬は帯状疱疹などの感染症や腎機能の弱い患者様には注意が必要です。「最新=最善」ではありませんが、新しい治療の選択肢が増えることはリウマチ患者様にとって福音となるでしょう。
 さて、近畿圏の紅葉の名所は各々見頃を迎えているようです。クリニック待合室の写真は、高野龍神スカイラインの燃えるような紅葉です。

題 名: 紅葉一色
撮影場所: 和歌山県田辺市龍神村 護摩山スカイタワー
撮影日: 2017/11/2

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