咳、熱の風邪が流行しています。
テレビ、新聞、ネットのニュースでも、
RSウイルス、マイコプラズマの感染が増えているとのこと。
先月、まつもとクリニックでも
1ヶ月前から咳が続いている乳児さんを診察し
抗生物質とか投与していましたが
肺雑音が出てきたため
肺炎・気管支炎を疑い
近くの小児科病院に紹介しました。
RSウイルス迅速検査で
「RSウイルス性細気管支炎」と診断され
治療方針も決まって一安心できました。
RSウイルスが原因の咳と確認できると
抗生剤は必要ないですし
咳止めを処方して
食事、水分をしっかり摂ってもらい
自然治癒を待つことになります。
RSウイルスの検査について調べてみました。
「RSウイルス迅速検査」は
入院中、あるいは乳児、
先天性心臓疾患のある2歳(24ヶ月)以下の子どもさんしか
健康保険が使えないとのこと。。。
最近、抗生物質が効きにくいマイコプラズマの感染が問題になっています。
これまで、熱、咳の「風邪」に抗生物質を闇雲に使ってきたことも
耐性菌ができる原因のひとつと考えられます。
ウイルス診断検査が保険でできるようになると
抗生物質を使う、使わないの判断ができるのに。。
医療、診断技術が発達しても、健康保険が使えないため利用できないのは
残念なことだと思います。