日別アーカイブ: 2022年10月12日

喘そく、危機一髪

今回のタイトル、
今風には「喘息でマジヤバかった話」になるのでしょうか、、
若者言葉を使うと
シチョちゃん(師長さん)に叱られるので
オッサンらしい見出しに変更しています。

急に寒くなってきましたね。
「寒さ」は喘息が悪くなるきっかけになります。

ブログに、
インフルエンザワクチンと免疫の話を何回かに分けて書くぞ
と思っていましたが
今回はタイムリーな「寒さ・喘息」の話にします。

喘息予防・管理ガイドライン2021
では、
喘息治療の目標の中に、
喘息死の回避
という「ゴッツい」項目があります。

さすがに喘息で死ぬというのは
重症発作で入院していて
酸素吸入治療を受けている状態で
気管支がけいれんして
体に酸素の取り込みができなくなるような
最悪の事態だと
私は思っていました。

ところが、、

6,7年前の春先、まだ寒い日、
私は夜中に咳の発作で目が覚めました。

少し前から喘息が出ていて
吸入を再開していたのですが、
その夜は咳が止まらなくなりました。

咳というのは、息を吐いた時に出るので、
咳が続くと、肺の中から息が続けて出ていくことになります。
喘息の調子が悪くなり、
気管支の刺激、敏感状態で咳発作を起こすようになると
自分の意思で咳を止めることもできず
息を吸うことができなくなり、
「く、苦しい、、息が吸えない、、、」

そのうち幸いというか
運良くというか
少しましになり
シムビコートを追加で吸入して
九死に一生をえることができました。

ヤバかった、、

咳発作で窒息しかける
ことってあるんですね。

その後は、喘息が出だしたと感じたら
すぐ定期吸入を始めることにしています。

、、今でも吸入してます。

喘息治療中のみなさん、
喘息吸入治療は継続が大事です。
よくなったのでやめて、またすぐ再発することがないよう
吸入薬を切らさないようにして
発作を起こさない生活を送りましょう。

追記
過去ログを見ていたら、時系列、記憶のあいまいなところが見つかったので
記事を修正しました。