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岐阜城の疑問

毎年参加している「若年者心疾患・生活習慣病対策協議会」(若心協)という会が今回は1月26日に岐阜で行われたため前日から行ってきました。

長良川

 

山頂3

写真は岐阜のシンボルである、金華山という山の山頂にある岐阜城です。拡大して下さい。上の写真は北の長良川河畔から、下の写真は南側のJRの列車から撮ったものです。遠方からでも目にすることができます。大きな山容の上に小さな天守閣がちょこんと乗っているのが何となく可愛い感じです。

この城は元々鎌倉時代に砦があったところに美濃国を支配した斎藤道三が整備し、その後織田信長が本拠地として新たに造営しました。今ある天守閣は1956年(昭和31年)に鉄筋コンクリートで建てられました。

信長はこの地を「岐阜」と命名し、山麓に城下町を作り繫栄させました。

以前は天守閣まで上ったことがあるのですが、ずっと思っているのが「なぜこんな山の上に大きな城を作ったのか?」という疑問です。今でこそロープウエイがありますが、標高330mの山頂まで最短ルートでも徒歩40分かかります。まあ昔の人はそれぐらい慣れていたでしょうが、それでも建設資材や食料などを運ぶのはかなり負担だったはずです。

山頂の天守閣がどのように利用されていたかネットで色々調べてみましたが、信長の家族が居住していた、権威を示すためだった、など諸説あるようです。

ただ水が殆どないので籠城には向かなかったということです。

天守閣からは城下をはじめ、遠くは名古屋まで見渡せるようです。隣国から攻め込まれたとき相手の動きが見やすい、ということは確かにあるでしょう。しかしこの城は斎藤道三のころから五回落城しています。

山頂までのルートはいくつかあります。いつか徒歩で登ってこの疑問を再検討したいです。

山頂2