ステロイドか、非ステロイドか、それが問題だ。(目薬の話)

四月になり、京都では晴天が続いています。
花粉もスギからヒノキに変わろうとしています。

今年は、眼のかゆみを訴えられる患者さんが多くて、
症状のコントロールのため、
何種類かの薬を組み合わせて処方することもよくあります。

私も花粉症持ちなのですが、
ヒノキになってから
眼やら顔やらかゆくなり、
ついついポリポリしてしまいます。。
(患者さんには「かかないで」と言ってるやん、とツッコまないでくださいマセ)

通常、目薬としては、
ステロイドの入っていない「抗アレルギー剤の点眼薬」を出しますが、

かゆみがきつい時には
次の手として
ステロイド点眼薬」を出すことがあります。

この「ステロイド点眼薬」、効き目はよいのですが、
続けて使うと、人によっては眼圧が上がって頭が痛くなる
緑内障発作を起こすことがあり
注意が必要です。

眼の周りにつけるステロイド眼軟膏(プレドニン眼軟膏)や
ステロイド点眼薬は、
10日から2週間なら大丈夫なことが多いのですが、
それ以上は要注意と言われています。

まつもとクリニックでは、
「これはステロイドが入った目薬なので、だらだら使わないでくださいね」
と必ず説明するようにしています。

皆さんは、自分が使っている目薬が
ステロイドか、非ステロイドか
ご存じでしょうか。

この機会にぜひお薬手帳などで確認してみてください。