花粉症の治療
花粉症の治療には
1)内服治療
2)点鼻液
3)点眼薬(目薬)
4)漢方治療
5)生物学的製剤
6)舌下免疫療法
7)鼻粘膜レーザー治療
などがあります。
まずは、花粉症治療のメインとなる内服薬について説明していきます。
1)内服治療
時に西暦1996年5月、眠気が少ない新薬「第2世代抗ヒスタミン薬」として「アレジオン」が発売されました。それまでの花粉症の薬は、飲んだら眠くなる副作用があり、鼻水か、眠気か、で結構大変でした。
「アレジオン」発売以後は、眠気の少ない内服薬が続々と開発され、花粉症の治療に役立っています。ちなみに「眠くなる薬の方が花粉症はよくなる」という人が時々いますが、これは誤解であり、花粉症の改善効果と眠気には全く関係がないことが明らかになっています。
「アレジオン」発売から27年後、西暦2023年の現在では、花粉症の内服治療薬は
① 第2世代抗ヒスタミン薬
② ロイコトリエン拮抗薬
③ その他
にグループ分けできます。
次回は、第2世代抗ヒスタミン薬について説明します。