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医真会八尾総合病院からご訪問いただきました

昨日(11月16日)、医真会八尾総合病院から連携室の山田様と消化器外科統括部長の前田先生の訪問を受けました。

前田先生は私が天理よろづ相談所病院消化器外科でともに診療にあたっていた時の同僚です。

久しぶりにお目にかかることができて、お互いに新しい環境での様々な苦労話などに花が咲きました。

CT、MRIなどの精密画像検査だけではなく胃カメラや大腸カメラなどでも連携を取ってくださること、

また消化器外科をはじめとした手術上での連携もお願いできるようで本当に来てくださってよかったと思っています。

これからもさらに、患者さんの皆さんへ早くてより質の高い医療を提供してく足がかりになったと思います。


なかなか言えないオシッコの悩み

 

 

みなさん、ご無沙汰しております。3月でおかげさまで当院も開業3年目に突入いたしました。何よりも皆様のご指導ご鞭撻の賜物と存じます。ありがとうございます。

さて、しばらくの間なかなかブログもアップできずにおりました。

世の中ではオミクロン株による第6波のために、大きな混乱が生じています。当院でもこれまで以上に、コロナウイルス感染症を身近に感じています。令和4年になってから、身近になったコロナ感染症に振り回されている感があります。

社会的にも、感染者の異常な増加による社会インフラの破綻があって感染症自体の恐怖もさることながら、保健所機能の破綻やそれに伴う医療や生活の崩壊が起こるために社会機能が停止、停滞することの困惑を直に感じておられるのではないでしょうか。

久しぶりに、お話する内容として適切かどうかは別としまして、外来で患者さんを拝見している時に高頻度で交わされる問答内容が表題のオシッコ問題です。

ある年齢を超えてきますと、男女問わず、オシッコの悩みがあるようで、なんとなく薬が出されて、なんとなくあまり効かなくて、でもしょうがないかとなっているような気がします。

そんな、なんだか、語るのも少し憚られ、病気の中心から外れてしまったようなオシッコ問題ですが、もっと丁寧に考えていけば

快適な生活に近づいていけるのでは、と日々感じます。

当院でもずっと前から排尿関連の薬剤を継続されている患者さんは多く、時間のある時によくよく伺ってみると、あまり改善していない方が多くみられます。

世の中の医学はやっぱり、日々進んでおり、昔とは違ういろんな便利なくすりが登場して来ているので、‘なんとなく’から脱出してみるのはいかがでしょうか。

オシッコのトラブルは 3つの段階に分かれています。

一つ目はおしっこを貯めている状況(蓄尿症状) 二つ目はおしっこをだす状況(排尿症状)、最後はオシッコを出した後(排尿後症状)です。

一つ目の蓄尿症状に関してまずはお話ししていきます。

一般に頻尿やねん、という言葉をよく伺いますが、医療的に病的な頻尿は一日8回以上の尿回数を指します。頻尿の症状も、昼だけのかた、夜だけの方、一日中の方がおられます。それぞれに対処方法が異なって来ます。

一日中頻尿の方は膀胱が小さくなって来ている可能性が高いです。

夜だけの方は、睡眠障害をお持ちの方も多く、時には睡眠時無呼吸症候群の治療を必要とする場合があります。また、下肢の筋肉量低下により、日中に下肢にむくみがたまり、それを上半身へ返せない(下肢のポンプ障害)ことが理由になっている方も大変多くみられます。

昼だけの方は少なく、水分の取りすぎや心因性が考えられます。

 

膀胱の活動性が高くなりすぎて(過活動膀胱)オシッコが我慢しづらくなったり、漏れたりする場合と、オシッコの出口が緩んでいるために腹圧をかけることで漏れてしまったりする場合があります。女性の場合特に、後者が多くみられます。

男性の場合は前立腺肥大によって膀胱からのおしっこの流れが悪くなり漏れ出しやすくなります。それ以外にも、脊髄に疾患があったり、糖尿病による神経障害があったり、または骨盤内の手術を受けたことが影響して漏れやすくなったりします。

 

排尿症状としては、キレが悪い、勢い良く出ない、お腹に力を入れないとオシッコが出ないなどの前立腺肥大による症状が中心となります。男性の症状です。

 

排尿後の症状は残尿感や全部出し切ったと思っているのにそのあとで漏れてくる症状です。

 

オシッコのトラブルを検査する場合には

血液検査(腎機能のチェック)

P S A(男性の場合 前立腺のチェック)

尿検査(血液 蛋白が混ざっていないか)

排尿後の超音波検査(残尿測定や前立腺の肥大のチェック)

を行うのが良いでしょう。

 

疾患と治療

  • 過活動性膀胱

蓄尿症状がメインになりますが、半数以上は失禁を伴います。

オシッコが我慢しづらくなったり、漏れたりします。残尿を測定して、残尿が無ければ抗コリン薬(膀胱の過剰な収縮を止める)使用するのが第一選択になります。認知症を悪化させることもあり、認知症の方は避けた方が良いかもしれません。また、緑内障には使用してはいけません。

β3作動薬は膀胱を緩めて貯めれるようにします。ベオーバやベタニスが挙げられます。

最近は症状にもよりますが、こちらを使用することも多くなりました。

 

  • 尿失禁

ギリギリまで我慢したけど漏れる、お腹に力を入れたら漏れるという場合です。女性に多くみられます。薬剤よりはトレーニングを重視します。骨盤底筋訓練などです。

その他の尿失禁としては、神経系統の障害で起こるもの(術後や糖尿病、神経疾患)や前立腺肥大が挙げられます。

 

  • 前立腺肥大

排尿時障害や排尿後障害がメインになります。前立腺癌ではないことの確認が重要です。前立腺が過剰に大きくなりすぎる(30cc以上)と過活動性膀胱の症状を発現します。

標準的な薬剤はハルナールです。過活動性膀胱が存在する場合はフリバスを用います。尿閉や残尿がある場合はユリーフを使用します。ただし、これらの薬剤は性機能障害を引き起こします。

障害の程度は、ユリーフが最も強く、順にフリバス、ハルナールとなります。E D治療薬服用者に前立腺肥大の症状が緩和したことから、同系統の薬が治療に用いられ始めています。年齢の若い、性交渉を行う世代の前立腺肥大症の治療に使用しますが、心臓への副作用を注意しなければいけません。

頻尿が症状として残る場合はβ3作動薬を追加投与します。

薬剤での治療が限界を超えれば、手術的治療を考慮します。

 

  • 夜間頻尿

この症状で困っている方が大変多いように感じています。

  • 作りすぎ イ)貯めれない ウ)眠れない

の三つに分けられます。

  • の作りすぎは、尿の作りすぎで、すなわち水分の過剰摂取が大半です。高齢の方は循環器の病気も抱えれおられる方が多いので水分の制限を提案するのは慎重になりますが、菜食主義の方など思いの外、野菜から水分を摂取しており、さらに水を飲むことで過剰に水分摂取をしていることも多く、水分の適切な調整で治ることもしばしば拝見します。
  • の貯められないは、膀胱の貯留能力を改善するため、過活動性膀胱や前立腺肥大の薬剤を使用しますが、なかなかコントロールは困難です。

 

男性の場合は、症状がひどい場合は尿量自体を少なくする薬剤も使用可能です。使用には色々と制限がかかりますので医師とよく相談してください。

  • の眠れない場合は、睡眠時無呼吸症候群の関与が多いです。そちらの治療を優先します。

 

以上、大まかに、かかりつけ医がみるおしっこの悩みの原因と解決法を述べて来ました。

かかりつけ医である私のような医師が、手持ちの機材で対応できる内容を記しました。難しい場合は、設備の整った病院の泌尿器科の応援を仰ぐ必要があると思います。

外来診察の場では、身近で多くの方が経験するおしっこの悩みに気軽に対応できるよう、患者さんの何気ない話にいつも耳を傾けるようにしています。

 

 


開院1周年のご挨拶

ふるやまクリニックは2021年3月6日で無事1周年を迎えることができました。

これもひとえに、地域の皆様ならびに関係者の皆様お一人お一人のおかげと心より感謝申し上げます。

この1年、当初は不慣れなためにスムーズな運営ができず、待ち時間が長くなってしまったり、不快な思いをさせてしまうこともあったかと思います。さらにコロナ禍でのスタートとなり、次々に起こる問題の中、本当に大変でした。

しかし、皆様が温かく見守ってくださったおかげでなんとか形にすることができました。

まだまだ発展途上ではありますが、皆様の健康をお守りするために、職員一同一丸となって日々精進してまいる所存です。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 


歩きましょう!

みなさん、歩いていますか。


いきなりですみません。うちのクリニックのモットーでも歩くことがテーマになっていますが、私がこの2年ほど持続的に取り組んでいるのがウォーキングなんです。

早朝の運動はよくない(睡眠時の脱水が改善するまで1時間以上かかります。その期間に汗をかくと、より脱水が進むので、脳梗塞や心筋梗塞の呼び水にもなりかねませんが)とは言いますが、時間の関係上早朝にウォーキングをしています。

 
きっかけは太りすぎたこと。昨年は診療所の所長をしていたのですが、93㎏まで体重が増えてしまい、メタボリックシンドロームの指導を患者さんにするときの説得力がゼロになってしまっていました。これではいかん、と一念発起し歩き始めました。水泳は金づちでむり、ランニングは膝を痛める、テニスやゴルフはそもそも時間がない、ライザップはリバウンドするしということで、消去法で決めたようなものでした。

最初は10分歩いたら顎が上がってしまい、心臓バクバクでダメでしたが、徐々に時間が歩けるようになり、またスピードも上がり、1km9分前後で歩けるようになりました。
調子乗りすぎて2時間くらいあるいたり、歩きすぎてシンスプリント(下腿のいたみ、つかいすぎです)になったりいろいろしましたが、
途中でアシックスのスポーツ工学研究所の書籍に出会い、徐々にスタイルを修正していきました。


最もインパクトのあった出来事はスピードウォーキングの考え方です。1Km7分で歩くこと(競歩は5分くらいだそうです)が走ることよりもカロリー消化が大きくてしかも、ウォーキングなのでランニングより運動器に負担をかけない優れた運動法であるということを知り愕然としました。

持続的に7分で歩くのはまだ、私も体ができていないので無理ですが、インターバルトレーニングといって通常のウォークの中で何分か7分歩行を取り入れるやり方を実行しています。


そもそも、間違っていただきたくないのですが、運動で痩せようなどと思わないでください。例えば、減量のために運動だけで対応する場合は、週3回2時間以上クロールでの水泳を行わないと体重は落ちません。こんなんできますか?私には絶対無理です。もう部活ですよ、これでは。
運動の意味はやせやすい体を作ることです。筋肉を増やして、静止時のエネルギー消費を上げ(基礎代謝を上げることです)、脂肪の燃えやすい体にすることが大事なんです。あとは食事に気を付けること。

クリニックにも掲示していますが簡易カロリーコントロールである手ばかり法を用いて、概算の1日のカロリーをイメージします。無理のない食事量の制限は最後の一口を食べないです。これでおおよそ1日200カロリー少なくでき、ひと月6000カロリー減らすことになります。これで体重1kg分です。

こうして増えたり減ったり、停滞したりして1年間で14kgやせました。
ただし、ご多分に漏れずコロナ太りしてしまい4kg戻ってます。今月に入ってまたウォークも再開できているので、また次は70kg目指して励もうかと思っています。

私のウォーキングのお供は、アップルウォッチとスマホアプリのあるくとです。

ともに、調子に乗せてくれるのでついつい歩きすぎてしまいますが、一日の歩行時間の目安はできれば40分までが良いと思います。また歩数も7000程度が良いのではないでしょうか。

20万歩を1カ月に超えて歩行継続すると運動器に障害が出やすいという報告があります。

 

ウォーキングはランより、ダサい感じがしますが私は大好きです。
あるいているとどこまでも歩いて行けそうな気がしてワクワクします。かきすぎない汗もちょうどいい感じですし、爽快感はすばらしものですよ。それに何といっても、時間や季節によって変わっていく空の色や、周りの風景、歩くスピードで初めて見える町の景色など、家いろんな素晴らしい体験を身近でさせてもらえます。

 

あるくのって、いいですよ。どうですか?
靴をそろえて、ウエアを選んで、ドリンクをもって、飛び出してみませんか?


免疫を上げるには 第二回 漢方薬の利用

こんにちは。第一回目の免疫力増強のお話は、善玉菌の活用による腸活のお話でした。今回は、私の得意とする漢方治療のお話をさせていただこうと思います。


漢方薬が活躍していた古代中国の世界では、人はいとも簡単に感染症で命を落としていました。洋の東西を問わず、人類は長い間感染症に翻弄され続けてきました。ペニシリンなどの抗生物質の登場や、種痘などの予防接種の登場は人間の生存率を飛躍的に向上させたことは歴史が示しています。

私たちが今直面している新型コロナウイルスは、これまで人類が出会ったことのない未知のウイルスとの遭遇であったため、まさに昔の人間が直面した感染症の恐怖を味わっていることになりますね。

微生物を殺す有効な薬剤がない場合は、昔も今も症状を軽くする治療(対症療法)が中心となりますので、治るかどうかはどうしても本人の免疫の力や体力に頼らざるを得ません。
古代中国の医療はまさに感染症との戦いでした。

感染症という概念もわからず外から入ってきた邪悪なものをいかに追い払うことに血道をあげてきたのです。これを現代風に解釈すると、体内に入ってきた感染源に免疫力を高めて対抗するということにほかならず、そういう効能の薬剤がたくさん準備されています。

実際に現代の診療でもインフルエンザの治療の何番目かには麻黄湯という、解表(入ってきた外敵を打ち払う)薬が選択されますし、皆さんの良く知っている葛根湯も適切な使用を行えば素晴らしい効果を発揮する解表薬です。このような薬剤は、日本のそのままではないですが、今回のコロナウイルスの蔓延の際にも中国で実際に使用されています(現代の薬と併用しています)。実際の使用方法などは【COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方】として 金沢大学附属病院漢方医学科 小川 恵子先生が日本感染症学会のホームページにいち早く寄稿なさっています。
現行の西洋薬にはこのような効能を持つものはなく、私自身がこれまでインフルエンザなどの治療に使用してきた実感からすると、うまく西洋薬と組み合わせることで対応できる幅も増えるのではと感じています。
また、急な外敵との遭遇戦の免疫力強化ではなく、日ごろの免疫力強化としては補中益気湯などに効果があるかもしれません。こちらの薬剤も、インフルエンザの発症率低下や症状軽減などの効果が報告されているものです。

漢方薬には私たちが忘れ去った知恵や工夫がたくさん詰まっています。そのおかげで、今の西洋医療では手のとどかない症状や体調不良を治すことができることもしばしば経験します。
いまはどんな方法でもいいのでコロナウイルスと無関係でありたいと皆が願っているわけですので、あらゆる方法を講じて、未曽有のコロナ禍を乗り切っていきたいものです。


血管エコーと心エコーができるようになりました。毎月第2土曜日と第3火曜日の午前中です。

みなさま。ご無沙汰しております。院長の古山裕章です。
ちまたはコロナ一色で本当に息が詰まる毎日ですね。当院でも狭いスペースながら三密を避けるべく、いろいろと取り組んでいますので安心して受診なさってください。
さて、今回は当院の特色であります超音波診断装置(エコー)をつかった検査のお話です。
開院当初は前医と同じく、月一回不定期の超音波検査の日程でしか、検査予定をご提案できず何かとご不自由をおかけしたことと思います。開業以来、これまでの知己を通じて様々な方面へ打診しておりましたがようやくお二人の協力を得て日にち固定での検査の提供が可能になりましたことをお伝えします。どちらも私が以前勤務しておりました天理よろづ相談所病院超音波検査部門の関係者の方です。お一人は病院の検査部門から医療技術学校に移られ長年、技術者の指導に当たられていました。もうお一方は、病院付設の天理医療技術学校卒業の方で奈良県下の公立病院で長年検査部門の責任者をなさっていた方です。どちらも非常に高い技術力をお持ちでご協力いただけるのは大変な幸せと存じております。また、高度な技術力に基づいた医療を地域の皆様のお届けできる機会に恵まれましたことも大変喜ばしく思います。

心臓弁の機能や動き、心臓の壁の運動能力、心臓周囲の状況を見て簡便に心臓機能を把握するための心臓エコー、大動脈や頸動脈、足の動脈を観察して動脈硬化による危険予測を行う動脈エコー(血管エコー)、足のむくみの原因になる足の静脈のつまり(下肢静脈血栓)の診断や、静脈瘤の診断を行うための静脈エコー(血管エコー)をはじめとして、腹部の消化器、泌尿器に対するエコー、甲状腺エコーなどが可能になります。
患者さんのそばにいるプライマリケアの医療機関としては大変恵まれた検査状況になると思います。皆様の健康管理のためぜひご利用ください。
今後は、多彩なエコー検査を利用した、人間ドックもご提案申し上げようと考えております。
院長自身は外来診察で聴診器のようにエコーを使用しています。いつも診察室のベッドの横にHS-2を置いて、腹痛の方の腹部消化器や泌尿器のチェックをエコーで、また肩関節、膝関節の関節内注射はもとよりその機能の観察や疼痛部位への確実な薬液の到達をきたすためそれこそ一日中エコーを使っています。
被爆のない取り扱いの良い超音波診断装置(エコー)はふるやまクリニックのもう一人の重要なパートナーです。エコーを用いた診断から治療までのクイックな流れを感じていただければ幸いです。


はじめまして。のブログです。

皆様、はじめまして。このたび、藤野整形外科を引き継ぐ形で、この高鷲駅前に開業させていただきますふるやまクリニック院長古山裕章(ふるやまひろあき)です。どうぞよろしくお願いいたします。
この高鷲の地で100年をこえて、診療にあたっておられた藤野先生ご一族のご貢献とご信頼にたがわぬよう、日々精進するとともに、地域の皆様の健康維持に少しでもお役に立つことができればと考えております。開院予定日の3月6日が近づくにつれ大変身の引き締まる思いがつのるばかりです。
長きにわたる癌治療医としての経験だけでなく、救急診療で出会った外傷や心疾患などの幅広いジャンルの経験、リハビリテーション医として整形外科疾患、脳外科疾患、内科疾患による廃用症候群(病気のために運動機能などに霜害が生じた状態)などの治療に携わってきた経験、診療所の総合診療医としてありとあらゆる患者さんをお断りせず診療してきた経験などを今後の診療に生かしていきたいとおもいます。
クリニックで診断治療できる内容は、今の医療の進歩からすると本当に微々たるものです。最新医療をしっかり適切に受けていただけるよう、病院との連携も構築してまいる所存です。
ふるやまクリニックの診療上のモットーは『いつまでもじぶんのあしで歩くために』できることは何かを追求することです。人の体を大まかに運動器(筋肉や骨格)と内臓器(心臓や腎臓など)に分けた場合に、内臓器は丁寧に使うと100年も使えるといわれています。しかし運動器のほうは50年くらいで調子が悪くなりはじめ
内と外のバランスが悪くなり、生活の質に影響が出始めます。メタボリック症候群が気になる年齢になり始めたら、ちょっとした運動機能の変調(肩が痛い、腰が痛い、膝が痛いなど)をこまめにケアしていくことで、人生の最後の最後まで、自分の足で歩く生活に近づけると考えています。皆様の快適な暮らしに寄り添うためにぜひ、ふるやまクリニックの扉をたたいてください。なにがしかの形で、私たち職員一同がお手伝いできるかと存じます。
クリニックのあり方の目標としてふるやまクリニックは『すべてのひとに居心地のいい場所に』なることを掲げています。受診という形でかかわって下さる患者様だけでなく、私とともに目的を一にしてともに働いてくれる職員の方々(私はパートナーと呼びます)も、それから私自身もこころから安心して過ごせる場所とすることで、本当の意味での地域貢献ができると信じております。
長々とご挨拶をいたしましたが、何分にも若輩者でございます。
皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

ふるやまクリニック 院長 古山 裕章