復職支援(リワーク)(その20)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の20回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】●要治療期(治療専念期)に必要な職場との連携
(要治療期(治療専念期)に職場に確認すべきこと)
うつ病などメンタルヘルス疾患で休業しているときに職場との連絡を避け、仕事のことを思い出さないような配慮が必要であると記載されている本もありますが、私はこれに対しては少し疑問を感じます。というのも、うつ病などメンタルヘルス疾患により長期休暇を取ることによって生じる不安は、金銭的な不安と会社をクビになるのではないかという身分上の不安が多いからです。これらの不安を拭い去るためには、職場との連絡を避けて通ることができません。
つまり、要治療期(治療専念期)に安心して治療に専念できる環境を確保するために、取り除くことのできる不安は、極力取り除いてから治療を行うことが望ましいとされているのです。
そのため、各職場によって大きく制度の異なる3点(①職場の療養制度・療養中の給与の確認、②自宅療養中の会社の窓口、③職場復帰時リワーク時)の手順)は要治療期(治療専念期)のできるだけ早いうちに職場に確認する方が良いでしょう。それでは次回から、その制度について説明をすることにしましょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。






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