「見えない違い」

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今日は患者さんに教えてもらった本をご紹介したいと思います。

「見えない違い」 (花伝社)

発達障がいを抱えるフランス人女性の日常生活を描いた本(マンガ)です。マンガなので読みやすく、発達障がいの女性特有の困り感がわかりやすく描かれていると思います。発達障がいを抱えた方が自ら書かれた本なので、当事者の思いを知ることができます。もちろん、障がい特性は男女共通なので、男性にも当てはまることが描かれています。

女性の場合、男性に比べると発達特性が目立たず、障がいを理解されにくいことがあります。その理由としては、一般的に女性の方がコミュニケーション力があることや共感的であることが挙げられます。診察の場面でもそういったことを時々経験し、女性の発達障がい(自閉症スペクトラム)の診断の難しさを感じることがあります。このような本によって障がい特性への理解が広がればと思います。待合室の専門書コーナーに置いていますのでよければご覧ください。

 






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