少し前になりますが、奈良県の法隆寺に行ってきました。法隆寺は聖徳太子が建立したと、子どもの頃に学校で習ったのを思い出しながら参拝しました。世界最古の木造建築として、1993年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
法隆寺は、さすが聖徳太子が建立しただけのことはあり、建物だけでなく多くの国宝が収蔵されています。見学していると、教科書で見たような気がするものが沢山あるのです。そんな気がするのは僕だけではないようで、周りで「これ教科書に載ってたやつや」と話しているのを、何度か耳にしました。みんな思うことは同じだ思うと嬉しくなります。初めて目にする仏像なのに、なぜか懐かしい気持ちになる。例えるなら、遠い記憶の中の人に久しぶりに会ったような感じでしょうか(ただし教科書の中の人だけど)。
今回は「夢殿」の救世観音菩薩像(国宝)が特別に開扉されていると知り、参拝に行きました。春と秋に1か月ずつ特別に開扉される秘仏で、聖徳太子の等身像と伝えられているそうです。この救世観音像のお顔は凛としていますが、とても穏やかで、見ていると気持ちが和んでくるようでした。
当日は天気に恵まれ、柿の葉寿司を食べて、奈良漬けをお土産に買い、のんびりと参拝できました。せっかくなので御朱印帳を買い、御朱印をいただきました。御朱印は初めてですが、お寺とご縁が持てたように感じていいものですね。これからもお寺や神社に参拝に行ったときは、御朱印をいただこうと思います。