千里中央(大阪府豊中市・北摂千里ニュータウン)、心療内科(メンタルヘルス科)・復職支援(リワークおよびリワークプログラム)協力医療機関「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(勤労者の心療内科的健康)」の9回目です。引き続き、心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(心療内科的健康)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖職場のメンタルヘルス概観(職場の心療内科的健康概観)〗(Ⅷ)
~職場のメンタルヘルスの概観と法令(職場の心療内科的健康の概観と法令)/メンタルヘルス指針(心療内科的健康指針)⑧~
◎国によるメンタルヘルスマネジメント(心療内科的健康マネジメント)ⓖ
■メンタルヘルス科面接指導(心療内科的健康科面接指導)以外の事後メンタルヘルス措置(心療内科的健康措置)と産業医
ⅰ.ストレスチェック結果のメンタルヘルス教育への活用(心療内科的健康教育への活用)
⇒ストレスチェック制度は、ストレスチェックの結果から「勤労者が自分のストレスがとのようなストレス状態にあるのかを知り、ストレスをためすぎないようにストレス対処する(自分でストレスコントロールする)こと」を狙いとしています。勤労者へのストレスチェック結果通知は、メンタルヘルスの保持増進(心療内科的健康の保持増進)を図る「セルフメンタルヘルスケア(セルフ心療内科的健康ケア)」に役立つわかりやすいメンタルヘルス情報に加工(心療内科的健康情報に加工)します。また、ストレスチェックに関するメンタルヘルス情報(心療内科的健康情報)を「セルフメンタルヘルスケア研修(セルフ心療内科的健康ケア研修)」に盛り込むことも適切です。セルフメンタルヘルスケア教育(セルフ心療内科的健康ケア教育)では、勤労者自らがストレスに気づき、このストレスに対処するためのメンタルヘルス知識(心療内科的健康知識)やストレス対処方法を学ぶことだけで終わらせるのではなく、そのストレス対処方法やメンタルヘルス知識を必要時に実行(心療内科的健康知識を必要時に実行)できるようにすることを目指します。いずれにしても「気づき」や「実感」を伴う「参加・体験型」のメンタルヘルス教育を提供(心療内科的健康教育を提供)することが望まれます。ときには自分でメンタルヘルス対応(心療内科的健康対応)しきれない大きなメンタルヘルス問題(心療内科的健康問題)を抱えることがあるが、周囲からのメンタルヘルス支援(心療内科的健康支援)を受けることも重要です。メンタルヘルス支援を受ける(心療内科的健康支援を受ける)には、信頼できる人やメンタルヘルス専門家(心療内科的健康専門家)(精神科医・心療内科医)にメンタルヘルス相談(心療内科的健康相談)する必要があります。メンタルヘルス相談することの大切さ(心療内科的健康相談することの大切さ)を伝えます。
また、欠かせないのは、管理監督者のストレスチェック制度への理解です。ラインによるメンタルヘルスケア(ラインによる心療内科的健康ケア)研修でも心の健康づくり(メンタルヘルスづくり(心療内科的健康づくり))の長期目標に沿ってステップアップしていく計画を立てます。部下からの話しの聴き方やメンタルヘルス情報提供(心療内科的健康情報提供)およびストレス対処への助言の方法について、職場のメンタルヘルス(職場の心療内科的健康)体制整備を構築することも重要です。管理監督者のメンタルヘルス支援(管理監督者の心療内科的健康支援)は部下のストレス反応に良好に作用します。しかし、管理監督者自身のストレスも高まるため、メンタルヘルス支援の方法(心療内科的健康支援の方法)について「これならできる」と実感できる「参加・体験型」メンタルヘルス教育(心療内科的健康教育)を行います。
このようなメンタルヘルス知識(このような心療内科的健康知識)は、中央労働災害防止協会や都道府県産業保健推進センター(都道府県メンタルヘルス推進センター(都道府県心療内科的健康推進センター))および外部メンタルヘルス機関(外部心療内科的健康機関)(メンタルヘルス科専門病院(心療内科専門病院)・メンタルクリニック(心療内科クリニック))等で実施するメンタルヘルス研修(心療内科的健康研修)で取得することができます。
ⅱ.集団分析と職場環境改善
⇒安衛則第52条の14に、事業者はストレスチェック実施者に一定規模の集団ごとにストレスチェック結果を集計、メンタルヘルス分析(心療内科的健康分析)させるよう努めること、メンタルヘルス分析の結果(心療内科的健康分析の結果)を勘案し、その必要があると認めるときは、当該集団の勤労者のメンタルヘルス事情(勤労者の心療内科的健康事情)を考慮して、当該集団の勤労者の心理的なストレスを軽減するための適切なメンタルヘルス措置(適切な心療内科的健康措置)を講ずるよう努めることが規定されています。この集団分析と職場環境改善を行うことで、職場全体のストレスレベルをメンタルヘルス評価(心療内科的健康評価)したうえで、必要な職場のメンタルヘルス改善措置(職場の心療内科的健康改善措置)を実施して職場全体のストレスレベルを低減させることが期待され、職場におけるメンタルヘルス対策の一次予防(心療内科的健康対策の一次予防)の手段として有用なものと考えられ得ます。
まずは、職場改善に向けてのメンタルヘルス対策(心療内科的健康対策)への合意形成を行い、職場のメンタルヘルス分析結果(職場の心療内科的健康分析結果)と職場環境等の改善を共有し、組織メンタルヘルス対応(組織心療内科的健康対応)としての「職場環境改善チーム」を設置し、職場のメンタルヘルス対策(職場の心療内科的健康対策)への参加と周知を促します。次に「職場環境等の改善に向けてのメンタルヘルス活動(職場環境等の改善に向けての心療内科的健康活動)」を進めるうえでの留意点を確認します。職場環境等の改善に用いる「職場のメンタルヘルス対策ヒント集(職場の心療内科的健康対策ヒント集)」を作成し、「職場のメンタルヘルス対策ヒント集」を使った勤労者参加型の職場環境等の改善(職場の心療内科的健康対策ヒント集」を使った勤労者参加型の職場環境等の改善)を行います。効果ある職場環境改善に向けてのメンタルヘルス活動(心療内科的健康活動)は組織で計画的に行うとよいです。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)・職場復帰支援(リワーク支援およびリワーク支援プログラム)協力医療機関「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
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