のどの詰まり、では何が考えられるのか?

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のブログのテーマは「のど、胸のつかえ感」

 

「喉に常に違和感、つまっている感じがある…」
「食事をしていないのに、常にのどになにかある」
「食事をしたら胸がつかえる…」
「のどや口の中が酸っぱい…」
「急に胸がギュっとつかまれる…」

このような症状を訴えこらえる患者さんは、多いです。
耳鼻科でまず診察を受けて異常がなかったため、「逆流性食道炎からもしれないから、消化器内科を受診するように」と言われて受診される方も沢山います。

【原因】

のど(咽頭、喉頭)や食道に病気があり、症状を認めることがあります。一方、器質的な疾患(目視で分かる病気)がなくても、不安やストレス、知覚異常が原因となり、つかえ感などの症状を認めることがあります。

咽頭や食道の病気以外にも甲状腺の病気で喉が圧迫されたり、心臓の病気で前胸部が締め付けられることがあります。

 

【考えれる病気】
消化器内科で診断されるもの
✓逆流性食道炎
✓食道がん
✓咽喉頭異常感症
✓好酸球性食道炎

消化器内科以外で診断されるもの
✓咽頭や喉頭のポリープやがん
✓咽頭炎、上気道炎
✓甲状腺腫瘍
✓狭心症など

 

【検査】

問診では、症状がどのようなものか(食事との関係、症状が出やすい時間帯やきっかけなど)、既往歴(消化器以外に持病がないかなど)を確認します。

咽頭や食道の病気が疑われる場合には、胃内視鏡検査(胃カメラ)を行います。(バリウムは喉、食道はすぐに流れてしまうため、お勧めしていません)

消化器疾患を認めない場合は、甲状腺エコーや、心電図、心エコーなどを行うことがあります。

のどの詰まりの原因は様々です。症状が続く場合は、まずは消化器内科を受診し、胃カメラで咽頭や食道をみておきましょう。それでも問題がない場合は内服治療を行ったり、耳鼻科や循環器内科などで症状の原因を追究していくことになります。

 

【大阪本町胃腸内視鏡クリニック】 

2022年開業 大阪 堺筋本町⑨出口すぐの内視鏡専門クリニック森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニックの分院になります。鎮静剤麻酔を使った苦しくない胃カメラ、痛くない大腸カメラを行っています。胃がんの撲滅のためにピロリ菌治療、大腸がんの撲滅のために大腸ポリープ手術(日帰り)を積極的に行っています。

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【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】

鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分の好立地、大阪市内で京橋、玉造、東大阪からもアクセス良好です。

初めての検査で不安なかたや、他の病院でしんどかったかたは、ご気軽に相談下さい。

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潰瘍性大腸炎の全て

今回のブログのテーマは「潰瘍性大腸炎」です。

潰瘍性大腸炎は現代病ともいわれ、原因不明の腸炎でありながら、今なおどんどん罹患数が増えている病気です。

 

【潰瘍性大腸炎とは】

潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に慢性の炎症または潰瘍を起こす原因不明の疾患です。病変は直腸から連続的に、口側(S状結腸や下行結腸、上行結腸など)に広がる性質があります。

潰瘍性大腸炎の患者さんは年々増加しており、2022年時点で20万人を超えています。若い人(ピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳)で発症しやすい病気ですが、50代でも認めることがあります。男女比は1:1で罹患率に男女差はありません。

 【原因】

原因は今なお不明です。
自己免疫異常、腸内細菌、食生活習慣が関与していると考えられています。
また家族性に発症することもあり、何らかの遺伝子因子が関与していると考えられています。いくつかの遺伝子異常が指摘されているものの、遺伝子異常があっても必ずしも発症するわけではありません。遺伝子因子と食生活などの環境因子が複合的に関与していると考えられています。

 

【症状】

持続する血便(粘血便と言われ、レンガ色のねっとりとした出血)、下痢、腹痛があり、重症になると、発熱、体重減少、貧血、穿孔(腸に穴があく)を起こすこともあります。

また長期間(10年以上)の罹患で大腸がんのリスクが出てきます。

軽症の場合は症状がないこともあります。大腸がん検診である便潜血で陽性となり大腸内視鏡検査をして偶然、潰瘍性大腸炎と診断されることもあります。

症状は再燃と寛解を繰り返すのも特徴の一つです。

(潰瘍性大腸炎には活動期と寛解期があります。活動期は血便などの症状があり、内視鏡でも腸に炎症がある状態です。寛解期は炎症が治まり、症状もなく大腸内視鏡検査でも炎症が消失している状態です)

また潰瘍性大腸炎は腸以外にも症状が出ることがあります。関節炎、壊疽性膿皮症、口内炎などの間接、皮膚、粘膜に炎症を起こすことがあります。

【診断、検査】

問診(症状やその経過)、大腸内視鏡(生検組織検査)、便培養が行われます。

問診では、細菌性腸炎や薬剤腸炎と鑑別するために、食べ物の摂取状況や、内服歴を確認します。

潰瘍性大腸炎の最終的な大腸内視鏡検査で行われます。内視鏡の典型像では診断がつきやすいのですが、細菌性腸炎や薬剤性腸炎とも内視鏡所見が似ているため診断は困難なこともあります。便培養を行い、腸炎を起こす細菌がいないかチェックします。大腸粘膜の一部を採取する「生検」組織検査で病理診断を行います。

そこまで調べても最終的な診断がつかないことがあります。その場合、臨床の経過を見ていくことも大切です。(例えば、細菌性腸炎は一過性であるため、時間経過で消失します)

 【分類】

分類には①部位別 ②症状別 ③病期と分かれています。

①    部位(病変の広がり)による分類

潰瘍性大腸炎は直腸から大腸の口側に連続的に病気が進行すると考えられています。

●直腸だけに炎症のある「直腸炎型」
●直腸やS状結腸などに炎症のある「左側結腸炎型」
●全大腸に炎症のある「全大腸炎型」

②    症状など臨床的な重症度分類 

症状(排便回数、血便の有無、発熱の有無)や検査結果(貧血の有無、頻脈の有無、炎症反応の有無)によって、軽症、中等症、重症と分かれています。

③    病期

●活動期 ●寛解期

【治療】

炎症の部位や 重症度、症状によって変わります。また潰瘍性大腸炎は原因不明の難病であり、「完治」することがないと考えられており、治療で炎症を抑え続けることが重要です。

軽症の場合は、5ASA製剤と言われる炎症を抑える薬が使われます。基本的には内服薬(リアルダ、アサコール、ペンタサ、サラゾピリン)が用いられます。直腸に炎症が残る場合や座薬を併用したり、左側結腸に炎症が残る場合は注腸剤を併用することがあります。

5ASA製剤で大事なことは「いかに成分を腸の粘膜にたどり着かせたか」によって効果に差が出ます。薬の投与量が多いほど効果が高くなり、少ないと効果が落ちます。治療をキチンと続ける(コンプライアンスを守る)ことがとても大切です。

中等症以上の場合は、ステロイドが使われることがあります。ステロイドには内服薬と注射があります。ステロイドには炎症を強力に抑える作用がありますが、一方で副作用も認められます。易感染性、糖尿病、消化性潰瘍、満月様顔貌、中心性肥満、高血圧、高脂血症、白内障、骨粗しょう症など、様々な副作用があります。

ステロイドは炎症を速やかに抑える寛解導入作用はありますが、寛解維持といって炎症を抑え続ける効果はありません。むしろ副作用がでるため、短期的に用いられます。2023年には、副作用を抑えたステロイド内服薬も発売されました。(薬品名:コレチメント)

そのほかにも血球成分除去療法(透析のような機械で、血液中から異常に活性化した白血球を除去して血液を戻す治療)や、免疫抑制剤や生物学的製剤など様々な治療が開発されてきています。

重症の場合は、入院治療となり、絶食点滴治療が行われます。ステロイドの点滴を含め集学的治療が行われます。

●外科的治療
多くの場合は、内科的治療で改善しますが、以下のような場合は手術(大腸全摘手術)が必要となる事があります。
✓内科的治療が無効な場合
✓大量の出血
✓穿孔
✓癌または癌を疑う所見がある

 【潰瘍性大腸炎と大腸がん】 

潰瘍性大腸炎の罹患期間が長い、炎症の持続時間が長いと大腸がんになるリスクが増えます。診断がついてから10年以上たつと大腸がんの罹患率が高くなります。

潰瘍性大腸炎からの大腸がんは、通常の大腸がんと異なり、大腸の炎症のあるところのどこから癌細胞がでてもおかしくありません。また癌細胞が粘膜の下で広がることもある事より、潰瘍性大腸炎から発症した大腸がんでは大腸全摘手術が行われます。(通常の大腸がんの場合は、がんの部位から上下20㎝程度の大腸を切除します)

以上、潰瘍性大腸炎について解説しました。
潰瘍性大腸炎が原因不明の病気ですが、様々な研究がおこなわれており、治療法も日進月歩しています。引き続きブログにて出来るだけ最新の情報をアップしていきます。

 

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胃がん検診の課題

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 院長の藤田です。

今回は「胃がん検診の課題」について解説します。

現在でも胃がん検診は「40歳を超えたら年に1回はバリウム検査を受けておきましょう」と指導されます。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

胃がんにならないようにするには、胃がんを早期発見するには、これでいいでしょうか?

【胃バリウム検査】

バリウム検査は、口からバリウムを飲んで食道から胃に流れ、胃にたまったバリウムが十二指腸まで流れるのをレントゲンで確認する検査です。レントゲンが出る台の上に乗り、部屋の外から担当の技師さんがあれこれ態勢や台の傾きを変えながら、胃にたまったバリウムを移動させるようにして、レントゲン写真を撮ります。

あとで出来上がった写真(白黒のレントゲン画像)を医師が確認して、食道や胃、十二指腸に病気がないか確認しる検査です。

●胃バリウム検査の弱点 

①早期発見には向いていない。

バリウム検査の目的は「胃がんの死亡率を下げる」ことであって、「胃がんの早期発見」ではありません。胃がんの人を見つけて治療に回すことによって、全体として死亡率を下げることを目的としています。
胃がんは早期の段階では、凹凸は目立たず、粘膜のわずかな色調の変化(赤くなったり、白くなったり)で表れます。レントゲン画像は白黒画像なので、その評価が出来ず、あくまで凸凹の形の変化をとらえるだけです。そして胃粘膜が凸凹した段階ですでに胃がんが進行していることがほとんどです。

②レントゲン被ばくの問題 

胃バリウム検査では、検査中の長い間レントゲンが出続けています。これは、例えば胸のレントゲンのように1枚だけパシャッと撮影するのとは大きく異なります。被ばくの量でいえば、胃バリウム検査は胸のレントゲン写真の120枚分のレントゲンを浴びている計算になります。

③検査による副作用

実は、胃バリウム検査が嫌で診察に来られる方は結構おられます。
その理由は、バリウムが腸にたまって便秘になってしまう(バリウム後は下剤を処方されます)、検査台の傾きが強くて怖い、しんどい、などの理由です。

【胃バリウム検査のメリット】

では、逆に胃バリウム検査のメリットは何でしょうか。

一番は、バリウムを「飲むだけでいい」ということです。胃カメラのようにオエオエとすることがない、というのが一番のメリットになります。

次に「たくさんの患者さんを見ることができる」ことがあげられます。それはどういうことかというと、胃バリウム検査でマイクで指示を出しているのは通常、医師ではなく検査技師さんです。医師は人数が少ないですが、検査技師は人数がいており、その分検査を多くできるというわけです。(これは医療側にとってのメリットです)

【胃がん検診の課題】

これらのデメリット、メリットを見て どうお持たれたでしょうか?

結論を先に言いましょう。胃がんを早期発見するには、胃バリウム検査ではなく胃カメラです。

ただし、全員が胃バリウム検査ではなく胃カメラを行うとなると、内視鏡する医師の数が足らず検査がパンパンになってしまうのが現状です。

2010年代に入って、ようやく自治体によっては 胃がん検診として胃カメラを選択できるところも出てきました。それでも「50歳を超えて2年に1回 バリウムとの併用はダメ」という制限があります。また検診での胃カメラは、基本的には鎮静剤を使用することはできません。(覚醒した状態ですので、おえおえしやすいことがあります。実際胃がん検診で胃カメラを選択したものの、嘔吐反射が強くて、結局胃バリウム検査に戻ったという方もおられます。)

胃がんになりやすい人は、ピロリ菌に感染している人、またはかつて感染していた人(除菌後)です。そのような方は、胃がん検診ではなく、保険診療の適応となりますので、胃カメラを受けておくようにしましょう。(保険診療の胃カメラでは、鎮静剤を使用しているクリニックが多くあります)

 

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逆流性食道炎を悪くする生活習慣 

今回のテーマは

「逆流性食道炎を悪くさせる生活習慣」について解説を行います。

逆流性食道炎

逆流性食道炎

 

●逆流性食道炎とは

逆流性食道炎は、胃の中にある胃酸や食べ物、腸液(胆汁)などが食道に逆流して、食道に炎症を起こす病気です。 胸焼けや呑酸症状(酸っぱいものが上がってくる)、みぞおちの痛みなどの症状に加えて、内視鏡検査(胃カメラ)で食道粘膜を観察すると赤くただれたり、白く濁ったような色を呈していることで診断がつきます。

内視鏡的に粘膜に異常がなくても、胸やけや呑酸症状がでることはあり、非びらん性胃食道逆流症(NERD)と言われます。

 

通常、食道と胃は横隔膜という筋肉で締まっており、食べ物が食道から胃に流れるときに緩みます。食後胃のなかで胃酸で消化を行なっている間は、胃の内容物の逆流を防止する下部食道括約筋が境目を締めています。また食道に胃の内容物が逆流してきても、すぐに胃に戻すように食道は蠕動を起こします。

ただ 患者さんの中には食道と胃の境目に当たる横隔膜のスペース(食道裂孔)に胃の一部が食道側(胸部)飛びでていることがあります。この状態を食道裂孔ヘルニアと言います。そうなると食道と胃の境目が緩く締まりにくくなります。(括約筋の圧が減っている)
そのような状態で、胃に圧が加わると、胃内容物(食べ物や胃酸など)が逆流しやすくなるのです。

現、日本人の10~20%で、この胃食道逆流が認めているとされています。

 

●逆流性食道炎を悪くする生活習慣 

逆流性食道炎を悪くさせる生活習慣は、ずばり胃やおなかに”圧”を加えるようなことをすることです。圧が加わると、胃から食道に逆流が起こりやすくなります。代表的なものに以下のようなことがあります。

①食べ過ぎる 早食い

②食べてすぐに横になる(寝る)

③前かがみの姿勢

④便秘

⑤肥満

⑥タバコ

では それぞれについて解説を行います。

 ①食べすぎ、早食い

食べすぎはもちろんいけません。胃の膨らみは個人差がありますが、いずれにしても限界があります。また消化が出来るまで(通常2~3時間)は胃の中に食べ物が残りますので、食べすぎると食道に逆流します。腹8分で納めておくことが大切です。
特に脂肪分は消化に時間がかかるため、注意が必要です。(一番消化しやすいのはたんぱく質です)

また早食いは、食べ物とともに空気を飲む混んでしまうことがあり、お腹の張りや逆流につながります。また満腹中枢が働く前に(通常、食事して20分ほどで満腹中枢が働くとされています)食べ過ぎてしまいます。

②  食べてすぐ横になる

食べ物は、口で咀嚼された後、速やかに胃内に流れます。そこで胃酸と混ぜ合わさって消化を行います。通常2~3時間かけて食べたものがある程度消化されると、十二指腸(小腸)に流れます。その2~3時間の間で横になると、胃にたまった未消化の食べ物が胃酸とともに食道に戻ることがあります。食後2~3時間は横にならないように、晩御飯は早めに済ませるようにしましょう。
例えば23時に寝る場合は、20時までに食事を済ませてしまうのが理想的です。
また食材によっても消化のスピードは異なります。通常2~3時間で消化されると書きましたが、特に脂肪分は消化に時間がかかり、5~6時間かかるとされています。他にも注意することは「炭水化物は意外と消化に時間がかかる」ということです。よく胃もたれや消化不要だからと、おかゆはうどんを摂取される方がいますが、意外と消化に時間がかかります。(だからこそ「腹もちがいい」と言われるのですが)

消化しやすい順番にタンパク質>炭水化物>脂質となります。ちなみに胃酸は蛋白分解する消化酵素です。唾液には炭水化物を消化するアミラーゼを含んでおり、時間をかけて唾液を分泌させることが消化を助けることにつながります。

また夕食にビールなどの発砲する飲料を飲むと、胃が膨らむため逆流を起こしやすくなります。また飲酒後の嘔吐は、食道と胃の境目の圧を減らす要因になることも分かっています。

また寝る体勢ですが、逆流性食道炎の症状が強い時には枕を高くしたり、上半身を少し(10~15㎝程度)上げることで逆流を軽くすることができます。(ただし上げすぎると睡眠がしにくくなるので注意が必要です)

また右向きより左向きのほうがいいと言われています。左向きだと食道と胃の境目をしめて、右向きは境目を緩ませるからです。ただ、通常睡眠時は10回以上寝返りを打つため、あまり意識する必要はないと考えます。可能であれば左向きで休むようにしましょう。

 ③ 前かがみの姿勢

前かがみの姿勢は、腹部(胃や腸)を常に圧迫している状態になります。食べ物は下に流れにくくなります。長時間のデスクワークや、年を取って腰が曲がって前かがみになると逆流性食道炎をきたしやすくなります。30分ごとに休憩をして背伸びをすることや、出来るだけ背筋を伸ばし姿勢を正しくすることが重要です。

また前かがみの状態で重いものを持とうと腹圧をかけると、容易に胃酸が戻ることがありますので注意が必要です。

 ④便秘

便秘は大腸に便やガスが溜まったままの状態ですので、腹圧がかかっており食べ物は下に流れにくくなります。すると逆流性食道炎が起こりやすくなります。

便秘を避けるためには、食物繊維や発酵食品をしっかりとることが大切です。また食事をとると胃腸反射が働いて腸が動くようになるので便秘改善につながります。くれぐれも食事制限によるダイエットは避けておきましょう。

お腹のガス溜まりが目立つ人は、動物性タンパクや脂肪分を控える必要があります。また甘いもの(糖質)もガス発酵させるかもしれないという説もあり、摂りすぎには注意が必要です。(健康な人でも、1日1Lのガスが溜まるとされています。しかしお腹のガスについてはまだ不明点も多く、解明されていません)
食物繊維は、善玉菌のエサになると考えられており、また便を形作ります。便が出ると一緒にガスも出ますし、腸内の異常発酵を抑えることにつながります。

 ⑤肥満

肥満も常に腹圧をかけている状態となるので、逆流性食道炎を増悪させます。

肥満の方は食べすぎがほとんどの原因であり、全体の食事量を減らすことが重要です。 余分なカロリーは脂肪として貯蔵されるため、炭水化物を含めて全体の食事量は控えめにしましょう。 そして食物繊維を取ることが大事です。 食物繊維は便を形成し便秘の改善につながりますし、余分な糖質や脂質を出すとされています。

食事に加えて運動をすることも大事です。運動の注意点は激しいトレーニングは行わず、ジョギングなど軽めの運動から始めることです。実はランニングをすると胃酸が食道に戻ってくることが分かっています。いきなり激しい運動をするのではなく、1日15~30分程度の歩行から始めてみましょう。(ただし運動単独での減量効果はエビデンスがなく、あくまで食事療法をした上で運動することをお勧めします)

腹圧をかけるという意味では、帯やコルセットなどお腹を強く圧迫させる服装にも注意が必要です。常にお腹を押さえている状態となるため、逆流性食道炎には良くありません。

⑥ タバコ

タバコは食道と胃の境目の圧を減らすことが分かっています。

逆流性食道炎の症状があるときは控えておきましょう。タバコは逆流性食道炎だけでなく、肺がんや食道がんなど色々な病気の危険因子となります。できれば禁煙を行いましょう。

 

以上、逆流性食道炎を増悪させる因子でした。

皆さんには当てはまるものがなかったでしょうか?様々な原因で逆流性食道炎は悪くなりますので、思い当たるものがあれば1つずつ解消していきましょう。

 

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大腸がん 腫瘍マーカー

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「大腸がんマーカー」です。

がんマーカー(腫瘍マーカー)は、血液検査などで簡単に調べられるため、人間ドックのオプションで導入され、「どこかにがんの可能性がないか?」と調べる方が多くいます。

■腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーとは、がんの種類によって特徴的に作られるたんぱく質や酵素などの物質で、
がん細胞やがん細胞に反応した細胞によって作られます。
大腸がんのマーカーは血液検査で、CEA,CA19-9,p53抗体が測定します。

■CEA(がん胎児性抗原)

CEAは 基準値が5ng/ml以下であり、数値が高い場合は大腸がんをはじめとした消化器系のがんが疑われます。
CEAは大腸がん以外にも、胃がんや胆道がん、膵臓がんでも上昇することがあります。
さらに肺がん、乳がん、子宮がんでも上がりますし、肝硬変、糖尿病、ヘビースモーカー、高齢者でも上がることがあります。

つまり腫瘍マーカーの数値が高いからと言って、必ずしもがんにかかっているとは限りません。

がんがあるかどうかは腫瘍マーカーの値だけでは確定できないため、大腸カメラやCT検査を行います。(最終的な組織診断は、大腸カメラになります)

反対に、がんがあってもマーカーの数値が高くならないこともあります。

腫瘍マーカーは、がんの診断のスクリーニング目的や、手術後の再発の有無チェックや抗がん剤治療の効果判定の補助目的で用います。

 

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人間ドック胃カメラ 価格改定(安くなりました)

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック

当院では 胃カメラ、大腸カメラのドックを行っています。

2022年9月1日より 胃カメラの費用を、19,800→16,500円(税込み)に変更しました。

人間ドックは受けたいけど、なかなか胃カメラは予約が取れない…

40歳を超えて胃カメラくらいをしたいけど、どうしたらいいのか…

とお困りの方は ご気軽に相談ください。

当院の胃カメラドックは、鎮静剤を使った検査や、鼻からの細いカメラなど対応しています。

 

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大腸カメラは、何年ごとに受けたらいいですか?


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

「大腸内視鏡検査は何年おきに受けたらいいですか?」

この質問は、大腸カメラ検査が終わった後に 必ずと言っていいほど聞かれる質問です。

まず結論ですが、

「ポリープ(腺腫)があったのかどうかで、変わってきます

そもそも大腸カメラを受ける理由は「大腸がんになっていないか?」というのがあります。
大腸がんの多くは、大腸腺腫という前がん病変である良性ポリープが大きくなって、ポリープの表面から癌が発生します。

したがって、ポリープ(腺腫)が癌化するまえに、「定期的」に大腸カメラを受けることで、腺腫のうちに切除することで大腸がんを予防してしまおう、というわけです。

※アメリカ National Polyp Studyから
腺腫性ポリープを切除することで、大腸がんの罹患率が76~90%抑制可能であること、が報告されています。

 

「定期的」とはどれくらいの間隔なのか?

それは大腸カメラの結果、腺腫があったかどうかで 変わります。

①大腸カメラで「異常なし」の場合

3~5年後でよいと考えます。(ヨーロッパのガイドラインでは10年、アメリカのガイドラインでは5年)

そんなに開けて大丈夫なのか?と不安に思われるかもしれません。
間隔をあけてもいい理由は、「腺腫が出来てから大腸がんが発生するには10年程度かかる」と考えられているからです。
もちろん、大腸内視鏡でも、ひだの裏に隠れていたポリープを見逃していたり(大腸の10~20%見えていない部位がある、との報告あり)、隆起の乏しい腫瘍は見逃しやすい傾向にあります。
また大腸内視鏡検査の時に、便が残っていて腸の中が詳しく見えていない場合は、翌年に大腸内視鏡検査しておいてもよいと考えます。

また腺腫を経ずに突然正常粘膜から大腸がんがおこることもあります(デノボがん)。しかしそれでも、5年で大腸がんで亡くなる可能性はかなり低いと考えます。
血便などの症状があり心配な方は、もう少し早めに検査しておいても良いでしょう。

腺腫以外の良性ポリープであった場合、一番よくあるのが「過形成性ポリープ」といわれるものです。これは基本的にはガンにはならないと考えられており、腺腫以外のポリープがあった場合も3-5年後でよいでしょう。(大腸の右側にできる過形成性ポリープは、癌化する可能性が高めといわれますが、ここでは詳細は省かせていただきます)

大腸内視鏡検査でポリープを取られた方は、「そのポリープが腺腫だったのか、腺腫以外だったのか」きっちり覚えておくようにしましょう。
良性の大腸ポリープにはいろいろな種類があります。すべてが癌になりやすいわけではありません。

②大腸腺腫があり、切除した場合

1~3年後に大腸カメラのフォローをしておきましょう。
腺腫ができる原因はいまだにわかっておらず、したがって予防法がありません。
内視鏡で見てみないと分からないのです。

③早期大腸癌があり、内視鏡的切除した場合
早期大腸がんがあった場合には、必ず1年後にはフォローしておきましょう。
そのフォローの大腸カメラで腺腫がなかった場合は、②の時と同様で、次は1~3年後でいいでしょう。

④大腸癌があった場合 

大腸癌があった場合は、まずは大きな病院で外科手術を含めて治療することになります。
主治医の先生の意見を聞いてフォローする必要がありますが、術後5年は年に1回の大腸内視鏡検査が勧められます。

以上、大腸検査を受けた後の フォロー期間について解説を行いました。
特に重要なことは、大腸癌がなかったか、前がん病変である腺腫がなかったか、によって期間がかかります。

そして大腸腺腫はなぜ発生するか、いまだ分かっていません。それは、大腸癌がなぜ起こるのかもわかっていないことを意味します。
40代で大腸カメラを受けたことがない方は、一度は大腸カメラを受けておくようにしましょう。それ以降は、上記の結果に基づいてフォローしておくようにしてください。
そうすることでほとんどの大腸癌は防止することが出来ます。

 

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鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。

JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分 ビエラ森ノ宮3Fに立地
大阪市内で京橋、玉造、谷町4丁目、本町、東大阪からもアクセス良好です。

胃カメラや大腸カメラでお困りお悩みの方、初めての検査で不安な方や、他の病院でしんどかった方は、お気軽にご相談ください。
また専門クリニックでできるだけ早く検査ができるようにしています。症状があり、早めに検査を希望される方は気軽に相談下さい。

 

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大腸内視鏡検査は、どのような検査ですか?


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「大腸内視鏡検査」

便潜血検査で陽性となった場合は、
①大腸カメラ ②S状結腸カメラ+注腸検査 が勧められており
現在では①大腸カメラが推奨されています。

大腸内視鏡検査はは、下剤を飲んで便を全部出してから、肛門から直接ファイバー(直径1㎝程度のゴムチューブ)で大腸の中を観察します。

 

■大腸カメラの方法 

大腸カメラを行うには、腸内にたまっている便(通常1~2㎏の便がおなかにたまっています)を全部排泄する必要があります。そこで前日および当日に下剤や腸管洗浄液(1~2L)を内服する必要があります。腸管洗浄剤には数種類あり、病院によって異なります。

腸管がきれいになれば、大腸カメラを行います。(病院によっては、鎮静剤や鎮痛剤を使って検査を行うことがあります。)

肛門からファイバーを盲腸または回腸の末端まで挿入し、カメラ先端に搭載されたCCDカメラで直接大腸を観察します。

ポリープがあれば専用の機器を使い、その場で切除することがあります。また大腸がんを疑う腫瘍がある場合は、生検組織検査で診断を付けることがあります。

検査時間は15分から30分で終了します。

 

より具体的な方法は
「日本消化器内視鏡学会」ページを参照ください
https://www.jges.net/citizen/faq/large-intestine_02

 

ポリープの治療については「日本消化器内視鏡学会」ページを参照ください。https://www.jges.net/citizen/check-cure/no3-2

 

■大腸カメラのリスク
日本消化器内視鏡学会調査によると、大腸カメラの合併症(出血や穿孔、前処置薬によるアレルギーなど)の発生は0.04%、死亡率は0.0005%が報告されています。

 

■大腸カメラとAI(人工知能)
大腸カメラの画像をAIで解析し医師の診断を補助することで、大腸ポリープが腫瘍性か非腫瘍性か、大腸がんやその浸潤の程度を高精度に判別したり、炎症状態を高精度に評価することが出来るようになっています。この機能により、これまで十分に訓練を積んだ医師でないとできなかった精度の高い診断がAIによって提供されることが期待されます。

 

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大腸がん検診 便潜血検査について

 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「大腸がん検診」

 【大腸がん検診は40歳から】

男女ともに40歳以上は年に一度、大腸がん検診を受けることが推奨されています。
それは大腸がんの罹患率および死亡率が40歳代から上昇するためです。

 【大腸がん検診は、便潜血検査2日法】

大腸がん検診では、便潜血検査が行われます。便潜血検査は2日に分けて便を採取します。
便の表面を綿棒のようなものでこすって、その便に血が混じっていないかを調べます。目で見える出血はもちろん、目で見えないような微量の出血でも便潜血検査では陽性となる事があります。

「なぜ2日取るか」ですが、それは大腸がんからの出血が必ずしも出続けるわけではないためです。例えば柔らかい便が通過したときには血が出ずに、硬い便が通過した時にこすれて出血することがあります。

データでも1回だけだと感度は56% 2回だと83%まで上がります。
(感度とは、本当に大腸がんの人で検査で陽性と指摘される割合。つまり感度56%というのは、本当は大腸がんなのに検査結果が陰性になる人が44%いるということです)

3回しらべると少しだけ感度は上がるのですが、逆に「大腸がん以外の出血」の場合も多く拾ってしまうため日本では2回に分けて便潜血検査を行います。
便潜血検査は、便に血がつく病気であれば陽性となるため、癌やポリープ以外にも、痔でも陽性となります。実際、便潜血陽性のうち、大腸ポリープやがんがある人は30%程度であり、残り70%の人は、痔であったり、特に異常が認めないことがあります。

 

また「大腸がんと診断されないのだったから、便潜血検査を受ける意味があるのですか?」と聞かれることがあります。

そもそもがん検診の意義ですが、それはがんの診断ではありません。本当の意味は少しでも早期の段階で発見につなげて、「大腸がんによる死亡を減らすこと」にあるのです。
大腸癌であるかどうかは、大腸内視鏡検査の組織検査でのみ確定します。

そういう意味では、便潜血検査を受けることで大腸がんによる死亡を60%減らすことが証明されており、この数値はがん検診の中で最も高い数値です。

 

【大腸がん検診で陽性なら、大腸内視鏡検査】
便潜血検査の結果が陽性(「要精検」)となった場合は、精密検査である大腸内視鏡検査を受けましょう。よく外来で「2回のうち1回だけだったから」と放置されていたり、「もう1回検査したい」という方がおられますが、通常大腸で出血することはありませんので、一度でも陽性なら「異常」であり、精密検査が必要です。(2回検査する理由は上記の通りです)

なお検診は、血便や便秘などの症状がない健康な人を対象に行います。症状がある方は検診ではなく、初めから病院で精密検査である大腸内視鏡検査を受けておきましょう。

大腸がんになる前の状態、大腸ポリープ(腺腫)を摘除することで大腸がんの発生を90%予防できるとされています。

 

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森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

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応援の気持ちに感謝して プレゼント(リターン)も用意しています。

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●面白そうな企画だな!
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●院長の作った善玉菌サプリメントってなんだ?
と 興味の出てきたものは 是非参加、応援宜しくお願いします!(^^)!

詳しくは↓
クラウドファンディング予告編

 

 

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