授乳中は胃カメラが出来るの?鎮静剤は使えるの?

Q 授乳中に胃カメラは出来ますか?

→「起きた状態で、表面麻酔をのどにするだけの胃カメラは出来ます。

寝た状態でする鎮静剤を使った胃カメラは、授乳中は避けておいた方がいいでしょう。24~48時間は母乳をあげるのは止めておきましょう」

ほとんどのお薬は、母乳中に移行するけれど、その量は非常に少ないと考えられています。

それでも、中には母乳から赤ちゃんに入って 薬理作用が働いてしまうお薬もあります。抗がん剤や、CT検査で使う造影剤、麻薬などが挙げられます。

胃カメラ検査で使うお薬の多くは、比較的安全性が高いとされています。のどの表面麻酔でしようするスプレーやゼリーも吸収率が低いと考えられています。

ただ、点滴で行う鎮静剤(ウトウトするお薬)は、それほどしっかりしたデータがなく、基本的には24~48時間は母乳をあげるのを避けた方がよいと考えられます。

 

どのお薬が安全で、どのお薬が止めた方がいいのか、以下のサイトに一覧がまとめられていますので、詳しく知りたい方は、こちらまで。「母乳とくすりハンドブック}(PDF)

 

 


胃がんになりやすい人って、どんな人?なりにくくするにはどうしたらいいの?

外来でよく患者さんから「親族に胃がんがいてるので、私も胃がんになりやすいか心配なんです」と胃カメラの相談を受けます。

胃がんになりやすい人、ってどんな人なのでしょうか?

一番は「ピロリ菌に感染」している人です。ピロリ菌に感染すると慢性胃炎を来し、その胃粘膜が遺伝子異常を起こして胃がんになると考えられています。胃がんの人を調べると、99%でピロリ菌に感染していたというデータがあります。

ピロリ菌は、免疫力の弱い時期(5歳まで)に移ると考えられています。ピロリ菌の感染経路はまだはっきりしていませんが、これまでのところ、井戸水と、幼児期の食べ物の口移しによるものが多いと考えられています。現在は井戸水の使用は減っており、乳幼児期の口移しが主な原因と考えられています。特にお母さんからの感染は、お父さんよりも8倍高いという報告があります。

次に、タバコです。タバコは、胃がんに限らず、多くのがんのリスクになります。

他にも、食事では、塩分の摂りすぎ、野菜や果物不足は胃がんのリスクになるかもしれない、と考えられています。胃がんに限らず、がんになりにくい食べ物として、アメリカ国立がん研究所では、ニンニク、キャベツ、大豆、生姜、ニンジンなどを挙げています。ビタミンCやβカロチンが有効とされています。

 

まとめると、胃がんになりやすい人というのは

①    ピロリ菌に感染している ②タバコを吸う ③塩分の摂り過ぎと、野菜不足

が挙げられます。

胃がんは、日本ではかかる人が多く、年間13万の方が胃がんと診断されています。

40代から増加し、50~60歳で多く、男性は女性の2倍多く胃がんにあります。

上記3つのリスクがある方は、40歳を超えたら年1回の胃カメラは必要だと考えられます。

 

胃がんになりにくくするには 

①    ピロリ菌の治療をする ②    禁煙  ③    塩分を控えめに、野菜を多く摂る

事が大切です。

こちらのブログには、もう少し詳しく書かれています。胃がんになりやすい人、なりにくい人


患者さんの声「早く検査してもらって良かったです」 楽な胃カメラを、スピーディーに

12月に来られて、現在は大きな病院に入院中の患者さん。

昨日1月7日お見舞いに 病院に行ってきました。 その時に交わした会話で「早く検査してもらって、病院を紹介してもらって良かったです」と言って下さいました。

患者さんは1か月前から胃もたれを自覚され、また友人がピロリ菌に感染していたのを知って心配になり、12月初旬に当院を受診。6日後には(7年ぶりの)胃カメラをして、胃に腫瘍が…。組織検査で「リンパ腫」といった比較的珍しい病気が見つかりました。クリスマス前の時期に、患者さんも気分は落ち込まれていました。「もっと早く検査をしていれば良かった…」と。

私から患者さんに「今からできる事をしましょう」「大きな病院とかの手続きや、診察日時とかは私に任せて貰えますか?」と説明。数日後には、近くの大きな病院の診察が決まりました。そして年明けには、入院して治療が開始されました。

昨日が、治療開始した翌日でした。病院に行くと主治医の先生とも話ができて、患者さんの顔も見れました。

(嫌な年末になってしまったんじゃないか…)(まだ落ち込んでいるかも…)とそんな不安をいただきながら、患者さんと会ったのですが、笑顔で「先生に早く対応してもらって、こうやって年明けすぐには治療も始められて感謝しています」と話してもらいました。

その笑顔に、私も救われました。

病気は人を選びません。病気は時期を選びません。 今回のような「リンパ腫」は防ぎようがないのです。

でも患者さんが診察に来てくれて、検査をすぐに受けて貰い、前向きに治療に向かわれたので、こうやって笑顔で会話出来ました。

胃がんはピロリ菌治療で、大腸がんは大腸ポリープ切除で、かなり予防ができます。

予防が出来ない病気でも、やはり「早期発見、早期治療」は大切です。後悔しないためにも、気になれば早めに対応しましょう。

当院はそんな患者さんに応えるため、「出来るだけ早い対応を、楽な検査をしていきます」。

皆さんが笑顔で過ごせるように全力でサポートしていきます。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長 藤田

 


【新年の挨拶と誓い】楽な胃カメラと大腸カメラ、分かりやすい説明を。

明けましておめでとうございます。

昨年8月に多くの関係者に支えられ開業し、多くの患者さんに来ていただき、診察と内視鏡検査を行って参りました。

今年も、楽な胃カメラと大腸カメラ、専門医による分かりやすい説明を心かげます。

森ノ宮地域の内視鏡クリニック」となれるよう、患者さんや関係者の方々の信頼にこたえられるように スタッフ一同 心新たに診療を行って参ります。

今年も 皆さんにとって 健康で笑顔であふれる一年となりますように。

多くの関係者


下痢になったら、どうしたらいいの?これってノロなの?

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 楽な胃カメラ・大腸カメラ、消化器一般診療を行っています。

冬になって、下痢や嘔吐の患者さんも増え出しています。テレビでも、「集団感染」「ノロウイルス感染」という言葉が出てきます。

いよいよ年末で、本日は大晦日です。クリニックはおおむね閉まっています。そこで今回は、そんな「下痢」についての対処法を解説します。病院に行く前に、少しでもためになればと考えています。

 

下痢の原因

下痢に対処するには、その原因を知らないといけません。

急に起こった下痢の90%以上が感染症と考えられており、ウイルスが原因である事が多いと考えられている。ノロウイルスもその中の1つ。ウイルス以外にも細菌が原因であることもあり、O-157などが有名ですね。

ちなみにノロウイルスの診断には便を調べる方法があります。65歳以上か3歳以下で保険が通るのですが、それ以外の方は自費診療なので、実際にノロか調べられる事はほとんどありません。またノロであっても、主な対処法は変わりません。

それ以外にも、食べ過ぎ、飲みすぎによる消化不良。特に甘いものは腸に水がたまりやすい。

それ以外にもストレスでも下痢になります。よくコマーシャルでも「もうすぐ会議。お腹がグルグルー」なんてのがありますね。

 

下痢の治療 

感染症が原因である事が多い下痢ですが、その中でも多いウイルス性の下痢の場合は、基本的には水分摂取になります。お勧めは、OS-1やスポーツドリンク(半分くらいに薄める)です。ちなみにウイルスには抗生剤は効きません。 細菌性の下痢に対しては抗生剤を使います。細菌性とウイルス性を判断するのは難しいですが、血便や腹痛が強い場合は細菌性の可能性があります。

あと、市販の下痢止めはあまり使わないようにしましょう。下痢はもともと、ウイルスや細菌、毒素などを出す生理的は反応なので、下痢止めをするとかえって腸の中に感染が蔓延します。

暴飲暴食は避けて、アルコールや牛乳も控えて下さいね。ついでにナマモノも避けておきましょう。

感染を広げないためにも、手洗いもシッカリ行いましょう。

基本的には これで3日くらいで勝手に治っていきます。

 

病院に行った方がいいのはどんな時?

●これまでに経験したことのない激しい下痢 ●血便 ●発熱 ●同じものを食べた人が同じ症状になっている 等があります。 (詳しくは こちらのサイトも参照 下痢の正しい対処法

症状が強い場合は、入院して点滴したり、抗生剤を投与する事があります。

 

”注意しないといけない”下痢

多くは感染症による下痢で、自然に治るのですが、下痢がずっと慢性的に続く場合には 感染症以外の下痢の可能性もあります。

その中でも注意が必要なのが ①大腸癌 ②潰瘍性大腸炎やクローン病 ③過敏性腸症候群 があります。これらの診断は、消化器専門の先生にかかって、大腸検査をして診断されます。下痢が続く場合は、一度近くの専門の先生にかかる事をお勧めします。

 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 楽な胃カメラと大腸カメラ、専門医による診断と分かりやすい説明を心がけています。

 

 


検診バリウム検査で「胃ポリープ」が指摘されたら…それって、胃がん?!

12月は、秋の検診で引っかかった方が多く来られました。

その中で多いのが ①バリウムで「胃ポリープ」「慢性胃炎」と書かれた ②便潜血陽性 です。

今回は①の「胃ポリープ」について解説します。

 

胃ポリープとは、簡単に言えば「胃の中のできもの」ということです。

そしてポリープは 大きく3つに分類されます。

①胃底腺ポリープ ②過形成ポリープ ③腺腫性ポリープです。

①胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープ 学会より

一番多く見えられるパターンのポリープです。色は肌色で、周りの胃粘膜と同じ色をしています。ピロリ菌が感染していない、きれいな胃にできます。原因は諸説あるようですが詳しくは分かっていません。ただ、このポリープはがん化しないため、放置しておきます。よく「良性のポリープ」と言われます。

 

 

 

②過形成ポリープ

胃過形成ポリープ

次に多いのが、この過形成ポリープです。ピロリ菌が陽性の慢性胃炎の方に出来る、赤色のポリープです。このポリープは大きくなって、出血して貧血の原因になったり、数%でがん化します。一方で、ピロリ菌を除菌する事により7割が縮小、消失するというデータがあり、まずはピロリ菌の治療が行われます。出血やがん化の可能性がある場合は、内視鏡的に切除を行います。これは大きな病院で10日ほど入院をして行います。

 

③腺腫性ポリープ

これはそれほど多くは認めませんが、前がん病変と考えられ、がん化するリスクが極めて高いポリープです。主にピロリ菌感染して、胃炎が強い患者さんに認められます。この腺腫は、胃がんリスクが高いため、大きな病院で内視鏡的切除されます。

 

このように「胃ポリープ」と言っても、たくさんの種類があります。①のポリープが多い事より、過度に胃がんの心配をする必要はないのですが、しかし②③の可能性もあることより、一度は胃カメラを受けることをお勧めします。胃カメラでは、①②③の区別がはっきりします。①であれば、安心して放っておけばよいのです。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 楽な胃カメラ、大腸カメラ、分かりやすい解説を心がけます。胃がんや大腸がんを予防し、健康で幸せな毎日を過ごすサポートをしていくクリニックです。


大腸がん検診 便潜血検査で陽性が出たら…楽な大腸カメラを受けるには?

12月に入り寒くなってきました。いよいよ今年の終わりも近づいてきています。

さて、この時期は10月11月に行った秋の検診結果が返ってくる時期です。

そこで 大腸がん検診である便潜血検査で陽性となった時にどうすればいいのか 解説を行います。

便潜血検査で陽性なら、大腸カメラを受けましょう。

便潜血検査(2回法)で1回でも陽性が出たら、大腸カメラをすることをお勧めします。

特に40歳を超えて一度も検査したことのない人は、積極的に検査を受けましょう。

便潜血については、院長個人のブログにも載ってありますので

是非参照してください。 コチラまで(http://clinicopen.blog.fc2.com/blog-entry-38.html)

 

楽な大腸カメラを受けるには?

大腸カメラはどんなイメージをもたれるでしょうか?苦しい?痛い? 色んなイメージをもたれているかもしれません。確かに楽チンな検査ではありません(^_^;)

大腸カメラがしんどいのは大きく

①検査前の下剤がしんどい ②検査そのものがお腹が痛くてしんどい

といった理由が挙げられます。

①検査前の下剤…大腸カメラの前には1L~2Lの下剤を飲んで、大腸の中の便を全部出す必要があります。普段でも大腸には1kg程度の便がたまっていると考えています。そこで、ちゃんと大腸の中をみるには下剤処置は不可欠です。 当院では、少しでも少ない下剤で、また短時間で下剤が効くように工夫しています。

②大腸カメラ…これは検査する先生の技術と、患者さん自身の腸の状態によります。

やはり、内視鏡専門の先生で経験の豊富な先生は上手な事が多いです。当院では、内視鏡専門医資格のある経験と知識が豊富な医師が検査を担当します。

また患者さんの腸では、長い人や、癒着のある人は、検査で腸が引っ張られ痛みが出やすくなります。 そこで、当院では、積極的に、鎮静剤(ウトウトするお薬)鎮痛剤を併用して、出来るだけ楽な大腸カメラを受けられるように工夫しています。

鎮静剤を使う、使わないはクリニックによっても違いますので ホームページをチェックされたり、直接クリニックに問合せされるのがよいかと思います。

 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 

楽に、かつ正確な胃カメラと大腸カメラが出来るように努力しております。

検査を受けたいけど悩まれておられる方、以前の検査でしんどくて躊躇されている方

一歩 勇気を出して ご相談ください。

皆さんが胃がんや大腸がんの心配がなく、元気な毎日を送れるようにスタッフ一同サポートしていきます。

 

 

 


第1回目健康セミナー「大腸がんから身を守る!」 行いました。

 

 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 健康セミナー「大腸がんから身を守る!」

12月3日土曜日 クリニックでセミナーを開催しました。「大腸がんから身を守る!」というテーマで、   大腸がんと大腸ポリープの関係、大腸カメラ、便潜血について、約1時間話をさせていただきました。

会場からも色々と質問をいただき、私にとって良い勉強・経験になりました。

次回は、ピロリ菌について講演を行いたいと思っています。

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楽な胃カメラって、何が違うの? 

皆さんは 胃カメラを受けた経験があるでしょうか?

その胃カメラは楽だったでしょうか?苦しかったでしょうか?

その差は一体何なのでしょうか?それには、大きく3つ ①検査の環境 ②医師側の問題 ③患者さん側の問題があります。

①胃カメラでは、麻酔を使う/使わない、口から/鼻から挿入するカメラがあります。やはり楽なのは、麻酔を使った方法です。麻酔といっても、ドラマでみる手術シーンの麻酔ではなく、点滴で少しボーとウトウトした状態で検査を行います。正確には麻酔ではなく、鎮静剤といって気分が落ち着いた状態で検査が出来ます。

②やはり技術の差はあります。一般的には経験数が多いほど上手だと考えられます。また専門医資格を持たれているかも参考になります。

③過度に緊張、不安な状態だと全身に力が入ってしまい、余計にオエッとしてしまいます。一度オエオエするとなかなか力が抜けず余計苦しくなってしまいます。鎮静剤を使うとボーとするため、多少オエッとしても力まなくなるため楽に検査を受ける事が出来ます。

楽に胃カメラを受けるためには、●出来たら麻酔をつかっている病院で ●内視鏡経験が豊富な先生に(出来たら専門医) ●あとは先生に任せて出来るだけ力を抜いて 検査をする事が大切です。

勿論、当クリニックでは鎮静剤を使った胃カメラもしています。私は専門医資格を持っています。年間件数は2000件を超えています。他のクリニックで検査を受けてしんどかった方や、検査に不安がある方、楽な検査をご希望の方は気軽に相談ください。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長 藤田 実

 


ガッテンで放送「大腸がん 大腸ポリープ 便潜血検査」について

10月26日「ためしてガッテン」で大腸カメラ 大腸がん 大腸ポリープ 便潜血検査の事が放送されました。ご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。

要点は

大腸がんは年間5万人がなくなり、すべての癌の中で一番多く、しかも増加傾向にある

●大腸がんは 大腸ポリープの「腺腫」というものから発生する

●大腸「腺腫」はインジゴカルミンという青い液を撒くと判断できる

●大腸カメラを50歳をめどに一度受けて 腺腫があれば「がんになりやすい体質」 なければ「がんになりにくい体質」とわかる。

●便潜血検査を受けると、がんを発見しやすくなる。年1回を毎年受けると、より癌を発見する率が上がる。

というものでした。

だいたいその通りだと思いました。

しかし、医療も日々進歩しており、最新の機器を使えば「青い色」を撒かなくても 大腸粘膜を詳しく見る事が出来ます。当院では最新の機器で内視鏡検査、治療を行っております。また便潜血検査も行っておりますので、気軽にご相談ください。

便潜血検査については ブログにも書いておりますので、詳しく知りたい方はコチラまで(http://clinicopen.blog.fc2.com/)