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のどの詰まり、では何が考えられるのか?

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のブログのテーマは「のど、胸のつかえ感」

 

「喉に常に違和感、つまっている感じがある…」
「食事をしていないのに、常にのどになにかある」
「食事をしたら胸がつかえる…」
「のどや口の中が酸っぱい…」
「急に胸がギュっとつかまれる…」

このような症状を訴えこらえる患者さんは、多いです。
耳鼻科でまず診察を受けて異常がなかったため、「逆流性食道炎からもしれないから、消化器内科を受診するように」と言われて受診される方も沢山います。

【原因】

のど(咽頭、喉頭)や食道に病気があり、症状を認めることがあります。一方、器質的な疾患(目視で分かる病気)がなくても、不安やストレス、知覚異常が原因となり、つかえ感などの症状を認めることがあります。

咽頭や食道の病気以外にも甲状腺の病気で喉が圧迫されたり、心臓の病気で前胸部が締め付けられることがあります。

 

【考えれる病気】
消化器内科で診断されるもの
✓逆流性食道炎
✓食道がん
✓咽喉頭異常感症
✓好酸球性食道炎

消化器内科以外で診断されるもの
✓咽頭や喉頭のポリープやがん
✓咽頭炎、上気道炎
✓甲状腺腫瘍
✓狭心症など

 

【検査】

問診では、症状がどのようなものか(食事との関係、症状が出やすい時間帯やきっかけなど)、既往歴(消化器以外に持病がないかなど)を確認します。

咽頭や食道の病気が疑われる場合には、胃内視鏡検査(胃カメラ)を行います。(バリウムは喉、食道はすぐに流れてしまうため、お勧めしていません)

消化器疾患を認めない場合は、甲状腺エコーや、心電図、心エコーなどを行うことがあります。

のどの詰まりの原因は様々です。症状が続く場合は、まずは消化器内科を受診し、胃カメラで咽頭や食道をみておきましょう。それでも問題がない場合は内服治療を行ったり、耳鼻科や循環器内科などで症状の原因を追究していくことになります。

 

【大阪本町胃腸内視鏡クリニック】 

2022年開業 大阪 堺筋本町⑨出口すぐの内視鏡専門クリニック森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニックの分院になります。鎮静剤麻酔を使った苦しくない胃カメラ、痛くない大腸カメラを行っています。胃がんの撲滅のためにピロリ菌治療、大腸がんの撲滅のために大腸ポリープ手術(日帰り)を積極的に行っています。

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【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】

鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分の好立地、大阪市内で京橋、玉造、東大阪からもアクセス良好です。

初めての検査で不安なかたや、他の病院でしんどかったかたは、ご気軽に相談下さい。

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当院では、積極的に胃腸に関する情報を提供しています。日常生活にお役立ちする情報ですので、是非ともごらんください。

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潰瘍性大腸炎の全て

今回のブログのテーマは「潰瘍性大腸炎」です。

潰瘍性大腸炎は現代病ともいわれ、原因不明の腸炎でありながら、今なおどんどん罹患数が増えている病気です。

 

【潰瘍性大腸炎とは】

潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に慢性の炎症または潰瘍を起こす原因不明の疾患です。病変は直腸から連続的に、口側(S状結腸や下行結腸、上行結腸など)に広がる性質があります。

潰瘍性大腸炎の患者さんは年々増加しており、2022年時点で20万人を超えています。若い人(ピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳)で発症しやすい病気ですが、50代でも認めることがあります。男女比は1:1で罹患率に男女差はありません。

 【原因】

原因は今なお不明です。
自己免疫異常、腸内細菌、食生活習慣が関与していると考えられています。
また家族性に発症することもあり、何らかの遺伝子因子が関与していると考えられています。いくつかの遺伝子異常が指摘されているものの、遺伝子異常があっても必ずしも発症するわけではありません。遺伝子因子と食生活などの環境因子が複合的に関与していると考えられています。

 

【症状】

持続する血便(粘血便と言われ、レンガ色のねっとりとした出血)、下痢、腹痛があり、重症になると、発熱、体重減少、貧血、穿孔(腸に穴があく)を起こすこともあります。

また長期間(10年以上)の罹患で大腸がんのリスクが出てきます。

軽症の場合は症状がないこともあります。大腸がん検診である便潜血で陽性となり大腸内視鏡検査をして偶然、潰瘍性大腸炎と診断されることもあります。

症状は再燃と寛解を繰り返すのも特徴の一つです。

(潰瘍性大腸炎には活動期と寛解期があります。活動期は血便などの症状があり、内視鏡でも腸に炎症がある状態です。寛解期は炎症が治まり、症状もなく大腸内視鏡検査でも炎症が消失している状態です)

また潰瘍性大腸炎は腸以外にも症状が出ることがあります。関節炎、壊疽性膿皮症、口内炎などの間接、皮膚、粘膜に炎症を起こすことがあります。

【診断、検査】

問診(症状やその経過)、大腸内視鏡(生検組織検査)、便培養が行われます。

問診では、細菌性腸炎や薬剤腸炎と鑑別するために、食べ物の摂取状況や、内服歴を確認します。

潰瘍性大腸炎の最終的な大腸内視鏡検査で行われます。内視鏡の典型像では診断がつきやすいのですが、細菌性腸炎や薬剤性腸炎とも内視鏡所見が似ているため診断は困難なこともあります。便培養を行い、腸炎を起こす細菌がいないかチェックします。大腸粘膜の一部を採取する「生検」組織検査で病理診断を行います。

そこまで調べても最終的な診断がつかないことがあります。その場合、臨床の経過を見ていくことも大切です。(例えば、細菌性腸炎は一過性であるため、時間経過で消失します)

 【分類】

分類には①部位別 ②症状別 ③病期と分かれています。

①    部位(病変の広がり)による分類

潰瘍性大腸炎は直腸から大腸の口側に連続的に病気が進行すると考えられています。

●直腸だけに炎症のある「直腸炎型」
●直腸やS状結腸などに炎症のある「左側結腸炎型」
●全大腸に炎症のある「全大腸炎型」

②    症状など臨床的な重症度分類 

症状(排便回数、血便の有無、発熱の有無)や検査結果(貧血の有無、頻脈の有無、炎症反応の有無)によって、軽症、中等症、重症と分かれています。

③    病期

●活動期 ●寛解期

【治療】

炎症の部位や 重症度、症状によって変わります。また潰瘍性大腸炎は原因不明の難病であり、「完治」することがないと考えられており、治療で炎症を抑え続けることが重要です。

軽症の場合は、5ASA製剤と言われる炎症を抑える薬が使われます。基本的には内服薬(リアルダ、アサコール、ペンタサ、サラゾピリン)が用いられます。直腸に炎症が残る場合や座薬を併用したり、左側結腸に炎症が残る場合は注腸剤を併用することがあります。

5ASA製剤で大事なことは「いかに成分を腸の粘膜にたどり着かせたか」によって効果に差が出ます。薬の投与量が多いほど効果が高くなり、少ないと効果が落ちます。治療をキチンと続ける(コンプライアンスを守る)ことがとても大切です。

中等症以上の場合は、ステロイドが使われることがあります。ステロイドには内服薬と注射があります。ステロイドには炎症を強力に抑える作用がありますが、一方で副作用も認められます。易感染性、糖尿病、消化性潰瘍、満月様顔貌、中心性肥満、高血圧、高脂血症、白内障、骨粗しょう症など、様々な副作用があります。

ステロイドは炎症を速やかに抑える寛解導入作用はありますが、寛解維持といって炎症を抑え続ける効果はありません。むしろ副作用がでるため、短期的に用いられます。2023年には、副作用を抑えたステロイド内服薬も発売されました。(薬品名:コレチメント)

そのほかにも血球成分除去療法(透析のような機械で、血液中から異常に活性化した白血球を除去して血液を戻す治療)や、免疫抑制剤や生物学的製剤など様々な治療が開発されてきています。

重症の場合は、入院治療となり、絶食点滴治療が行われます。ステロイドの点滴を含め集学的治療が行われます。

●外科的治療
多くの場合は、内科的治療で改善しますが、以下のような場合は手術(大腸全摘手術)が必要となる事があります。
✓内科的治療が無効な場合
✓大量の出血
✓穿孔
✓癌または癌を疑う所見がある

 【潰瘍性大腸炎と大腸がん】 

潰瘍性大腸炎の罹患期間が長い、炎症の持続時間が長いと大腸がんになるリスクが増えます。診断がついてから10年以上たつと大腸がんの罹患率が高くなります。

潰瘍性大腸炎からの大腸がんは、通常の大腸がんと異なり、大腸の炎症のあるところのどこから癌細胞がでてもおかしくありません。また癌細胞が粘膜の下で広がることもある事より、潰瘍性大腸炎から発症した大腸がんでは大腸全摘手術が行われます。(通常の大腸がんの場合は、がんの部位から上下20㎝程度の大腸を切除します)

以上、潰瘍性大腸炎について解説しました。
潰瘍性大腸炎が原因不明の病気ですが、様々な研究がおこなわれており、治療法も日進月歩しています。引き続きブログにて出来るだけ最新の情報をアップしていきます。

 

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胃がん検診の課題

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 院長の藤田です。

今回は「胃がん検診の課題」について解説します。

現在でも胃がん検診は「40歳を超えたら年に1回はバリウム検査を受けておきましょう」と指導されます。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

胃がんにならないようにするには、胃がんを早期発見するには、これでいいでしょうか?

【胃バリウム検査】

バリウム検査は、口からバリウムを飲んで食道から胃に流れ、胃にたまったバリウムが十二指腸まで流れるのをレントゲンで確認する検査です。レントゲンが出る台の上に乗り、部屋の外から担当の技師さんがあれこれ態勢や台の傾きを変えながら、胃にたまったバリウムを移動させるようにして、レントゲン写真を撮ります。

あとで出来上がった写真(白黒のレントゲン画像)を医師が確認して、食道や胃、十二指腸に病気がないか確認しる検査です。

●胃バリウム検査の弱点 

①早期発見には向いていない。

バリウム検査の目的は「胃がんの死亡率を下げる」ことであって、「胃がんの早期発見」ではありません。胃がんの人を見つけて治療に回すことによって、全体として死亡率を下げることを目的としています。
胃がんは早期の段階では、凹凸は目立たず、粘膜のわずかな色調の変化(赤くなったり、白くなったり)で表れます。レントゲン画像は白黒画像なので、その評価が出来ず、あくまで凸凹の形の変化をとらえるだけです。そして胃粘膜が凸凹した段階ですでに胃がんが進行していることがほとんどです。

②レントゲン被ばくの問題 

胃バリウム検査では、検査中の長い間レントゲンが出続けています。これは、例えば胸のレントゲンのように1枚だけパシャッと撮影するのとは大きく異なります。被ばくの量でいえば、胃バリウム検査は胸のレントゲン写真の120枚分のレントゲンを浴びている計算になります。

③検査による副作用

実は、胃バリウム検査が嫌で診察に来られる方は結構おられます。
その理由は、バリウムが腸にたまって便秘になってしまう(バリウム後は下剤を処方されます)、検査台の傾きが強くて怖い、しんどい、などの理由です。

【胃バリウム検査のメリット】

では、逆に胃バリウム検査のメリットは何でしょうか。

一番は、バリウムを「飲むだけでいい」ということです。胃カメラのようにオエオエとすることがない、というのが一番のメリットになります。

次に「たくさんの患者さんを見ることができる」ことがあげられます。それはどういうことかというと、胃バリウム検査でマイクで指示を出しているのは通常、医師ではなく検査技師さんです。医師は人数が少ないですが、検査技師は人数がいており、その分検査を多くできるというわけです。(これは医療側にとってのメリットです)

【胃がん検診の課題】

これらのデメリット、メリットを見て どうお持たれたでしょうか?

結論を先に言いましょう。胃がんを早期発見するには、胃バリウム検査ではなく胃カメラです。

ただし、全員が胃バリウム検査ではなく胃カメラを行うとなると、内視鏡する医師の数が足らず検査がパンパンになってしまうのが現状です。

2010年代に入って、ようやく自治体によっては 胃がん検診として胃カメラを選択できるところも出てきました。それでも「50歳を超えて2年に1回 バリウムとの併用はダメ」という制限があります。また検診での胃カメラは、基本的には鎮静剤を使用することはできません。(覚醒した状態ですので、おえおえしやすいことがあります。実際胃がん検診で胃カメラを選択したものの、嘔吐反射が強くて、結局胃バリウム検査に戻ったという方もおられます。)

胃がんになりやすい人は、ピロリ菌に感染している人、またはかつて感染していた人(除菌後)です。そのような方は、胃がん検診ではなく、保険診療の適応となりますので、胃カメラを受けておくようにしましょう。(保険診療の胃カメラでは、鎮静剤を使用しているクリニックが多くあります)

 

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【当院の内視鏡画像がテレビで放送されました】

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

昨日 6月22日 テレビ朝日の「モーニングバード」のコーナーにて、当院の内視鏡画像が流れました。

テーマは「アニサキス」です。

当院の アニサキスを内視鏡を使って駆除する映像が 採用されました。

アニサキスは、おもにサバやイカ、サンマの内臓に住んでいます。それを飲み込んでしまうと

胃の粘膜に侵入し、アレルギー反応を起こして激痛を引き起こします。

アニサキスは人間の体の中では住めないため 1週間もすれば自然に体外に排出されますが、胃痛が激しいため辛抱できず病院に来る方がほとんどです。

内視鏡的につまみ取ってしまえば、すぐに症状は改善します。(多くは当日中に症状が消える)

刺身を食べて数時間後に激しい胃痛があった時は、アニサキスを疑って早めに病院に受診するようにしましょう。

 

 

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ピロリ菌の検査 血液抗体検査の落とし穴

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「ピロリ抗体の落とし穴」について解説します。

 

ピロリ菌の検査で血液検査で簡単に調べられる「抗体検査」があります。

血液検査で簡単に調べられるので 人間ドックなどでよく使われます。

しかし、血液抗体には いくつかの落とし穴があり注意が必要です。

 

【落とし穴1】除菌後の人は、抗体が陽性のままである

ピロリ菌に感染すると、免疫物質であるピロリ抗体が体内で作られます。薬でピロリ菌を除菌(退治)しても、この抗体が残っているため再発を防止してくれます。ですので、除菌後の人は抗体が陽性のままです。(抗体の量=抗体価は時間とともに減少します)

したがって、ピロリ菌を除菌後の方は抗体が陽性になる事がほとんどであり、「現在感染しているかどうか」を評価するには向いていません。

また「除菌治療が成功しているのか」を調べるにも抗体検査は適していません。

 

【落とし穴2】ピロリ菌に感染していなくても 陽性となる事がある

ピロリ菌の抗体検査では、抗体の量(抗体価)も測定します。抗体価が3未満であれば陰性、10以上だと陽性と診断されます。

3-10の場合は、「陰性高値」と言われ、全く感染していない人も、現在感染している人も、昔感染していた人も、含まれます。
したがって、ピロリ抗体検査だけで現在感染しているかどうかを確定できないことがあります。

またピロリ菌除菌治療をしていなくても、ピロリ菌感染者がたまたま他の病気で抗生剤を服用してその時に「ピロリ菌が消えてしまった」という可能性もあります。そのような場合は、ピロリ菌の抗体が陽性で胃カメラをしてみたものの、現在感染している所見がないということがあります。

【落とし穴3】ピロリ菌の検査試薬が変わった

2022年ごろより、ピロリ菌の抗体検査の試薬が変わり、より安価に検査ができるようにありました。現在もその方法がどんどんと広まっているのですが、ここで問題が起こりました。

「抗体価が高く出るようになった」のです。

通常抗体価が10以上の場合は「ピロリ菌に感染している」と判断されてきました。それが、この抗体価が高く検出されるようになり、例えば抗体価20であってもピロリ菌に実は感染していないということが起こるようになったのです。

では、現在本当にピロリ菌に感染している、どうやって調べるのがいいのか?

それは、尿素呼気試験、迅速ウレアーゼ試験、便抗原検査があります。ただし、それらの検査もデメリットがあります。

尿素呼気試験→胃薬を飲んでいると間違って陰性になる事がある(偽陰性)

迅速ウレアーゼ検査→ピロリ菌がたまたま居ない部位で組織検査をした(偽陰性)

便抗原→便を取らないといけないので面倒

どの検査にもメリットとデメリットがあります。

【何よりも大事な事】

そもそもピロリ菌はなぜ退治しないといけないのでしょうか?それは「胃がん」のリスクとなるからです。

そして現在「胃がんになっていないか」を診断する唯一の方法は胃カメラです。また胃カメラで胃の粘膜を見ると「活動性炎症」(胃の粘膜が赤くなっている)があるか、診断がつきます。
この胃カメラの所見と、ピロリ菌の結果を総合的に判断して、ピロリ菌が現在感染してそうなのか判断を行うことができます。

つまり「胃カメラをする」ことが、ピロリ菌の有無や、胃がんの診断のためには、とても重要だということです。

 

 

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〜CoColon 開発のきっかけと想い〜

私自身が便秘予防のために、食生活の見直しをしており

一番身体に合ったのが「納豆」でした。

しかし、納豆があまり好きではなかったため、

「手軽に納豆菌を摂れるサプリメント」

を作りたいと思ったのが開発のキッカケです。

 

日本では古来より、納豆・味噌・糠漬けなどの発酵食品があります。

しかし、現代のように共働きの方の多い世代には

食事に時間・お金をかけるのが大変なのも現実です。

 

胃腸炎になった時に、病院では「整腸剤」を処方することがありますが

ビオフェルミン、ミヤBM、ビオスリー等の

ごく限られた種類しかありません。

 

〜腸内細菌とは〜

腸内細菌は1000種類約100兆個の菌が存在します。

それは指紋のように、各個人で異なります。

腸内細菌は腸炎便秘といったお腹の病気だけでなく

糖尿病肥満などの代謝性疾患

全身の免疫アレルギー疾患

うつ病などの精神疾患にも

影響があることが分かってきました。

 

その中で大事なのが

「腸内細菌のバランスと多様性」です。

市販のサプリメントで、

特に乳酸菌やビフィズス菌を使ったものがたくさんあります。

しかし、いざ自分が買おうとした時に

どれを買うべきか悩みました。

あるサプリメントは菌数が少ない

あるサプリメントは菌の種類が少ない

など、なかなか自分が納得できるサプリメントが無く

特に「納豆菌」のような “強い菌”を扱うサプリメントは

ほとんど見当たりませんでした。

 

〜CoColonの品質とこだわり〜

このたび開発した「CoColon」は“善玉菌のオールスター”とも言えるサプリメントです。

[善玉菌の多様性を重視]

24種類ビフィズス菌・乳酸菌と昨今注目を浴びている酪酸菌

もちろん納豆菌も配合

さらにできるだけ「日本人由来」にこだわりました。

 

[1日250億個の善玉菌]

1日3粒の摂取で250億個の善玉菌を確保できます。

 

最後に「CoColon」という名前ですが

Co=「共に」+Colon=「腸」

腸と共に寄り添って、身体の中から健康作りをサポートしたいという想いから

命名しました。

是非、CoColonを手に取っていただき

健康でスッキリした日々を取り戻していただけたらと思います。

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  2022年10月3日開院

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TVで放送されます!

 

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5/1(日)7:00〜

TBS系

「健康カプセル!ゲンキの時間」にて、

 

当院の内視鏡映像が流れます!

胃カメラの動画を提供しました。

 

大阪だと、MBS 毎日放送です。

 

残念ながら⁇私が出るわけではありません。

エンドロールには、名前を出してもらえるかも?

これからも、質の高い内視鏡目指して、精進します。

 

 

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痔について解説

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「痔」

痔は大きく3つに分類されます。

①    痔核(いぼ痔)

②    裂肛(切れ痔)

③    痔瘻(あな痔)

イラスト 痔 大腸肛門学会

 

 

 

 

 

 

 

 

①    痔核(いぼ痔)

痔核は血管性クッションと言われる細い血管や筋繊維組織が、排便時に脱出したり鬱血することで次第に肥大したものです。

歯状線よりも口側にあるのを「内痔核」肛門側にあるのを「外痔核」と言います。
血栓が原因で外痔核が腫れる場合を「血栓性外痔核」  脱出した内痔核が戻らず循環障害を起こした場合「嵌頓痔核」と言います。

原因は、排便時に長期間力むことや、長時間同じ姿勢を取る、妊娠や出産がきっかけで起こることがあります。

 

痔核の主な症状は出血と脱出です。肛門から飛び出してくる感じや異物感があったり、自分の指で触れることがあります。
痛みは通常は認めませんが、鬱血すると排便時に鈍痛や不快感を認める場合がある。
血栓性外痔核や嵌頓痔核でも肛門に強い痛みを伴う

 

【Goligher分類】
1度:痔核の脱出はないが、出血する
2度:排便時に脱出するが すぐに戻る
3度:排便時に脱出し、指で押し込まないと戻らない
4度:常に脱出したまま 指でも戻らない。

【治療】
出血や痛みに対しては保存的治療(軟膏、座、内服薬)
脱出を主訴とするGoligher分類3度、4度では手術の適応となる。
3度では結紮手術や痔核注射療法(ALTA) 4度では結紮切除を行う

 

②    裂肛(切れ痔)

硬い便を排出することや下痢で生じた肛門上皮の浅い裂創のこと
排便時の痛みのため排便を控えるようにすると便秘になり、裂肛が慢性化することがあります。慢性裂肛になると辺縁の硬い深い潰瘍となる。肛門が狭くなってしまう。裂肛の内側に肛門ポリープ、外側にスキンタッグを伴うようになる。

裂肛の症状は排便時に生じる強い痛み
出血は痔核に比べると軽度で、テッシュに血が付く程度

 

【治療】
鎮痛剤やステロイドを含む軟膏で保存的に治療する
便秘症で便が硬い場合は緩下剤を含んだ便秘治療を併せて行う。

 

③    痔瘻(穴痔)
痔瘻は、肛門管内の歯状線にある肛門陰窩から侵入した細菌が肛門腺に感染して発症する。

【症状】
前段階である肛門周囲膿瘍では強い痛みと腫れを伴う。痔瘻を形成すると排膿される。定期的に化膿し、排膿と硬結を繰り返すが、痛みや出血は軽くなる。

【治療】
肛門周囲膿瘍であれば 切開排膿が原則
痔瘻が形成されると自然治癒は難しく手術適応となる

 

【日常生活で気を付けること】

長時間の座りっぱなしを避ける
おしりは優しく拭く(ゴシゴシ拭いたり、強い水圧で洗わない)
食生活の改善(食物繊維や発酵食品を積極的に摂る 香辛料は控える)
運動
便意があれば 早めにトイレに行き、3~5分程度で排便を済ませる(長時間、力むことは避ける)お風呂は湯舟につかる

 

 

[森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック]

鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。

JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分 ビエラ森ノ宮3Fにあり、

大阪市内で京橋、玉造、谷町4丁目、本町、東大阪からもアクセス良好です。

胃カメラや大腸カメラでお困りお悩みの方、

初めての検査で不安な方や、他の病院でしんどかった方は、お気軽にご相談ください。

 

《24時間ネット予約可能》胃カメラ・大腸カメラはこちら

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《分院》大阪本町胃腸内視鏡クリニック 

  2022年10月3日開院

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◇24時間ネット予約可能◇内視鏡検査・診察すべて完全予約制 

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3月24日、当日胃カメラ可能です。

3月24日 ですが、検査枠に少し余裕があります。

当日胃カメラ希望の方は 10時までクリニックまで直接お電話くださいませ。
お待ちいただきますが、午前中には検査が終わるように調整します。

朝ごはんは抜いていただき水分のみOKです。

鎮静剤希望の方は一日車、バイクの運転は中止です。

まずはお電話にて、相談宜しくお願いします。

 

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オンライン診療を勧めます。森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

コロナの流行が落ち着きを見せつつありますが、油断をすると第二波がくる可能性も十分に想定されます。

当院では、すこしでも患者さんの安心、安全につなげるため、オンライン診療を勧めています。

当院のオンライン診療のシステムは、単に「電話をかけて薬を処方してもらう」ものではありません。スマートフォンの動画システムを使い、お互いの顔、表情を見ながら問診を行い、それに基づいた処方を行なうものです。

医師として、患者さんの表情や顔色から知れる情報は、とても大事な、数値化出来ない情報と考えます。

まだまだ油断大敵です。

当院でも出来るだけの感染対策をとりつつ、出来るだけの検査依頼に応えられるように努めてまいります。お腹の症状があるかた、内視鏡検査を希望される方は、早めにご相談下さい。

 

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