YouTube「下痢の原因6選」
【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
大阪市中央区 JR森ノ宮駅直結
鎮静剤を使った楽な胃カメラ・無痛大腸内視鏡、消化器一般診療を行っています。
冬になって、下痢や嘔吐の患者さんも増え出しています。テレビでも、「集団感染」「ノロウイルス感染」という言葉が出てきます。
いよいよ年末で、本日は大晦日です。クリニックはおおむね閉まっています。そこで今回は、そんな「下痢」についての対処法を解説します。病院に行く前に、少しでもためになればと考えています。
■下痢の原因
下痢に対処するには、その原因を知らないといけません。
急に起こった下痢の90%以上が感染症と考えられており、ウイルスが原因である事が多いと考えられている。ノロウイルスもその中の1つ。ウイルス以外にも細菌が原因であることもあり、O-157などが有名ですね。
ちなみにノロウイルスの診断には便を調べる方法があります。65歳以上か3歳以下で保険が通るのですが、それ以外の方は自費診療なので、実際にノロか調べられる事はほとんどありません。またノロであっても、主な対処法は変わりません。
それ以外にも、食べ過ぎ、飲みすぎによる消化不良。特に甘いものは腸に水がたまりやすい。
それ以外にもストレスでも下痢になります。よくコマーシャルでも「もうすぐ会議。お腹がグルグルー」なんてのがありますね。
■下痢の治療
感染症が原因である事が多い下痢ですが、その中でも多いウイルス性の下痢の場合は、基本的には水分摂取になります。お勧めは、OS-1やスポーツドリンク(半分くらいに薄める)です。ちなみにウイルスには抗生剤は効きません。 細菌性の下痢に対しては抗生剤を使います。細菌性とウイルス性を判断するのは難しいですが、血便や腹痛が強い場合は細菌性の可能性があります。
あと、市販の下痢止めはあまり使わないようにしましょう。下痢はもともと、ウイルスや細菌、毒素などを出す生理的は反応なので、下痢止めをするとかえって腸の中に感染が蔓延します。
暴飲暴食は避けて、アルコールや牛乳も控えて下さいね。ついでにナマモノも避けておきましょう。
感染を広げないためにも、手洗いもシッカリ行いましょう。
基本的には これで3日くらいで勝手に治っていきます。
■病院に行った方がいいのはどんな時?
●これまでに経験したことのない激しい下痢 ●血便 ●発熱 ●同じものを食べた人が同じ症状になっている 等があります。 (詳しくは こちらのサイトも参照 下痢の正しい対処法)
症状が強い場合は、入院して点滴したり、抗生剤を投与する事があります。
■”注意しないといけない”下痢
多くは感染症による下痢で、自然に治るのですが、下痢がずっと慢性的に続く場合には 感染症以外の下痢の可能性もあります。
その中でも注意が必要なのが ①大腸癌 ②潰瘍性大腸炎やクローン病 ③過敏性腸症候群 があります。これらの診断は、消化器専門の先生にかかって、大腸検査をして診断されます。下痢が続く場合は、一度近くの専門の先生にかかる事をお勧めします。
【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
鎮静剤を使った楽な胃カメラと痛くない大腸カメラを行う内視鏡専門クリニック
専門医による診断と分かりやすい説明を心がけています。
〔善玉菌サプリ「CoColon」のご購入はこちら〕