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100回記念

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

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コロナの第7波がようやく終息の兆しを見せ始め、慌ただしい毎日もようやく一息つけそうな気がしています。ところで、森田内科では、約8年前(2014/12/18)より、医療の質の向上、仕事の効率化、職場環境の改善のために、月に1回カンファレンスを行ってきました。そして今月、遂に記念すべき100回目を迎える事ができました。カンファレンスでは日常診療で生まれる様々な課題について話し合い、対策を見つけ出したり、未来の計画を立てたりしてきました。このカンファレンスの効果は絶大で、日常診療や各種検査の生産性は開始前の約2~3倍に上昇しています。開院当初から比べると今の診療レベルは夢のようです。
そもそもカンファレンス開始のきっかけは開院から4年が経過して、増えていく仕事量への対応が難しくなってきたこと、その一因が自分も含めたメンバー間の連携や協力のスキル不足にあると感じたことでした。100回目を迎えるにあたり、初期の議事録を紐といてみました。今から思うと開始当初の議論は幼く、「自分より仕事が出来ない人に腹を立てないようにしましょう!」といった失笑を買うような内容も見受けられました。こういう幼い議論から始まったカンファレンスですが、年を重ねるごとに少しずつ充実したものになっていきました。そして今ではカンファレンスで共有したクリニックのルールや価値観を用いて、チームの各メンバーが自らで課題をみつけ、解決するまでのレベルに到達しつつあります。そのお陰で、私の管理職としての仕事が軽減され、診療により一層集中できるようになってきました。この好循環が、「医療で患者さん、仲間、家族、自分を幸せにする。」という、我々のミッションを果たす原動力になっていると思います。このレベルに到達するまで一緒に頑張ってくれた、チームの皆様には心からの賛辞を述べたいと思います。。
この8年間に行った100回のカンファレンスはチームを高いレベルに押し上げてくれました。これを一つの通過点と考え、まずは150回目を目ざしたいと思います。今のペースで頑張れば、150回目には全メンバーが一職員、管理者、経営者そして看護師、医師、事務員という、あらゆる目線から課題とその解決策を共有できる、夢のクリニックになっていると期待しています。