月別アーカイブ: 2020年4月

職員の皆さんへ

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

→:職員の皆様へ

いつも医仁会の業務に御尽力頂き、ありがとうございます。今回、従業員の方々から業務中の新型コロナウイルス感染(以下コロナ感染)のリスクを心配する声があると伺いました。現在、全国のコロナ感染症数は4月22日のデータで1,1350例です。これは一見多い様にも見えますが、歯科治療、内視鏡検査などで医療従事者が感染を予防すべき他の疾患について目を向けると、HIV感染者数は全国で3,0149人、HCV感染者数は約150万人、HBVの新規年間感染者数は約1.0000~1,1000人(NID国立感染症研究所推定)となっています。つまり、日常遭遇する感染症としては、コロナウイルスよりHIVの方が、3倍近くリスクが高いことがわかります。
現在、大阪府の報告では高槻市の医療従事者に数名のコロナ感染者がいます。高槻市の人口は35万人で、感染者数は22人です。コロナ感染のリスクを軽視するわけではありませんが、現状ではコロナ感染者に遭遇するリスクは非常に低く、正しい知識に基づいた感染予防策を行い、診療を継続することが、我々の務めであると思います。
医仁会は歯科、内科とも診療を継続いたしますが、自分や家族の身を守るために休職等を考える職員の方もおられるかもしれません。そういった御希望のある方は躊躇なくご相談頂ければと思います。ただ、この状況は一時的なものではなく、有効な治療法やワクチンの開発、またはウイルスへの集団免疫が70%を超えるまで続くと見込まれ、終息までには少なくとも1年以上は必要とされています。その間、医仁会では患者さん、職員の方々の安全を担保しながら、適切な運営を行って参ります。
以上のことを考慮し、職員一人一人が地域医療の一翼を担っているという自覚を持ち、これからの業務に冷静に対応して頂ければ幸いです。


気持ちの切り替え

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

:気持ちの切り替え

4月7日に緊急事態宣言が発令され3週間が経とうとしています。普通に生活する事がどれほど幸せな事だったのかと身に染みる毎日です。
テレビをつければコロナコロナ!と気が沈むニュースや番組ばかりで嫌になりますね。
でも悲観してばかりもいられません!
こんな時だからこそ楽しめる事しよう!と
決めました。
我が家では、休日こんな事してますを紹介したいと思います。
私の家族は主人・長男(中1)・次男(年少)と私の4人家族です。

①ベランダでランチをしました。この日はとても寒くて風邪を引かないか心配でしたが、子供達が喜んでいてリフレッシュ出来ました。(途中次男がぶどうジュースをこぼすハプニングがありましたが…)

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②運動不足を少しでも解消する為と思い、押し入れから出しましたトランポリンと、ダイエット目的に買っていて一度もしていなかったニンテンドースイッチのフィットボクシングです。
どちらも大人は結構しんどいです。すでにボクシングは2日坊主となっております。
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③恐竜かるた(書店で購入)
 あいうえおカード(ダイソー)
 FUNNY BUNNY(ネットで)2〜4人用
Sink or Siwm(ボーネルンド)1人用
どれも小さいお子さんから大人まで楽しめます。

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我が家ではこんな事してます。と言っても私はあまり参加出来ていないのですが…。
こんな時は気持ちの切り替えが大切だと思います。
今だから出来る楽しい事、一緒に探してみませんか?


森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
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→:灯

連日のコロナ感染者増加と自粛呼びかけのニュースに鬱々とした気分になりますよね?森田内科では、4月は冬の忙しさが一段落して、大掃除後恒例の“繁忙期お疲れ様会”が開かれる時期です。繁忙期を一緒に乗り越えたチームの皆と飲むお酒は格別です。ほんの一時の宴ですが、“お疲れ様会”を楽しみに仕事をしている気がする時がある位です。それも残念ながら、今年はコロナ収束まで延期を余儀なくされてしまいました。
どんよりとした気分で診察をしている時、看護師さんから「患者さんからマスクを頂きました!」と言われました。この時節柄、我々医療従事者でさえマスクを手に入れることは至難の業です。患者さんからマスクを提供して頂くという想定外の出来事に、状況が理解できず、「どういうこと?」と聞き返してしまう程でした。その患者さんも御家族やお知り合いの方々がおられ、決してマスクが余っているわけではないと思います。こんな時期に“なけなしの大切なマスク”を御提供頂いたことに深い感謝の念を抱きました。同時に、私達チームは“医療を提供して患者さんを支えている”だけではなく、“支えて頂いている”ということを再認識致しました。
500万年前、我々人類が登場した時、猿から森を追い出され、平原では猛獣に食べられるという、非力ま私達は食物連鎖の底辺に位置していました。それが、500万年の自然淘汰による変化により、知能を発達させて、協力して集団行動をとることに適した遺伝子を持つ個体が生き残り、今や食物連鎖の頂点に君臨して、都市や国家を築くまでに進化しました。人は一人では取るに足らない存在です。互いに助け、与え合うことこそが人間の本質なのです。
組織心理学の分野に興味深い研究があります。それは人を3つのタイプ、「人にしてあげるタイプ:GIVER」、「人からしてもらうタイプ:TAKER」、「損得のバランスをとるタイプ:MATCHER」に分類して、組織の中でどのタイプが成功するのかを調べたものです。3つのタイプの中で一番成功しているのはGIVERでした。キリストの言う「与えよ、さらば与えられん。」は科学的に証明されているのです。
今回頂いたマスク。これは単なるマスクではなく、私達チームが地域医療に貢献するための「灯」の様な気がしてなりません。こんな時期だからこそ、患者さん、チームの仲間の心に灯を与えられる様な存在になりたいものです。

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