月別アーカイブ: 2022年3月

ミケランジェロ

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身
高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。
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→:ミケランジェロ
「Love the life you live. Live the life you love.(自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。)」これはレゲエの神様でジャマイカのレジェンド、ボブ・マーリーが残した言葉です。一言でいえば「自分らしく生きろ。」ということになるのでしょうか?「自分らしく生きる。」、簡単な様で難しいテーマだと思います。あなたは自分らしく生きていますか? 「自分らしく生きる」ためには、まず自分を正しく知る必要があります。あなたは自分自身を正しく理解していますか? 人から指摘されて初めて、自分の長所や短所を知ることはよくあります。自分を客観視することは難しく、自分のことを正しく理解している人はほとんどいません。ではどうすれば「自分らしさ」を見つける事が出来るのでしょうか? そのヒントは意外にも美術の世界に隠されていました。
旧約聖書に出てくるダビデ(David)、名前くらいは聞いたことがある人が多いと思います。古代イスラエル2代目の王様で、ペリシテ人との戦いで、敵軍最強の戦士「ゴリアテ」を、投石器を用いて石で打ち当てて倒したことで有名です。その姿を高さ約5mの大理石に彫刻したものが、かの有名なミケランジェロの「ダビデ像」で、イタリアのフィレンツェにあるアカデミア美術館に収蔵されています。このダビデ像、人間の力強さや美しさの象徴とされ、ルネサンス期の最も卓越した作品の一つと言われています。ミケランジェロがダビデ像を彫刻した時、当然ダビデはもうこの世にはいません。ダビデ像完成後、当時のローマ教皇がその作品の素晴らしさに感動し、ミケランジェロにどうやってこのダビデ像を形作ったのかと聞いたところ、ミケランジェロは「ダビデらしくないものを全て排除したら、この形になった。」と答えたと言われています。
「自分らしさ」という答えのないものに答えを求める時。「理想の自分」が見つからなくても、「自分らしくないもの」を徹底的に排除すれば、そこに「本当の自分らしさ」が見つかるかもしれません。そして、「自分らしく働く、理想の自分の働く姿」は、「自分らしくない働き方」を止めることで、簡単に手に入るのかもしれません。是非一度、「自分らしくない生き方」、「自分らしくない働き方」について、考えてみて下さい。

シェイクスピア

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→:シェイクスピア
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  「人生は選択の連続である。」これはかの有名な劇作家、シェイクスピアの名言です。私達は実に1日1000回以上の選択をしていると言われています。そして当然、その選択により様々な結果が生まれます。つまり、今の自分は過去の自分の選択の結果であり、未来は、今の自分の選択の結果により形成されます。日常の生活や仕事で迫られる様々な選択や要求に対して、正しい選択、正しい対応を行い続ける事、これが“理想実現の鍵”なのです。こう述べると、「そんなことは当たり前!」という、失望の声が聞こえて来そうですが、正しい選択を行い続けるための具体的な方法がいくつかありますので、箇条書きにして紹介します。
第1の方法、正しいコンパスをもつ:生活や仕事に目標やミッションを定め、場当たり的に行うのではなく、定めた目標やミッションに従って様々な選択や対応を行う。前もって選択や対応の際の価値基準を持つことにより、選択肢や要求に振り回されることを無くすということです。
第2の方法、選択の機会を減らす:選択の機会を減らすと当然、間違う機会が減ります。これには2つの方法があります。何か行動すると必ず選択の機会が増えます。そこでシンプルにしなくて良いことをやめて、選択の機会を減らすというのが1つ目の方法です。2つ目は日常生活や仕事を正しく習慣化、マニュアル化して、選択する機会を減らす方法です。極端な例ですが、朝は“パン”と決めておけば朝食のメニューを考えるという選択が減ります。クレームの対応などもマニュアル化しておけば大きく悩む必要は無くなります。
第3の方法、決めたことを守る:正しいコンパス、習慣、マニュアルも、持っているだけでは何の意味もありません。第1、第2の方法で決めたことを継続する必要があります。決めたことをやり抜く力、Grit。人生の全てに繋がる最重要スキルであり、最も難しいこととされていますが、これにも2つの方法があります。1つ目の方法は定期的にパフォーマンス(成果)を確認して修正を行うことです。2つ目の方法は、同じ目標を持つ人達と仲間をつくることです。仲間と定期的にお互いのパフォーマンスを確認し合い、一緒に協力し合うと、仕事の辛さが充実感に変わり、驚く程の大きな仕事も成し遂げられるものなのです。一流のアスリートが優れたコーチのもとで仲間とトレーニングする状況と同じです。
第1~第3の方法、これも当たり前と言えばあたり前の話で、要するにやるべきあたり前のことをすれば理想の未来が手に入るということですが、これを出来ないのが我々人間です。
家族、友人、仕事、それぞれのチームメンバーと定期的に会議を開いて話し合い、お互い共通のコンパスを使って進む方向を決め、正しい習慣とマニュアルを持って仕事を続けましょう!そうすれば、理想の未来が私達を待っているはずです。

予約制

森田内科・胃腸内科のミッション
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→:予約制
(今回は併設する関連施設、森田内科に関するブログです。)
  今年新年、明けましておめでとうございます。2022年がスタートしました。皆様、年末年始は有意義に過ごせましたでしょうか? 今年は森田内科にとって、12月で開院12年という、節目の年を迎えることになります。昨年は予約制の導入という、大きな事業に挑戦しました。その結果、診察の前にカルテのチェックができるようになったことが、診察の質の向上と時間短縮に繋がり、問題となっていた待合室の混雑が大幅に改善されました。加えて、事前に予約枠を調節することにより、森田内科を来院される全ての患者さんと我々職員にとって、クリニックを理想的な形に創り上げる事ができるようになりました。現在進行形で、理想のクリニックに向けての調整中ですが、予約制の導入に伴うメリットは計り知れないものがあります。
一方、予約制の導入により、限られた時間内に仕事を仕上げるスキルと厳しさが求められるようになりました。それは、予約した時間にどんどん患者さんは来院され、予約した以上、長時間待った場合の患者さんの不満が倍増するからです。しかも、患者さんの病状は全員異なり、提供する医療も多岐に及ぶため、予約制のレストランの様には上手くいかない難しさがあります。予約制の導入から8カ月が経過しました。軌道に乗るまでには多少の混乱もありましたが、カンファレンスの中で改善を繰り返し、更に診察の質とサービスをより良いものに練り上げていきたいと考えています。
オミクロン株が猛威を振るい、医療提供体制が崩壊の一歩手前にあることを肌で感じる今だからこそ、予約制を最大限に活用して、安心・安全で良質な医療を提供していきたいと思います。