今回のテーマは「鎮静剤と全身麻酔の違い」です。
「全身麻酔じゃないんですか?」
内視鏡検査の予約をする際に、しばしば聞かれる質問の一つです。
結論から言いますと、鎮静剤と全身麻酔は異なります。
鎮静剤はリラックスさせて、ボ~とするお薬です。多くの人は眠たくなり、記憶が無くなることがあります。いわば、「お酒に酔っぱらった状態」です。
全身麻酔は、完全に眠らせてしまう薬であり、おもに手術の時に使われます。
通常、内視鏡検査では麻酔薬は使いません。鎮静剤を使用します。
(麻酔薬は保険で認められていません)
鎮静剤(点滴:静脈注射)を投与すると、多くの方は眠たくなります。
したがって「ボ~としている間に検査が終わった」「寝ている間に検査が終わっていた」という方がほとんどです。
効果には個人差があり、お酒が強い人、普段から眠剤を飲んでいる方は、鎮静剤が効きにくい傾向にあります。
鎮静剤のデメリットは
■副作用:呼吸が浅くなる、血圧が下がる
■検査後、安静が必要になる:覚醒するまで30~60分安静が必要
■当日は車、バイク、自転車の運転ができない。ボ~とする効果が残る可能性があるため
鎮静剤にはメリットとデメリットはありますが、適正に使用すれば怖い物ではありません。
(当院では9割以上の方が、鎮静剤を使用した内視鏡検査を受けられています)
以前の検査がしんどかった人や、検査に不安がある方には鎮静剤を使った内視鏡検査をお勧めします。
[森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック]
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。
JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分 ビエラ森ノ宮3Fにあり、
大阪市内で京橋、玉造、谷町4丁目、本町、東大阪からもアクセス良好です。
胃カメラや大腸カメラでお困りお悩みの方、
初めての検査で不安な方や、他の病院でしんどかった方は、お気軽にご相談ください。
《分院》大阪本町胃腸内視鏡クリニック
2022年10月3日開院
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