病院で処方する胃薬について解説

YouTube「病院で処方する胃薬」

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「病院で処方する胃薬」

胃薬には様々な種類があります。診察(問診)や胃カメラの結果で、病気、病態に合わせて処方します。

大きく5種類に分類します。

①胃酸の分泌を抑制 ②粘膜防御因子 ③消化管運動促進薬 ④消化酵素 ⑤漢方薬

 

①胃酸の分泌を抑える薬(タケキャブ タケプロン ネキシウム パリエット ガスターなど)  

胃、十二指腸潰瘍や逆流性食道炎に対して使用されます。胃酸を抑える副作用もあり、消化が落ちるため消化不良を起こしたり、殺菌作用が落ちるため腸炎にかかりやすくなります。

また長期服用で、貧血や骨粗しょう症のリスクもあるため、短期服用や屯用での使用を勧めています。

②粘膜防御因子(ムコスタ セルベックス)

胃の粘膜を保護する薬です。ストレス性胃炎や飲酒などで胃の粘膜が弱った時に使用されます。

良くも悪くも軽い薬になります。副作用は目立つものは特にありません。

③消化管運動促進薬(ガスモチン アコファイド)

胃などの消化管は自律神経で蠕動運動がコントロールされています。動いたり、止まったりを神経が調整しています。副交感神経の働きが悪くなると、消化の運動が落ちるため胃もたれなどの症状がでます。また食後は胃が膨らんで消化をするのですが、膨らみを強く感じると胃の張りを自覚します(この病態を「機能性ディスペプシア」といいます)

ストレス性胃炎などで消化管運動促進薬は使用されます。機能性ディスペプシアに対しては、アコファイドが使用されます。

④消化酵素(ジアスターゼ、エクセラーゼ、ベリチーム)

口から摂取した食べ物は消化液で消化されます。消化液の分泌が悪い時や、食べすぎによって消化が追い付かない場合、消化酵素薬を処方します。

⑤漢方薬(半夏厚朴湯、六君子湯、半夏瀉心湯、安中散など)

漢方薬は色々な生薬が混ざっており、身体の症状、タイプ(ガッチリ体型かやせ型など)に合わせて処方されます。漢方薬はいろんな生薬が混ざっていることで、胃だけでなく、腸や、筋肉のこわばり、精神的など1種類で様々な症状に対応できるのが特徴です。

胃薬には色々な薬があります。胃腸科だけでなく内科でも処方されることより、薬が重なる事や、飲み合わせの悪い薬もあるため、かかりつけの薬局を持って薬を管理してもらうことも大切です。

 

[森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック]

鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。

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大阪市内で京橋、玉造、谷町4丁目、本町、東大阪からもアクセス良好です。

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