鬼の舞

 

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お盆休み最終日の8月16日に九度山町の椎出(しいで)地区にある椎出厳嶋神社の「鬼の舞」という神事を見に行って来ました。毎年8月16日に行われ、コロナ禍のため今年は3年ぶりの開催だそうです。

最寄りの南海高野線高野下駅構内の案内板に書かれている内容を見ると、この神事は南北朝時代に後醍醐天皇の従者が住み着いて伝えたとされています。神事に参加する十人衆は半月前から水垢離(みずごり)をして備え、当日は紀ノ川で身を清め、それぞれが白い石を3個拾って神前に供えます。クライマックスでは棒を持った赤い髪の鬼が境内で悪疫払い、五穀豊穣、雨乞いを祈願するために踊ります。さらに見に来ている子供を怖がらせて泣かせます。よく泣いた子は元気に育つと言われています。

山里の小さな神事ですが、小太鼓の音が響き、何百年も綿々と続けられていることを思うと何とも神秘的な感じでした。鬼の踊りもちゃんと決まった振り付けがあるようで、見ごたえがありました。

 






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