ピロリ菌の内服治療後の除菌効果判定は胃カメラを飲む?飲まなくていい?

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「ピロリ菌除菌後の判定方法」についてです。

 

よく 患者さんから「ピロリ菌が消えたか、また胃カメラが必要なのですか?」と質問を受けます。

その解答と解説を行います。

 

結論を先に言いますと、「胃カメラは不要です」

当院では 除菌の効果判定には「尿素呼気試験」を行っています。

 

除菌の効果判定は、ガイドラインでは、尿素呼気試験と便中抗原を推奨されています。
(内視鏡によるウレアーゼ検査は推奨されていません)

 

尿素呼気試験とは、専用のバッグに息を吐いた(「呼気」)あと、検査薬(錠剤)を飲んで20分してから、再度専用バッグに息を吐いて調べる検査です。

ピロリ菌がいると検査薬と反応して、特殊な二酸化炭素が生成されます。それを測定するために、吐いた息を調べるのです。

 

除菌判定の時期としては除菌薬内服後1ヶ月以上開ける事となっています(およそ1ヶ月で95%以上の除菌不成功例で菌量が復活するため)

治療後1ヶ月目では、5%偽陽性という報告があるため、当院では2か月あけて尿素呼気試験を行っています。

 

除菌が成功すると、それ以上ピロリ菌が胃を荒らすことは無くなりますが、子供の時に移ったピロリ菌が除菌するまでに慢性胃炎をきたしており、胃がんのリスクは残っていますので、定期的(年に1回程度)に胃カメラは受けておくようにしましょう。

また、すでに胃炎がかなり進行しており胃がんのリスクが高い場合や、胃潰瘍があった場合などは、除菌後3~6か月後に胃カメラを行うことがあります。主治医の先生の話をしっかりと聞いて指示に従っていきましょう。

 

 

[森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック]

鎮静剤を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラをしている内視鏡専門クリニックです。2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。

JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分 ビエラ森ノ宮3Fにあり、

大阪市内で京橋、玉造、谷町4丁目、本町、東大阪からもアクセス良好です。

胃カメラや大腸カメラでお困りお悩みの方、

初めての検査で不安な方や、他の病院でしんどかった方は、お気軽にご相談ください。

 

《24時間ネット予約可能》胃カメラ・大腸カメラはこちら

◇ホームページ◇

◇YouTubeチャンネル◇

◇FaceBookページ◇

◇Instagram◇

友だち追加

《分院》大阪本町胃腸内視鏡クリニック 

  2022年10月3日開院

◇大阪本町胃腸内視鏡クリニックホームページ◇

◇24時間ネット予約可能◇内視鏡検査・診察すべて完全予約制 

[善玉菌サプリCoColon]

◇ご購入はこちら◇

FF486F66-C3A9-4343-8EC3-74E98928E11F






DDまっぷ ドクターブログ 一覧