高校卒業まで受診できます。お子さんだけでの来院はできません。必ず保護者の方が同伴して下さい。
〇当院で可能な検査
「インフルエンザ」、「コロナ」・・・流行時で発熱12時間経過以降してから行います。早い場合には極端に感度が落ちるため熱性痙攣があった場合などを除き、原則検査しません。
「溶連菌」・・・発熱、咽頭痛、特徴的な咽頭所見や発疹などがある時に行います。
「アデノ」・・・発熱4,5日以上、あるいは結膜炎症状が強くて疑わしい時のみ行います。
「マイコプラズマ血液検査」・・・疑わしい例で発熱が1週間以上続いた時のみ行います。外注ですので結果には数日から1週間を要します。
「簡易採血(WBC、CRP)」・・・発熱が長引いている時、重症感のある時に行います。
「簡易尿検査」・・・院内で一般項目が確認可能です。必要に応じて外注検査で詳細項目を追加します。
「食物アレルギー抗原血液検査」・・・アトピー性皮膚炎のある乳児か、疑わしい症状がある時に卵、小麦、乳、大豆の項目を検査します。あくまで補助的な役割の検査であり、診断は実際に症状が誘発されるエピソードを元に判断します。その他の項目は原則施行しません。症状はないが、離乳食前に念のため検査なども意義が低いため検査は行いません(正確性が低い検査のため)。
「吸入アレルギー抗原血液検査」・・・6歳以上でアレルギー性鼻炎に対する減感作療法を行う時の事前検査としてのみ施行します。この検査も確定診断には用いず、診断自体は症状が出る時期や環境、および抗アレルギー薬への反応性から判断します。
「血液型検査」・・・自費で1500円です。医学的意義はないので、原則子ども自らが検査を希望した時だけ行っています。
「診断書作成」・・・自費で2200円です。数日から1週間お時間がかかります。
★全ての検査は必要性やタイミングを考慮して、行うかどうか判断します。希望があっても検査をしないこともあります。
〇当院で対応できる疾患
・発熱や呼吸器症状、消化器症状など一般的な体調不良症状。
・気管支喘息、アレルギー性鼻炎(6歳以上の減感作療法含む)、食物アレルギー、乳幼児(5歳未満)のアトピー性皮膚炎
・手足口病、水痘の疑い、とびひ、蕁麻疹、湿疹などの皮膚疾患。
・意識障害や激しい嘔吐、骨折を疑う所見のない軽症の打撲、けが。
・便秘、血便
・園や学校の健診で指摘された尿検査の異常や、頻尿、排尿時痛などの尿の症状。
・皮膚の症状、眼の症状、耳の症状でどの病院にかかったらいいのか分からない時にも、診察の上で必要であれば行くべき科の推奨や、紹介を行います。
・学校健診で不整脈や心雑音を指摘された場合には、検査は当院ではできませんが受診すると貝塚市民病院の小児循環器専門医に紹介の段取りをすることができます。
・低身長・肥満の相談や検査は当院では行っていませんが、必要な児は母子総合医療センターへの紹介を行います。貝塚市の川崎こどもクリニックの川崎先生が内分泌の専門家ですのでそちらの受診もよいかと思います。
✕当院では行っていない検査
「RS」、「ヒトメタニューモ」、「ノロ」、「ロタ」、「マイコプラズマ迅速検査」、「レントゲン」、「超音波検査」、「心電図検査」、「視力検査」、「斜視検査」、「聴力検査」
これらの検査がご希望の方は他院を受診してください。
✕当院では対応できない疾患
・意識障害や激しい嘔吐などを伴う外傷 ⇒脳のダメージが疑われますので救急車の適応です。
・強い腫れ、痛みを伴う外傷、縫う必要がありそうな外傷、および交通事故による外傷 ⇒骨折の可能性、および縫合が必要な可能性、特別な診断書が必要な可能性があります。外科系の病院を受診しましょう。
・目の部分の外傷 ⇒眼科を受診しましょう。
・斜視かもしれない ⇒眼科を受診しましょう。
・5歳以上のアトピー性皮膚炎 ⇒当院では乳幼児の治療を行っています。大きい子は皮膚科や他院小児科を受診して下さい。
・耳垂れがある時 ⇒程度の強い中耳炎が疑われます。洗浄処置が必要なことが多いので耳鼻科を受診しましょう。週末や休みの時はとりあえず小児科に受診でもよいでしょう。
・耳が聞こえにくい ⇒耳鼻科を受診しましょう。