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中国語 その深淵なる魅力

私の趣味の一つに外国語学習がありますが、その中で今一番ハマっているのが中国語です。

14億人という国民を抱え、経済的にも急成長の国であるとともに4000年の歴史を持つ奥の深い国でもあります。

今後、ますますニーズの高まっていく言語でしょう。

実は我々日本人は中国語学習において相当なアドバンテージがあります。

それはとにもかくにも「大量の漢字を知っている」からに他なりません。

現在、漢字を使用する国は中国以外には日本しかありません。

韓国も以前は漢字を使用していましたが、今は教育からも削除され年々漢字を理解できる人は減っているとのことです。

地球上の様々な文明が生み出した文字のほとんど全てにおいて一字一字が「一つの音」を表すのに過ぎないのに対して、漢字は一つの文字が単独で「意味」を持ちます。

つまり、他の言語は全てひらがな表記だけであるのに対し、漢字だけは一つの絵やイメージを表しているということです。

これはtwitterなど文字数が制限された時に特に力を発揮します。

例えば、ひらがなでは「いえ」、英語では「house」とそこそこ文字数を消費するのに対して、漢字なら「家」と一文字で済みます。

中国の漢字という素晴らしい発明品の恩恵を我々日本人も毎日享受しているのです。

 

そして、日本人は中国語を読んだ時にそのおおよその意味を学習なしで推測することができることがちょいちょいあります。

「今天天気非常冷。」

今日は寒いです、という意味が何となく予想できるのではないでしょうか。

もちろんこれはとても初歩的な中国語で、同じ漢字でも結構意味が違うものがあったりそもそも発音は相当違うのでやはりかなり習得の難しい言語ではあるのですが、少なくとも欧米の方よりも学びやすいことは間違いありません。

 

最後に、日本語にもある熟語なのに意味が予想外に違うため、日本人だからこそ間違ってしまう中国語単語をお教えしましょうか。

中国語   ⇒  日本語

手紙       トイレットペーパー(全然違う!)

老婆       奥さん(日本で使ったらめっちゃ怒られるでしょう)

顔色       色(顔色ではなく、純粋に色)

愛人       配偶者、恋人(後ろめたい意味はありません)

工作       仕事

 

中国から日本に伝わるどこかで伝達ミスが起こったのでしょうか。非常に興味深いですね。