ベランダから幼い子どもが転落するという痛ましい事故が最近立て続けに起こりました。亡くなったお子さんはもちろんのこと、その御両親や御家族の悲痛さを思うと本当につらくなります。
車の行きかう道路や駅のホームは危険と隣り合わせであることは誰もが意識しています。
ところが普段暮らしている我が家は安心、安全の象徴であり、そこにも小さな子ども達にとってはたくさんの危険があることはついつい忘れがちです。
NPO法人「Safe Kids Japan」の実験では120㎝の柵を3歳児は65.7%、4歳時は72.5%、5歳児は90.2%が30秒以内に乗り越えることができたとのことです。
これは大人の想像をはるかに上回るものではないでしょうか。
さて、このような事故があると、「なぜ親が見ていないんだ」という意見が必ず出ます。
親が子を見守るのは当然のことですが、トイレにも行きますし、子育ての疲れからうとうともします。
現実的には、「少し目を離しても大丈夫なように対策をする」ことが重要です。
ベランダには足場になるものを決して置かない、ベランダに出るドアの上部に追加錠をつけるなど、小さなお子さんを育てる御家庭ではぜひ今日からすぐに対策を始めて下さい。