オンとオフ

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

:オンとオフ

緊急事態宣言が解除され、学校や仕事等が始まり、少しずつ日常に戻りつつあるかと思いますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。

私は今年の2月から受付事務職員としてこちらで働かせていただいていますが、やっと環境や業務に慣れてきたところであります。

まだまだ若輩ですが、森田内科・胃腸内科のスタッフ一員として貢献できるように頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

ところで皆様、読書はお好きですか?

文芸書や実用書、ビジネス書や専門書、または漫画など、たくさん種類がある中で私は特に文芸書や漫画が好きです。

休日は近所の図書館に通い、借りれるだけ借りて家で何時間も読み耽ているくらい、本を読む事が好きです。

自粛期間中は図書館も閉館していたので、ネットで何冊か本を購入したのですが、その中でとても感銘を受けた本に出会えましたので、この場を借りて共有させて頂きたいと思います。
ダウンロード (3)

認知症検査の中の神経心理学検査で一般に使用されている、「長谷川式簡易知能評価スケール」という検査があります。

それを開発したのがこの本の著者であり、認知症医療の第一人者である医師の長谷川和夫さんです。

帯の通り長谷川さんも2年前に認知症を発症されてから緩やかではありますが、確実に症状が進行している事を自覚されているようで、日常で伝言を忘れたり、電車の乗り場がわからなくなったりするそうです。

話を繰り返し話したりもあるそう。

日々進行していく病に焦りや不安を感じるそうですが、でも実際自らも発症したからこそ患者さんに真に向き合える、分かり合えると長谷川さんは言います。

2019年の統計によれば日本人口のうち28.4%が65歳以上の高齢者という割合だそうです。

平成24年の認知症患者数が約460万人、高齢者人口の15%の割合だったものが2025年には5人に1人、20%が認知症になるという推計もあります。

このように誰にでもかかる可能性がある病ですが、身近な方の中にも発症されていたり、疑いがあったり、思い当たる方がいらっしゃるかと思います。

ご本人もですが、サポートされる方も病にどう向き合っていいのかがわからない、どうしたら良いのだろう、と思い悩んでいる方にぜひ読んで頂きたいです。

もちろん発症してなくても、身近な方にいなくても読んで損はないと思います。

何よりもこれを機に認知症についての知識や興味を持っていただければと思います。

長くなってしまいましたが、ちょっとした自己紹介と、私が最近感銘を受けた本についての紹介でした。

まだまだ気は抜けない状況ですので、手洗い等の感染予防をしっかり行うのと、最近暑くなってきたのでこまめな水分補給を心がけていきたいと思います。

皆様も気温の変化や環境の変化で体調を崩さないようにお気をつけください。






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