日別アーカイブ: 2014年1月13日

家族・実家のことその10 ヒーロー

私が小学校の頃、聖闘士星矢(セイントせいや)という漫画が男の子に大人気でした(お母さん方はあまり知らないかも)。

私も大好きで、兄達と一緒にアニメも毎週楽しみにしていました。

聖闘士星矢によると、人は誰しも「コスモ」と言われる内なるエネルギーを秘めているそうで、この聖闘士達は、そのコスモを高めて戦いを繰り広げて行きます。

必殺技を出す前には、体から蒸気のようにコスモが立ちのぼる様が描かれていて、そのかっこよさに大興奮したものです。

冬場、お風呂を出た後、大急ぎで鏡の前に立つとまるでコスモが立ちのぼっているかのような自分の姿が!

湯冷めすることも気にせず、当時は「自分かっこえぇー。」と陶酔モードだったのですが、そんな弱点丸出しのフルチン聖闘士は瞬殺されるやろ、と今思い返すとわらけます。

息子がヒーロー戦隊になりきって、目をキラキラさせているのを見ると、そんな遠い日のことを思い出しました。


子育てその16 へその緒

昨日、私の次兄の元で、3人目の赤ちゃんが元気に産声をあげました。

私の両親からすれば8人目の孫ということになります。

 

思い返せば、長男がオギャーと産声を上げた時、私はその場におりました。

淀川キリスト教病院のNICU(新生児集中治療室)で勤務していた時期に生まれたのですが、なんとちょうど私が当直中のことでした。

新生児科医師として、何度も何度も経験していたお産の場面ですが、わが子ということでやはり一味違った緊張感。

無事、生まれてきて元気な泣き声を聞いた時、うれしかったというよりほっとしたというのが正直な感想でした。

何を隠そう、へその緒を切ったのも私。

今でも昨日のことのように思い出すことができます。

もう5年前のできごとです。

健やかな成長をうれしく思います。