喘息は相当有名な疾患ではありますが、他のお母さんにしっかり説明できる方は中々いないと思います。
いつも通りこのブログでは難しい専門的なことはは置いといて、話をシンプルに進めたいと思います。
喘息とは、「ことあるごとに胸がゼーゼーしたり、呼吸が苦しくなりやすい体質」のことです。
口から吸った空気は気管⇒気管支⇒細気管支とだんだん細く枝分かれしていくストローのような通り道を通って、最終的にはごく小さい風船の集まりである肺へと到達します。
息を吸ったり吐いたりすることはこの風船を膨らませたり、縮ませたりすることの繰り返しの作業です。
喘息の体質のある人とは、色々なきっかけ(風邪をひいたり、激しい運動をしたりなど)からこの空気の通り道である気管支が一時的に狭くなってしまう人のことです。
①通り道が狭くなると呼吸がしづらくなるため、本人は息苦しさを感じます。
②また、聴診器を使うと調子のいい時には気管支をスー、スーと軽快に空気が通っていくのが聞こえますが、喘息が出ると狭いところを通る隙間風の要領でヒューヒュー、あるいはゼーゼーという音に変わります。
③風邪を契機とすることが多いので、通り道をふさぐ痰が発生しますが、気管支が狭窄するとこの痰を外に出す必要がより大きくなりますので、喘息のない人に比べて結果的に咳がひどくなります。