日別アーカイブ: 2008年10月21日

魚を食べよう

一般にEPAと呼ばれる多価不飽和脂肪酸の一つであるエイコサペントエン酸は、鰯などの魚肉に多く含まれ、その摂取は動脈硬化予防に良いことが以前より知られています。
EPAを純化した製剤は我が国で20年前より発売されていて、2年前に大規模臨床試験の結果、冠動脈イベント(心筋梗塞など)の発生を抑制する効果があることが示され注目を浴びました。
薬としては閉塞性動脈硬化症や高脂血症での適応が認めらていて、今後増加することが予測されるメタボリック症候群での有用性が期待されています。
実際、魚を多く食べる人には動脈硬化による病気が少ないことは実証されていて、昔ながらの魚を中心とした日本食はそういう意味でも肉が中心の欧米食と比較して、まちがいなく健康食と言えるでしょう。
魚をたくさん食べて動脈硬化を予防し、アンチエイジングを図りましょう。