生活習慣病の早期発見を目的として,年1回特定健診(市民健診)を受けることが義務付けられています.
高血圧症,糖尿病,脂質異常症などの生活習慣病は,脳梗塞や心筋梗塞(不安定狭心症を含め急性冠症候群と呼ばれる),慢性腎臓病等致死的合併症の基礎疾患であり,健康診断による早期発見が重要です.
今の気候の良い時期,風邪などの病気も少なく,健康診断を受けるに適していると言えます.
当院では随時,特定健診(市民健診)を予約なしで受け付けています(但し受診券の持参が必要).
詳細は当クリニックホームページをご覧になるか,診療時間内に電話でお問い合わせ下さい.
今年度まだ受診されていない方は,是非早い目の受診をお勧めします.
カテゴリー別アーカイブ: 健康
花粉症は大丈夫ですか?
春先に流行するといえば花粉症があります.
くしゃみ,鼻水,鼻閉,目のかゆみなど,うっとおしい症状が初夏頃まで続きます.
今まで罹ったことのない人でも発症するときは急といわれます.
花粉症かなと思ったら,早めの受診をお勧めします.
夏バテしてませんか?
連日の猛暑で夏バテ気味の方も多いのでは?
熱中症にも十分な注意が必要です。
汗をかくことは体に良いことですが、水分補給を怠ると脱水症を起こし体調を崩す原因となります。
長い夏を乗り切るには体力を低下させないため、しっかりと食べることも大切でしょう。
どうか体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。
かぜを早く治すために
昨日の午後診で、かぜの方が多く来院されました。
鼻やのどの症状を訴える方が大半でしたが、熱が出ると寝込んでしまうほどしんどくなり、注意が必要です。
かぜを早く治すためには、症状を緩和する薬を服用することだけでなく、安静、保温、水分補給が欠かせません。
水分をしっかり摂ることは熱が高くならないためにも大切です。
梅雨の時期で、気分も沈みがちなのでくれぐれもかぜをこじらせないよう注意しましょう
sign
人体の不思議は驚くべきものですが、生命を保つために身体の内外から色々なサインが送られていることに気付かされます。
たとえば、食べたいと思うものを食べて美味しいと感じる時、その食べ物が身体にとって良いもの、必要なものなのだろうと思われます。
様々なsignを忠実に受け取って行動することが、健康を守るコツではないでしょうか?
入浴の効用
日本人は風呂好きで有名ですが、確かに入浴はリラクゼーションをはかるにはすぐれた方法と思われます。
入浴することで全身の血行が良くなり、高血圧や便秘がちの方にもお勧めです。
但し、突然熱めの湯に入ると心臓に負担がかかるため、ぬるめの湯にゆったりと入るのが良いでしょう。特に高齢者は気をつけてください。
お仕事で緊張をしいられストレスの多い方、どうかリラックスバスタイムで一日の疲れを癒してください
脳の活性化
脳トレ(脳のトレーニング)に関しての著書も多く見られますが、脳を刺激し活性化するには、感覚刺激や手足の運動が効果的と思われます。
子供の頃、「結んで開いて」という歌に合わせて手を握ったり開いたりする遊戯を幼稚園などでした覚えがあるはずです。
手を使うこと、足を使うこと、また美しいものを見る、心地よい音を聴く、芳しい匂いを嗅ぐなどによって脳はよい刺激を受け、活性化されると考えられます。
脳を活性化することは若さを保つことにもつながるでしょう
冬季うつ病
日照時間が短くなる冬の季節は暗く寒い自然環境の中、気持ちが沈みがちで、冬季うつ病と呼ばれる心の病が増加すると言われています。
その原因のひとつに、太陽光を受けなくなるとセレトニンなどの脳内アミンの合成が低下することがあげられています。
今日から3月並みの暖かい日が少し続くようです。
天気がよければ外に出て、日の光を浴びながら体を動かしてみませんか?
過労ではありませんか?
病院での当直勤務で、救急搬送される患者さんの中に、明らかに過労が原因と思われるケースが少なからず見られます。
いわゆる頑張り屋さんほど仕事で無理をしてしまい、睡眠不足から体調を崩してしまうことが多いようです。
概して日本人は働き過ぎと言われますが、真面目な気質は注意が必要ですね。
年末でことのほか忙しいと思われる方、けっして過労にならないよう、そして休日には心身ともリラックスして、疲れを解消するようにして下さい。
食後の体操を!
糖尿病をはじめとする生活習慣病が、今後益々増加することが予測されています。
遺伝的素因に、過食、運動不足など生活習慣上の問題が加わって発症するとされていますが、現代人にとって最も大きな問題はおそらく圧倒的な運動不足と思われます。
食後の高血糖から生じる高インスリン血症が、糖尿病における血管病(心筋梗塞など)の大きな成因と考えられていて、食後の筋肉運動は血糖値上昇を抑えるために重要であることは間違いありません。
多忙のため十分な運動の時間が持てないのは現代人の宿命とも言えますが、食後にたとえ10分でも体操などの筋肉運動をする習慣を身につけることは、そう難しくはないのでは?
とにかく、できるだけ身体を動かすことが生活習慣病の予防になるのだと意識したいものです。