私は大学時代、バレーボール部で汗を流しました。
3回生の時に、新入生として入ってきた子が今回の主役で、私達先輩は彼のことを「細川ちゃん」と呼んでかわいがっておりました。
そんなかわいらしい新入生だった細川ちゃんもあっと言う間に後輩を迎えることとなりました。
そして数か月する頃、新たな新1回生達から「ちゃんさん」と呼ばれている細川ちゃん。
聞けば、もともとは私達の呼び方に敬称の「さん」を付けて「細川ちゃんさん」と呼ばれていたごく短い期間があったようですが、言いにくいので略して「ちゃんさん」となったとのこと。
そしてさらに月日は流れ、いつしか私達先輩にも「ちゃんさん」と呼ばれるようになったちゃんさん。
その下に入ってきた後輩達からすると、もう完全に理解不能です。
しかしあまりにも語感がよく、今やすっかり定着したちゃんさん。
今でもバレー部メンバーはみな仲が良く、1年に1回は集まろうとがんばっています。