インフルエンザの登園、登校が許可されるタイミングは当院で診断された方には十分に説明をしておりますが、救急などで診断された場合、指示が不十分なこともあるかと思います。
電話での問い合わせでは行き違いが多発するため、当院では対応しておりませんので、このブログを参考にしてください。
★コロナによる医療ひっ迫を機に厚生労働省はインフルエンザの登園・登校許可証を医療機関に求めないように改めて通達を出しています。当院でも発行しておりません。実際、どの医療機関も病気の子どもを診るだけで手いっぱいであり、元気になった子どもを診ている余裕はありません。親御さんにとってもただただ無意味な負担となっていました。
まずカレンダーを用意します。
●小学生以上の児
①赤ペンで熱が出た日に0と書き込み、その翌日から順に1,2,3,4,5まで記入します。
②黒ペンで完全に解熱した日に0と書き込み、その翌日から順に1,2まで記入します。
③赤でも黒でも数字が何も書かれていない最初の日にOKと書き込み、これが登校できる日になります。
●幼稚園、保育園児
①赤ペンで熱が出た日に0と書き込み、その翌日から順に1,2,3,4,5まで記入します。
②黒ペンで完全に解熱した日に0と書き込み、その翌日から順に1,2、3まで記入します。
③赤でも黒でも数字が何も書かれていない最初の日にOKと書き込み、これが登園できる日になります。
★注意点★
一旦解熱しても再発熱があった場合は、解熱カウントのやり直しが必要です。
発熱した日や解熱した日を1日目とカウントしてしまう間違いをよく見受けます。正しくは0日目です。
幼稚園・保育園児の方が小学生以上の子より解熱後1日長く自宅待機が必要です。
いくら熱が下がっていても、しんどうであったり、咳がひどかったりする場合はまだ復帰するべきではありません。また、登園・登校が許可される日でもまだまだ感染性は残っている児が多いですので、可能な年齢の子どもはマスクをしましょう。赤ちゃんや高齢の方との接触も避ける方がよいでしょう。