カテゴリー別アーカイブ: 随筆

メリハリ

梅雨の時期で雨や曇りの日が多く、気分が滅入ることも多いですね。
でも、一日中沈んだ気持ちで過ごすと食欲も落ち、睡眠にも影響が出て
体調を崩しやすいと思います。
ですので、気持ちの切り替えをはかる、いわゆるメリハリをつけた生活態度が必要と感じます。
できるだけ楽しく過ごせる時間を長く持つ、それはおそらく気の合う人との温かい触れ合いを通して生きる喜びを感じることかも知れません。


自信

あなたは自信がありますか?と聞かれて、“あります”と答えられる人は多くないでしょう。
何故なら、ひとは皆必ず弱点(短所)を持っていて、それを自分の良さよりも強く感じてしまう傾向があるためと思われます。
でも、今一度自分の良さを振り返ってみてください。
優しくて親切な心がありませんか?
誰よりも負けないことが、きっと一つはあるはず。
きっとあるはず、だからもっと自信を持ちましょうよ…
誰もが、そう誰もが素晴らしい命を持っているのですから。


窮地から逃れるために

人は生きていく中でけっして楽しいことや嬉しいことばかりではありません。
むしろ苦しいこと、悲しいこと、つらいことの方が多いかも知れません。
状況が自らを追い詰めることもあるでしょう。
そのような時、窮地から逃れようとして動けば動くほど不利な方向に向かってしまうこともよく経験します。
突破口を見つけるためには、それは立ち止まること、身をかがめること、何も考えず、何もしゃべらず、そして身体だけを動かしてみることが良いのではないでしょうか?
人は人との関係で傷つくことが多く、また苦境の中では味方である人でさえ信じられなくなります。
ですから、窮地から逃れたい時、人を見ず、自然の中で身体を動かし、大きく深呼吸しながら、自然の静かなる声を聴くことを是非お勧めします。


あきらめることを間違わないで

日常生活の中で、あきらめるべきこと、あきらめないことを見定めることは非常に大切と思っています。
往々にして、人はあっさりあきらめてしまえばよいことにこだわり、あきらめてはいけないことをすぐあきらめてしまいがちと感じます。
あきらめてはいけないこと、それは自分も含めて人の命だとか、人との信頼関係だとか、生きて行く上で守る必要があると思われることで、それだけ、それだけは間違わないでください。
信じましょう、あきらめずに願えば、その思いは必ず、必ず叶うと…


心の強さ

人の強さ、正確には人の心の強さとは何でしょうか?
ともすれば自己主張する、人に対して強い態度に出ることが強さと思われがちですが、それはむしろ弱い心、脆い心なのです。
本当の強さとは、自律心があり人やモノに依存せず、また惑わされず、自由で柔軟な思考ができ、信念を持っている、そのような広い心を指すのだと思います。
ただ人間はなかなかそのような心を持つことが実際には簡単ではなく、それゆえに悩み苦しむのだと思いますが、少なくとも自分は小さな存在であるという謙虚さを失わない限り、自然と素直な心、感謝できる心が育まれて行き、思いやりや優しさを常に忘れない温かい人になれると信じます。


小さな喜びを積み重ねよう

人生には節目となる幾つかの転機があり、普通それらは大きな喜びを伴うことが多いものです。
例えば志望大学の入試に合格した時、憧れの職業に就けた時、恋する人との結婚にゴールインした時などなど…..
しかし、大きな喜びも時とともにその実感は忘れ去られて行きます。
幸福な人生というものを考える時、人は何を求めるべきか?
それはおそらく日々の日常の中に、いかに沢山の喜びを見いだせるかどうかだと思っています。
人それぞれ喜びの基準は違いますが、その目線が低ければ低いほど多くの喜びを感じることができるはずで、小さな喜びの積み重ねにこそ本当の幸せがあるのだと信じます。


十の言葉より一度の笑顔

暗い世相の中、心から笑えることが少なくなりがちです。
しかし笑うという行為は人間にとってとても大切で、心身ともに健康を維持するためには欠かせないことなのです。
常に笑いのある家庭は楽しく、家族は幸せを感じることが多いはずです。
また職場でもユーモアと微笑みが溢れる所では、皆が楽しくやりがいを持って仕事ができるでしょう。
そして辛く悲しい状況にある人には、沢山の慰めの言葉より身近な人の優しい笑顔がなによりの救いとなるに違いありません。
さあみんな、大いに笑いあいましょう!


光と影

コブクロの“ここにしか咲かない花”に「影が教えてくれるのはそこにある悲しみだけじゃない、うつむく顔を上げて振り返ればそこにある光に気づくだろう」というフレーズがあり、それがとても好きだ。
人生には必ず光と影がある。
真っ暗闇の中でもがき苦しむ時、人は薄らと差し込んでいる光になかなか気づけない。
しかし何かの拍子にその光が目に入った時、影の意味と光を浴びる喜びを知る。
影は人を成長させ、その後に必ず大きな栄光を与えてくれる。
光とは間違いなく人智の及ばない摂理が導く愛の力だと信じる。
そのことに気づくことが本当の幸せなのだと思う。


多様性

人間社会において多様性は重要なことです。
様々な思想や価値観が存在することは、唯一それらが明らかに人間の不幸をもたらすものでない限り万人に認められるべきであって、その多様性こそが人間社会を進歩させるのだと考えます。
しかし、人間は往々にして自己を過信する結果、主義主張を他人に押し付けてしまう傾向があり、その結果対立や紛争といったものを生み出してしまうことも残念ながら多々あります。
従って、多様な意見、考えを尊重し、その中で最も持続可能な方法論を確立するための模索を繰り返して行くことが、より良い社会を築いて行く上で必要なことではないでしょうか。


リズム感

社会生活を営んで行く上でリズム感を身につけていることは有利なことだと思われます。
人との会話においてもリズム感があると楽しく弾んだ会話になります。
またお笑いの世界でもリズム感があってテンポの良い芸は心地よく、腹の底から笑えることが多いですよね。
リズム感はある程度天性のものかも知れませんが、身につけて行くことは可能と思われ、具体的には音楽やスポーツを日常の生活に採り入れることは良い方法と考えます。
例えば楽曲のリズムに合わせて体を動かすことは脳内のセロトニンを増加させる効果もあり、心の安定にも好都合なのでカラオケなどもお勧めです。
人間関係を上手に作り、元気で楽しく暮らすために少しリズム感を意識してみませんか?