月別アーカイブ: 2020年10月

春はあけぼの

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

春はあけぼの。やうやうは白くなりゆく山際、少し明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる。

【春は夜がほのぼのと明けようとする頃(が良い)。(日が昇るにつれて)だんだんと白んでいく、山際の辺りがいくらか明るくなって、紫がかっている雲が横に長く引いている様子(が良い)】

夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。

【夏は夜(が良い)。月が出ている頃は言うまでもなく、(月が出ていない)闇夜もまた、蛍が多く飛び交っている(様子も良い)。また(たくさんではなくて)、ほんの一匹二匹が、ぼんやりと光って飛んでいくのも趣がある。雨が降るのも趣があって良い】

秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

【秋は夕暮れ(が良い)。夕日が差し込んで山の端にとても近くなっているときに、烏が寝床へ帰ろうとして、三羽四羽、二羽三羽と飛び急いでいる様子さえしみじみと心打たれる。言うまでもなく雁などが隊列を組んで飛んでいるのが、(遠くに)大変小さく見えるのは、とても趣があって良い。すっかり日が落ちてから(聞こえてくる)、風の音や虫の鳴く音などは、言うまでもなく(すばらしい)】

冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

【冬は早朝(が良い)。雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、霜が(降りて)とても白いのも、またそうでなくてもとても寒い(早朝)に、火などを急いでおこして、(廊下などを)炭を持って移動するのも、たいそう(冬の朝に)ふさわしい。昼になって、生暖かく(寒さが)だんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない】

言わずと知れた日本最古の随筆文学『枕草子』。平安時代中期に中宮定子に仕えていた清少納言によって書かれたものです(今でいうところのエッセイですね)。

宮廷生活を中心に、四季の移ろい、人間の営みについての見聞や随想を的確な観察眼と才気煥発な文体とで描いたもの。

内容は大きく分けて3つの段に分かれていて、趣の深いものについて綴っている「類聚的章段(るいじょうてきしょうだん)」、宮中で仕えている時に起こった出来事を日記風に綴っている「日記的章段」、そして自然の様子や身の回りのことについて綴っている「随想的章段」があります。

冒頭の「春はあけぼの」でよく知られている第一段は「随想的章段」で、季節のなかで最も趣があると感じる瞬間を切り取っています。

枕草子①

 

 

清少納言

 

 

 

 

 

年齢を重ねるごとに、季節の移ろいを感じるようになり、清少納言の感性とも言える清新な美意識と表現がしっくりとくるようになりました。他の随筆等もそうですが、現在と少しも変わらない人々の姿がそこにはあります。そんなことを考えていると、何だか不思議な気持ちになりますね

さて、以前ブログでちらりとお伝えしたマッサージピール。今月より提供できるようになりました ご興味のある方、是非ともご体験下さいね。

私も定期的に行っていこうと思っているのですが、マッサージピールをしてから、お肌を褒められることが多くなりました

世界三大美女の一人で「絶世の美女」と言われている楊貴妃。その楊貴妃観音像が安置されているお寺にお参りに行ったことがあります。京都東山区の泉涌寺(せんにゅうじ)というところです。小札のお守りを購入したら、しばらくは綺麗だと褒められることが多くなってうれしかったのですが、その時以来の褒められ方です。うふっ     

楊貴妃観音像


懺悔

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です  :-)

実りの秋!収穫の秋!美味しい物が目白押し。食いしん坊にはたまらない良い季節です。

しかし最近我が家の台所の水栓が故障したり、クリニックでは電子カルテが稼働して毎日てんやわんやでプライベートも仕事もなんだかホッとする間がなくて、落ち着いて料理ができていません。家族には申し訳なく思っているのですが、手抜き料理ばかりになっています。

例えば、キノコ類と松茸ご飯の素でさっと出来る炊き込みご飯をしたり、残り物の野菜とマカロニでこれまた市販のトマトソースを使って簡単にトマト煮込みをしたりなんですが、自分の味付けより市販の素やソースの方が美味しく出来上がったりします

いつもの年なら近くで収穫祭のイベントが開かれ丹波の黒枝豆や新米など地元で取れた特産品を目にし、秋を実感するのですが今年はコロナの影響で中止となってしまいました。春は自粛のまま夏になり、夏は夏であまりの暑さで食欲も失い、やっと秋になり良い気候になったのに、このままだと食欲の秋を味わうこともなく冬になってしまいそうですそんな事ではいけません

何事も気持ちの持ちようですね。「忙しい」という字は心をなくしていると書きますよね。本当に気持ちに余裕が全くありませんでしたきっと受付でパソコン画面を見る私の顔も怖かった事と思います。今夜は秋の味覚たっぷりの美味しい手料理を作ってみます(クックパッドを見ながら・・・)

そんなこんなでしんおおさかクリニックでは紙カルテと電子カルテの切り替え進行中ですので、慣れるまで診察に少々お時間がかかる場合がございます運用が進めばかなり待ち時間が短くなり院内滞在時間も少なくなりますのでもうしばらくお待ち下さい :lol:

 

 

 


口コミ

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

皆さまは、品物を購入するときやお店選び等に口コミを参考にすることはありますか?

私はあまり気にすることはないのですが、先日Googleの口コミにクリニックの書き込みを見つけました。とても低い評価です。

あまり気にすることはないと言ってしまうと、書かれた方に失礼ですが、「あまり気にし過ぎず、落ち込みすぎず、だけど真摯に受け止める」というスタンスです。

たまたま見つけて、ショックでびっくりしたのですが、スタッフだけでなく診察担当医全員に見ていただきました。

何度か口コミを繰り返し読んでみると、診察そのものに対する評価で、それはやはり反省すべき点ではないかと思いました。診察に関わるスタッフや医師全員に読んでいただいたのは、どの医師の診察だったのかということではなく、この批判を素直に受け止め、これからの診察に活かしていきたいという思いでした。

そう思っていた先週の半ば、一人の女医さんから「言い訳になるかもしれないけれど(口コミを見て)あれからずっと考えていて、もしかしたらとても診察が混みあっていた日に、ゆっくり診察をしてあげられなかったかもしれない。患部を見ないということはないと思うけれど、とてもへこんでしまった。でも、真摯に受け止めてこれから丁寧に診察を行っていきたい」と、話してくださいました。

そんな風に考えていただけたこと、お家でへこませてしまったこと、うれしいという気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

私自身、日々のお仕事に追われ、心も身体も疲れてしまうと、時々気遣いや配慮が足りなくなってしまうのかもしれません。いつも心掛けているのは、患者さまに寄り添うこと。この方が家族だったら、私はどうするかな~と思いを巡らせること。肝に銘じて、明日からも頑張っていきたいと思います。


コロナとインフル

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です :-P

コロナ、コロナであっという間に10月になりました。朝過ごしやすく、何もなければこんなに良い気候はないのですが、やっぱり外出するにもまだ油断できませんね。

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、収束のめどが立たない中、冬に向けてインフルエンザとの同時流行が懸念されています。テレビでもお馴染みの関西福祉大学の勝田吉彰教授がどんな点に気をつければ良いのかわかりやすく解説されている記事が10月4日付けの神戸新聞に掲載されていたのでご紹介します。

新型コロナウイルスとインフルエンザは何が共通していて何が違うのかというと、発熱や呼吸器の症状はどちらもとても似ていますが、新型コロナ発症初期から多くに人に味覚や嗅覚の障害が出るという報告があります。肺炎になるパターンも異なります。新型コロナに感染すると、肺炎が悪化するスピードが速い。インフルエンザはそれほどではありません。

又、感染を広げるタイミングも異なります。新型コロナは発症2日前からウイルスを排出するため、無症状でも周囲にうつすリスクがあり、感染力も強い。インフルエンザは発症前にうつす可能性は低いとされています。

神戸新聞より

神戸新聞より

気温が低くなる冬に向けて特に注意すべき点は、寒くなり室内を締め切った状態になり、「3密(密閉、密集、密接)」の状況になる可能性が高まります。定期的に窓を開放し、換気する事が大です。又、乾燥して喉の粘膜が荒れる人が多く、ウイルスが入りやすくなる事にも注意が必要です。

改めて大事なことは、①手洗い②咳エチケット③ソーシャルディスタンス(社会的距離)④換気といった基本的なこと、目新しい話はなく、対策の合格点を取り続ける事が、感染を防ぎます。まさに「継続は力なり」ですとおっしゃっています。

クリニックでも今まで通り対策をして皆様のご来院を心よりお待ち申し上げます :lol: