皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です
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今ビューティの本を読んでいます。改めて皮膚の常在菌について
学んでいます。皆さまにも少しお裾分けしますね。
私たちの皮膚にはたくさんの「常在菌」が存在します。私たち一人ひとりの皮膚表面や毛穴の中に、約20種類、数百億個の常在菌が生息していると言われています。この常在菌は「雑菌」として見過ごされがちですが、実は皮膚を守る良い働きをしているものが多く、さまざまな役割を果たしています。その代表的な3種類の菌にフォーカスを当てますね。
➀表皮ブドウ球菌:善玉菌
表皮ブドウ球菌は、「美肌菌」とも呼ばれる菌で、皮膚表面や毛穴に存在します。汗や皮脂を餌にグリセリンや脂肪酸を作り出します。脂肪酸は肌を弱酸性に保ち抗菌ペプチドを作り出すことで、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎます。表皮ブドウ球菌が出すグリセリンは、皮膚のバリア機能を保つ役割があります。この表皮ブドウ球菌の美肌作用を生かすには、洗顔の回数は最小限にとどめること。そして、汗は表皮ブドウ球菌の栄養になるほか、病原菌を退治する抗菌ペプチドにより表皮ブドウ球菌の働きを助けるため、普段から汗をかくことがお勧めです。
➁アクネ桿菌:日和見菌
アクネ桿菌は嫌気性菌で、酸素のある環境ではほとんど増殖できず、死滅してしまいます。そのため、酸素を嫌い毛穴や皮脂腺に存在し皮脂を餌にプロピオン酸や脂肪酸を作り出しています。そして、皮膚に付着する病原性の強い細菌の増殖を抑える役割を担っています。従来ニキビから検出されるため、ニキビの原因と考えられていましたが、後に全ての人の毛穴の中に多く存在しており、また肌を弱酸性に保って守る働きをしていることが判りました。ニキビでは毛穴の詰まりが目立っており、この詰まりがきっかけで毛穴の中の酸素が失われた結果、アクネ桿菌が炎症を起こしてニキビを作ります。要は毛穴を詰まらなくすることが大切なのです。ニキビは痕が残りやすい病気ですので、ニキビが気になるようになったら早めに皮膚科を受診することをお勧めします。
➂黄色ブドウ球菌:悪玉菌
皮膚表面や毛穴に存在します。存在しているだけでは問題がありませんが、ブドウ球菌の中では病原性が高いため、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こします(健康なお肌は弱酸性。pH4.5~6.0)傷を受けた皮膚をそのままにしておくと化膿し悪化させてしまいます。
これら常在菌は、それぞれ存在する菌のバランスが壊れたときに皮膚のトラブルに発展します。そのため、バランスを壊さないように常在細菌と上手に生活すること、そして表皮ブドウ球菌を減らさないようにすることが大切です。表皮ブドウ球菌は角質層に存在しているため、角質ケア(保湿ケア
)も大切です。表皮ブドウ球菌を減らさないように保つことは、皮膚のバリア機能を保つ意味でとても重要です。これから
秋冬に向けて乾燥の時期に入ります。乾燥すると皮膚はアルカリ性に傾いてしまいます
皮膚常在菌のバランスが壊れてしまわないように、日頃からお肌と相談しながら
楽しくケアを続けていきましょう
花組全国ツアー公演「フィレンツェに燃える」。チケット取れず
今日は神奈川県民ホールで公演。ドラえもんのどこでもドアをゲットして、飛んでいきたいな~