皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です
今や手放すことができなくなったスマホ 現代社会を生きる私たちは10分に1回スマホを手に取り、平均1日に4時間以上をスマホに費やしています。そんなデジタル社会へ警鐘を鳴らす一冊がこの『スマホ脳』
。2020年11月にスウェーデンで出版されました。
アンデシュ・ハンセン氏:著(スェーデンの精神科医)
この本はスマホが私たちに及ぼす影響を、分かりやすい言葉で解説してくれます。世界一受けたい授業でも紹介されていたようです。
脳内の伝達物質であるドーパミンやエンドルフィン。ドーパミンは別名「幸せホルモン」や「快楽ホルモン」とも呼ばれ、報酬物質と呼ばれるほど人間の脳や行動において大切な役割を果たしています。
私たちの脳は、新しい知識や情報への欲求を持っていて、それはパソコンやスマホが運んで来てくれます。パソコンやスマホのページをめくるごとに、脳がドーパミンを放出し、その結果私たちはクリックが大好きになる。しかも、実は読んでいるページよりも次のページに夢中になっています。
と同時に、私たちの脳は「何か起こるかもしれない」という期待が大好きで、ギャンブルのように報酬がもらえるかどうか分からない、結果が不確かな場合の方がドーパミンを大量に発生させます。インスタグラムなどのSNSは、この人間の心理を巧みに利用し(多くの企業が行動科学や脳科学の専門家を雇っています)、意図的にユーザーの依存性が高くなるようにアプリを設計しています←これ怖いですよね~
また、スマホの使い過ぎで起こりうる悪影響について、次のように書かれています。
①SNSを使うほど孤独になり、人生の満足度が低下する
②ブルーライトにより睡眠の質が低下する
③マルチタスクによる記憶力や集中力の低下する
人間の精神は睡眠や運動、他者との関わりによって不調から守られていますが、デジタル化によって睡眠時間は削られ質は落ち、運動の頻度は減り、他者との関わりもリアルからデジタルにものすごいスピードで移行しています
便利さの裏に潜んでいるスマホの危険性に、うすうす気づいていている方も多いのではないでしょうか
テクノロジーは様々な形で人間を助けてくれるし、こらからも存在し続けるものですが、デジタルから受ける影響を認識し、上手に付き合っていきたいものですね