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日日是好日(にちにちこれこうじつ)

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

9/15に自宅で亡くなられた、俳優の樹木希林さんの追悼番組が放映されていますね。そんな中、私がとても印象に残っている企業広告があります。宝島社の企業広告2016年の作品です。

樹木希林 オフィーリア に対する画像結果 ←覚えてます

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」をメインコピーに、ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリアをモチーフにしています

シェイクスピアの「ハムレット」の一場面を描いたこの作品は、生と死の間で神々しい美しさを放つオフィーリアの姿が印象的で実は宝塚でも上演されています えへへっ

 ハムレット 宝塚 に対する画像結果 ←真咲さんカッコイイ~

宝島社は、これまでも多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、数多くの賞を受賞しています。そして、この広告に対して樹木希林さんが残したコメントは以下の通り。

「一般の世の中の人は、死というものを特別なものとして、そういうものを見ないように避けて通るんだなぁと思います。親しい人の死が身近に見られない今の世の中は、ちょっと不幸な時代になったのかなと。死ぬということは悪いことではない。当たり前のこと。『生きているのも日常、死んでいくのも日常』。私はちゃんと見せていきたい。そういう事を伝えるのも、死んでいく者のひとつの役目かなぁと思いました。」この時すでに“全身ガン”を告白した後です。

「いかに死ぬか」という死生観の尊重。考えさせられます こうやって見ると、内田裕也さんよりも樹木希林さんの方がよっぽどロックですよね~

内田裕也と樹木希林 に対する画像結果 ロックンロール

そして、10/13公開予定の映画「日日是好日」。原作は、著者である森下典子さんが、大学生の頃から約25年にわたり通い続けた茶道教室を通じて得た気づきや学びを、自らの人生に重ねながら綴ったエッセイ本『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。

季節の変化を五感で味わうことを体験した、著者の緻密な描写力もさることながら、胸を打つような人生訓的な「気づき」の数々が記されていて、このエッセイに登場する武田のおばさんに会ってみたくなります。武田のおばさんというのは茶道教室の先生で、映画では樹木希林さんが演じています。

ちなみに日日是好日(にちにちこれこうじつ)は禅語のひとつです。言葉の真意はこんな感じです。「多くの人は『今日も一日よい日でありますように』と願い、無事を願う。しかし現実はその願いの通りにはいかないで、雨の日、風の日があるように様々な問題が起き、悩ませられることばかりかもしれない。しかし、どんな雨風があろうとも、日々に起きる好悪の出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、かかけがえの無い一時であり、一日である。この一日を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是れ好日となるのである。」う~ん 深いでしょ~


芸術の秋

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先日、兵庫県立美術館で開催されている「プラド美術館展」に行って参りました

プラド美術館展   ←《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》

マドリードにあるプラド美術館は、歴代スペイン国王のコレクションを核に1819年に開設された世界有数の美の殿堂です その所蔵品はベラスケスやスルバラン、ムリーリョなどスペイン人画家による絵画の他、イタリア、フランドル絵画などヨーロッパ美術の枠を示す第一級の作品から成り、ハプスブルクとブルボン王朝の栄華を今に伝えています

音声ガイドには、及川光博さんが作品の見どころやストーリー、時代背景を分かりやすく解説してくれます(音声ガイドは有料¥550です)。

見どころの一つが、西洋美術史上最大の画家のひとりであるディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の絵画。彼の作品7点を軸に17世紀絵画の傑作など61点を含む70点(うち9点は資料)が展示されています。皆さま、この画家さんをご存知でしたか?

私は存じ上げなかったのですが、彼の作品はスペインにとっては言わば国宝級で、7点もの絵画が一度に出品されるのは奇跡に近いのだそうです ビックリ

そして、この絵画と資料合わせて70点の貸し出しにプラド側に支払われた金額は、ななななんと230万ユーロ、日本円で約3億円!!! またもやビックリ

そんなこととは露知らず、吞気に鑑賞していた私 そんな素人の私でも、大型絵画が壁を埋め尽くす展示室は圧巻で、どれも輝くように素晴らしい絵画の数々にうっとりしました プラド美術館展は、10月14日(日)まで開催しています

<おまけ>

今月は、10月20日から始まる宝塚星組台湾公演のお披露目を、梅田芸術劇場で一足早く観劇して参りました。

Thunderbolt Fantasy ←素敵だった~

『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』。台湾では知らない人はいないと言われるほど、老若男女に楽しまれてきた伝統的な人形演劇「布袋劇」を現代風にアレンジした舞台。宝剣を巡って武力魔力を戦わせあう任侠ファンタジーです。主な登場人物のフィギュアがロビーに飾られていて、出演者の皆さま、ほぼこの通りのビジュアルでした。

星組公演③ 星組公演① 星組公演② 幸せ~

 

 

 

 


仙吉おじいさん大往生

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

毎朝、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」を拝見してから出勤する私  皆さまご覧になっていますか?

先週、ヒロイン鈴愛を見守り続けた祖父・仙吉おじいさんが亡くなりました。御年88歳。曾孫の花野ちゃんの温もりを感じながらの大往生でした。

半分、青い。 仙吉おじいさんと花野ちゃん

花野ちゃんは夜、鈴愛に聞きます。「死んだらどこへ行くの?」

そして、鈴愛は答えます。「天国? 空の星になる? でも、ママ死んだことないでよく分からん。そやけど、何も怖くない。当たり前のことや。生まれてきて、生きて、死んで行く。おじいちゃんは花野ちゃんの心に中におって、助けてくれる。死んでも人の思いは残る。」

こんな風に子供に話せるって、素敵だな~と思いました

日本のターミナルケアに携わる方のみならず、関心を寄せる方たちのバイブルとして読み継がれているエリザベス・キューブラー・ロスの著書「死ぬ瞬間」。

515CFPYPZRL._AC_US200_ エリザベス・キューブラー・ロスはアメリカ合衆国の精神科医でした 

死にゆく患者が死に至るまでにどのような心理的経過をたどるか、という誰も取り組んだことのないテーマを取り上げた本です。

この著書の冒頭では、子供の頃に出逢ったある農夫の死について書かれています。木から落ちた農夫が息を引き取るまで、彼の家族と悲しみを共にすることを許され、一緒に心の準備をしたキューブラー・ロスが、その体験をこう語っています。

「子供にしても、不幸があった家にいさせてもらえ、会話や議論や恐怖の仲間に入れてもらえさえすれば、悲しみのときでもひとりぼっちではないという気持ちになれるし、責任を分担し、ともに悲しむことで慰めが得られる。そのことで徐々に心の準備ができ、死もまた人生の一部なのだということを学んでいく。これは、彼らの成長・成熟にとって貴重な体験である。」

死生観は様々ですが、死をタブー視して口にすることを忌み嫌い、「ショックが強すぎる」という先入観や口実にもとづいて、子供を遠くに追いやる社会は、やはり健全ではないと私は思います。子供はいつだって大人の仲間入りをしたいと考えています。私たちが子供の頃、そうではありませんでした?(もしかしたら私は、おませな子供だったのかしら)。

「死ぬ瞬間」は一般人や一部の専門家から絶賛されたものの、多くの専門家からはかなり厳しく批判されたようです。ですが、死生学について最も多くの人に読まれた本であり、多大な影響を与えました。私もその一人です。

さて、先日患者さまよりお手紙をいただきました。私の猫好きをご存知のようで、こんな可愛い切手付きで。

猫の切手  キュンキュン

常に断捨離をしている私ですが、手紙だけは別。その日その時の想いや空気が感じられる手紙は、私の宝物です 嬉しいです いつもありがとうございます


「夫の薄毛」

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

NHK「あさイチ」という番組、皆さまご存知ですか?

有働由美子アナウンサーとイノッチことV6の井ノ原快彦さん、キャスターの柳澤秀夫解説員が今年3月に卒業されたのですが、私はこの番組が大好きでした もちろん、この後MCに起用されたお笑いコンビ博多華丸・大吉さんと近江友里恵アナウンサーの3人でリニューアルされた「あさイチ」も、引き続き楽しく拝見させていただいております

あさイチ お休みの日は観ています

そして、今週月曜日(6/11)は、「夫の薄毛」が特集でした。ご覧になった方、いらっしゃいますか

日本人男性の3人に1人が男性型脱毛症になるというデータもあり、男性の頭髪や薄毛をめぐる葛藤や本音はシビアなのだな~と、改めて感じるものでした。

男性型脱毛症の治療は日々進化しておりまして、飲み薬、塗り薬、植毛、そして最新の再生医療まで、あらゆる薄毛対策や治療法の紹介、メリットデメリットや費用対効果、さらにはちまたに出回る俗説を検証(これは、以前私もブログに書いておりますので、ご参照あれ)。そして、薄毛を目立たせないヘアスタイルや、薄毛の男性に似合うファッションなども紹介されていました。

薄毛のファッション 皆さま、とってもカッコよく変身されていましたね~。

その中で、「男性型脱毛症診療ガイドライン」について紹介されていたのですが、このガイドラインは2010年に日本皮膚科学会により作成されたものです。

ガイドライン作成の背景としては、医学的にも非常に有用である治療法が患者さまのQOL(quality of life:生活の質)向上に貢献している。しかしその反面、皮膚科医学上無効ともいえる治療が社会に横行しており、無効な治療法を漫然と続ける患者さまも少なくない。その現状をなんとか是正したいという意志の元に作成されました。そして、2017年にはエビデンス(科学的・医学的根拠)に基づき、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」と名称を変更し、女性の薄毛にもスポットライトを当てたガイドラインが刷新されました。

このガイドライン作成委員会には、我らが板見先生も参加しております。ええ、またもや自慢です だって、すごいでしょう? 板見先生は、やっぱり日本を代表する毛髪研究の第一人者なのですもの~

そういえば、番組で専門家ゲストとして出演されていた佐藤明男先生も、男性型脱毛症ではかなり有名な方で、私も学会で何度か拝見したことがあります。

その学会はずばり「日本臨床毛髪学会」。この学会、本当に毛髪を愛する方たちの学会なのですこんな風に書くと変な学会だと思われそうですが、いたって真面目です 最近は参加しておりませんが、専門的な学会です。

NHKの番組をご覧になって、ちょっと相談したいな~と思われた方、是非診察にお越し下さいね。脱毛症専門外来は火曜日午後(15301830)、土曜日午前(10001300)です


新しい医療ウイッグ

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

これまでクリニックでは、東京義髪整形アデランスの医療用ウイッグを展示し、ご紹介して参りました。この度、「リネアウイッグ」というメーカーを加え、皆さまにより選択しやすいウイッグの提供をして参りたいと考えております。

ウイッグ リネアウイッグのHPもご覧くださいね

まだ未定ではありますが、以前行っていたウイッグの無料相談(担当者の方の都合により、今は中断しております)も再開したいと思っております。皆さまが、もっとお気軽にウイッグを試着し、不安な気持ちを少しでも払拭できるような相談会ができるよう、環境を整えていきたいと思っております。もう少しお待ちくださいね

さて私、最近水泳を始めました。 ええ、もちろん目的はずばり、ダイエットです。時間のある日は泳ぎに行っているのですが、やはりスポーツジムもプールもシニアであふれています。パワフルなオバちゃんに囲まれ、厳しくも優しいご指導を受けながら通っています。

先日などウオーキングですれ違うたびに、「もっと大股で」「もっと足を上げて」「もっと早く。若いんだから」とげきを飛ばされ、ヘロヘロになって帰って参りました

水泳 ヘロヘロなのになぜかうれしい・・・

でも、別日にお会いした時には、私のことを覚えていて下さり、「クロールの練習してるの? 息継ぎはそのうちにできるようになるよ~。」と色々話しかけて下さいます。帰りにはニヒルな感じで「お・つ・か・れと労って下さる。ステキ。

これまた別のオバちゃんも、シャワーの出がいいのはこっちだと教えて下さったり、「朝から来てたね。頑張ってるね」と、声を掛けて下さったり。

とにかくオバちゃんには愛があふれていて、私はそんなオバちゃんを心から慕っています。大阪のオバちゃんは、本当にステキ いや、大阪だけではなく、日本のオバちゃんは最高なのです。

このダイエット、いつまで続くか分かりませんけど、この愛すべきオバちゃんとともに時間を過ごせるのは、私にとってもはや至福の時でもあります。

至福の時と言えば・・・(といって、ヅカネタを持ってくる)。先日、宝塚の星組公演、落語ミュージカル『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』に行って参りました。

アナザーワールド ステキだった~

最前列のお席を譲っていただき、夢のような時間を過ごしました。素敵な男役さんに見つめられるわ投げキッスされるわで、今思い出してもニンマリしてしまいます。この楽しさが忘れられず、暇があったら思い出して(電車の中でも)ニヤついていたので、かなりおかしな人だったと思います。だって、すごく楽しかったんだも~ん


永遠のヤングマン

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先週の16日、歌手の西城秀樹さんの訃報が流れ、たくさんの方が驚いたのではないでしょうか? 私もその一人。そして、すごくショックでした

ヒデキ 永遠のヤングマン

ヒデキ(←なぜか呼び捨て)、63歳なんて早すぎる~ どうしてこんなにショックなのかしら

私たちは、この世の中がいつか変わり、色褪せ、移ろいで行くことも、人間がいつかは死んで行くことも分かってはいるけれど、それはずっと先のことで、今はまだ大丈夫だと思っている。そうして、意図的に考えないようにしているのでしょうね。

悲しいニュースではありましたが、大切な人とかけがえのないひと時を過ごすことは、とっても大事なのだな~と思い起こさせてくれます

会いたい人とは先延ばしにしないで、早く連絡しなくてはですね。

「諸行は無常なり」

しばらくヒデキ(←やっぱり呼び捨て)の若かりし頃の映像が流れていましたが、ヒデキってよく見るとカッコよくてセクシーだったんだ~と、改めてビックリ。しかも、歌がお上手(歌手なのだから、当たり前なのか?)。

ヒデキ2 皆さま気付いていました?

そして、昨日は朝丘雪路さんの訃報が・・・

(一緒にしてはいけないと思いますが)、数年前に亡くなった実家のむさしくん(猫ちゃん)のことは、今でも時折思い出します。その時、むさちゃんはうちで過ごして幸せだったのかな~とぼんやり考えます。ヒデキ(←最後まで呼び捨て)も朝丘雪路さんも人生最期の日が幸せだったと感じてくれていたらいいな~と思います(あっ 朝丘雪路さんは宝塚歌劇団の元娘役でした)。

おまけ

先日、桜の可愛い(そして、とっても美味しい)おせんべいとお茶をいただきました。とっても優雅なお茶時間を過ごしています。うふふ ありがとうございます


最近読んだ本をご紹介

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

最近、帰りが遅いせいか(←言い訳)、お家に帰ってからすぐに寝てしまうという怠慢。しばらくブログ更新を怠っていたのですが、ブログを見て下さっているという患者さまがいらっしゃって・・・俄然やる気が漲ってくるという単純な私。スミマセン  真面目にやれよ~

さて、今回も私の好きな本の話題です。

3月にこんな本が刊行されました。

アdランス AERA   ←アデランス by AERA (AERAムック)

「毛髪研究最前線」板見先生の記事が掲載されています。つくづく、板見先生ってすごい先生なのだと感じます。いつも隣に座って気軽にお喋りしているので、こういった本を拝見すると改めて、板見先生は日本屈指の研究者なのだ~と、自慢したくなります

皆さま、是非是非ご覧くださいませね。

そして、もう一冊クリニックの待合室にこんな本を購入。

グレイヘア ←グレイヘアという選択:主婦の友社

以前からグレイヘアが素敵だと思っていた私にとっては、こんな本が出版されてうれしい限り 最近では元モデルの結城アンナさん(俳優の岩城滉一氏の奥さま)が、グレイヘアで雑誌の表紙を飾ったりされているので、皆さまも本屋さんでお見掛けしたことがあるかもしれません。

グレイヘアになったことでおしゃれの幅が広がったり、明るい色が似合うようになったりと、人生を楽しんでいる様子が伝わってきます クリニックに来院される患者さまもそうなのですが、年齢を重ねた女性の美しさは、私たちにたくさんのことを教えて下さいます。本当に素敵な方が多いのです

美の本質というのは人それぞれですが、私の原動力にもなっています。いつまでも、そんな素敵な女性の傍らにいて、その本質的な美しさに近づきたいと常々思っています

パリ在住で、シャンブルドット(民宿のようなもの)を営んでいる町田陽子さんの著書の中でフランス人の考える美や暮らし、食などが描かれている本を拝読すると、とても興味深いものがあります。しみやシワを気にする著者を横目に、パートナーである彼(フランス人)がそのシワやシミが美しいんじゃないか。それがあなたの歴史そのものなんだからなどと言い放つ。何と頼もしい言葉でしょう そんな風に感じてくれる殿方が日本でも増えてくれるとイイナーなんて思います。

ただ、私個人的には眉間のシワは怒っているようで、とても気になります。今はBOTOXという効果的な注射がありますので、シワが気になる方はお気軽にご相談下さいね


ミーハー

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

3/6(火)は、啓蟄(けいちつ)でした。啓蟄は、啓→「ひらく」・蟄→「かくれる・とじこもる」という意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃とされています。

まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。皆さま、風邪などひかれませぬようお過ごし下さいませね

さて、以前から気になっていたこの本。

君たちはどう生きるか 吉野 源三郎(著)

池上彰さんや、宮崎駿さんも愛読ということで、益々興味を注がれ・・・とうとう買ってしまいました まずはマンガから。

舞台は1937年の東京。知的好奇心旺盛な少年「コペル君」と、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「叔父さん」。そんなふたりの心温まるやりとりを通じて、世の中や生きる意味について次第に自らの頭で考え始めたコペル君を、叔父さんが導きながら一緒に成長していくようなストーリーです。楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、勇気、いじめ、貧困、格差、教養・・・と、昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合い、生き方の指針となる言葉が数多く示されています。

あっという間に読んでしまいました。「いくつになっても学ぶことがあるのだな~」と、改めて感じました。この後は小説版も読んでみたいと思います。興味がある方は是非読んでみて下さいね。

ほぼ毎日本屋さんに通っている私 こんなものも購入しました。

将棋「9マス将棋」 藤井聡太くんに影響されています(ん?悪い?)

対象年齢は6歳から大人までということで、クリニック用に購入。と言いつつ、診察の合間に板見先生に教わりながら学んでおります。楽しい~ 完全にミーハーです(え?何か?)


うれしい再会

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先週、うれしい再会がありました

昨年始まった私のスマホライフにLINEが加わり、それがきっかけとなって以前お世話になった美容師さんが連絡を下さいました。そしてそして、先週の土曜日にその方がオーナーを務めるサロンにお邪魔して参りました。

ライン   スマホライフ満喫しています

久しぶりの再会でしたが、以前とちっとも変わらず本当に素敵な方でした

この方、梅田にあるヘアサロンにお勤めしていた美容師さんなのですが、当時から腕は勿論のこと、お仕事のことや家庭のことを楽しそうに話して下さったのが、とても印象的でした(しかも、ハンサムなんですよ~)。

後にも先にも、(サロンで)私を名前で読んで下さった唯一の方でもあります。懐かしくてうれしくて、いつもより3割増しでおしゃべりしてしまった私 すごくにぎやかだったと思います。

美容ジャーナリストであり、エディターでもある松本知登世さんが著書の中で、尊敬するスタイリストの女性が語ったことを、こんなエッセイで綴っています。

「『変わらない人は、変わってる』。私もそう思う。年齢を重ねても印象が変わらない人は、じつは変わってるのよね、微妙に」。常に変わらない印象を持つ人は、時代の空気とうまくなじませている人に違いない。

これを読んだ時に、なるほどな~と納得してしまいました。『変わらない人は、変わってる』。名言ですよね。日本では若いこと(若く見えること)が女性の美しさの基準とされている傾向にあって、「変わらない」というのは一種誉め言葉のようにも聞こえます。でも、きっと「変わらない」というのは、美しく年齢を重ねて成熟するということなのでしょうね。そして、それが美の本質なのではないかしらと思います

出逢った頃と変わらない素敵な美容師さんと再会して、そんな風に感じた週末でした。

ちなみに、このサロンは川西能勢口駅から徒歩5分のclashという美容室です。

スタッフの方も皆さま親切で、おしゃれなお店です(しかも、阪急宝塚線。もしかしたら、素敵なスターさんに会えるかも・・・キャッ←いちいち宝塚ネタを持ってくる)。

おまけ

シーズン累積の推計受診者数が550万人を超え、インフルエンザの流行が拡大しています。各都県で、飛沫感染対策としての咳エチケット(①咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと②咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと③ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと)や手洗いの励行、体調の管理、人混みや繁華街への外出を控えるなど、インフルエンザ予防対策をしてくださいね


1月17日

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

6,434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から本日で23年。地震が起きた午前546分、皆さまは何をしていましたか?

23年前、私は大阪の自宅で震災にあいました。あまりの揺れの大きさに飛び起きて、パジャマの上にコートを羽織り、近くのコンビニエンスストアまで走っていきました。真っ暗で、一人ぼっちですごく怖かったのです。コンビニエンスストアの前にはすでにたくさんの人が並んでいて、中には入れませんでしたが、明かりがついていて、ホッとしたのを覚えています。

翌日勤務先の病院で、ボランティア派遣の希望者を募っていて、私は真っ先に手を挙げて参加の意思を伝えました。でも、出発前日に「私に何ができるのだろう」「お役に立てるのかな」と悩んでしまい、不安で中々眠れない夜を過ごしました。

私が派遣されたのは、神戸市東灘区の民間病院。患者さまも病院のスタッフの方も皆さま被災者の方ですので、私たちは医療従事者の一員としてお手伝いをしました。12日の短いお手伝いでしたが、記憶にあるのは、スタッフの数が少ないせいもあってのことか、病院全体がシンと静まり返っていたこと。そして何より、病院に着くまでの神戸の街の景色です。道路は盛り上がったり陥没したり、家屋は潰れていて道路わきにはゴミの山。ただただ驚くばかりの光景でした。

この震災では倒壊した建造物の写真が多く残っていますが、亡くなられた方の死因の多くが建物の倒壊による圧死だったといいます。「クラッシュ症候群」。この言葉を知ったのも、阪神・淡路大震災でした。

看護師・災害看護講師である山崎達枝さんが、「災害看護と私」というレポートで、東日本大震災で現場に赴き活動する中、様々な角度から看護の役割について述べています。印象に残ったのは、この言葉です。

「災害発生後の被災地での活動は、五感を生かしたまさに看護の原点であり、その意味でナイチンゲールの看護がまさに災害看護の原点だと私は思う。

私たち医療従事者は、震災を忘れることなく、命と健康を守る活動を日々継続していかなければいけませんね。