はちみつ注意報

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

先日、生後6カ月の乳児がはちみつを摂取し、「乳児ボツリヌス症」で亡くなるという痛ましい事故がありました 皆さまの心にも衝撃が走ったのではないでしょうか?

厚生労働省の離乳食の資料(離乳食の進め方の目安)にも「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満1歳まで使わない」と記載されており、乳児ボツリヌス菌を発症しやすい時期は、主に生後3週間~6ヶ月の乳児といわれています。

ボツリヌス菌は、食中毒の原因菌として有名ですが、普段は「芽胞(がほう)」と呼ばれる状態で、食べても症状は現れません。そして、はちみつの中には芽胞を形成し活動を休止したボツリヌス菌が含まれている場合があります(はちみつに含まれるボツリヌス菌は極微量で、大人が食べても何の問題もありません)。この芽胞が発芽すると増殖を始め、人間の体内で増殖すると食中毒と診断されます。1歳未満の乳児は免疫力が低く、腸内環境が整っていないため、芽胞にとって発芽しやすい環境なのです。

食中毒

はちみつは、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも医薬品として使われ、クレオパトラは美容のため、この上なく愛用したと言われています 何しろ、各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質の宝庫ですから、栄養補給としては理想的なはちみつ。

はちみつ

でも、小さなお子さまには、1歳になるまでおあずけです