夏が来る前に

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

クリニックでは、随時帯状疱疹ワクチンを行っています。お問い合わせがあるにもかかわらず、中々接種に至らないのは、その金額のせいかもしれません

帯状疱疹ワクチンとは、文字通り「帯状疱疹の発症予防・重症化予防をするために、帯状疱疹ウイルスの毒性をなくし、あらかじめ投与するワクチン」のことで、現在2種類あります。各ワクチンの特徴は以下の通りです(分かりやすいので、ひまわり医院さんのHPから拝借いたしました)。

弱毒生水痘ワクチンとシングリックスとの比較表。ワクチンの種類: 弱毒生水痘ワクチンは「生ワクチン」・シングリックス®は「不活化ワクチン」接種回数: 弱毒生水痘ワクチンは「1回接種」・シングリックス®は「2回接種」発症予防効果: 弱毒生水痘ワクチンは「60歳以上で51.3%」・シングリックス®は「50歳以上で97.2%」神経痛予防効果: 弱毒生水痘ワクチンは「66.5%」・シングリックス®は「88.8%」長期予防効果: 弱毒生水痘ワクチンは「8年~10年で効果が消失」・シングリックス®は「8年後でも84.0%持続」副反応: 弱毒生水痘ワクチンは「局所反応・発熱・水痘様発疹など」・シングリックス®は「局所反応・筋肉痛(40%)・疲労(39.0%)・頭痛(33.3%)」費用: 弱毒生水痘ワクチンは「8000円」・シングリックス®は「22000円×2回=44000円」
そして、クリニックではシングリックス(不活化ワクチン)を接種しています。
50歳以上が対象で、完全予約制です。上記の費用については、概ねどの医療機関でも同じような 料金設定だと思います

帯状疱疹を発症する大きな原因は、免疫力の低下で、加齢やストレス、疲れ、重い感染症などがあります。特に夏は暑さで疲れがたまりやすいので要注意です。

顔面に発症した場合には、顔面神経麻痺、聴覚障害、目の角膜炎などの合併症を発症する場合もあります。皮膚に瘢痕(傷あと)が残る場合もあります。ごくまれに髄膜炎や脳炎を起こすこともあります。

治療費は、抗ウイルス剤は3割負担で6000円ほどかかり、神経痛を緩和する薬剤を使用すると、自己負担だけで総額数万円に及ぶ場合もあります何より、帯状疱疹は痛みが辛いので、気になった方は医師にご相談くださいね

ちなみに クリニックには、帯状疱疹に罹患したスタッフも、ワクチンを接種したスタッフもいます。参考になるかどうか分かりませんが、いつでもご質問くださいませ