小柴さんのご冥福をお祈りします。

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です  :-)

今日は小春日和の過ごしやすい1日です。昨日の天気予報によりますと「11月15日は何をしても良い〇〇日和になるでしょう」と言っていました。その言葉通りとなり私にとっては絶好の洗濯日和です。

先日ノーベル物理学賞の受賞者で宇宙から降り注ぐ素粒子ニュートリノを世界で初めて捉えた東京大学特別栄誉教授の小柴昌俊(こしば・まさとし)さんの訃報が流れました。94歳で老衰の為亡くなられたそうです

大変失礼ですが、私が幼い時に亡くなった祖父によく似ていたので親近感を覚えておりました。しかしあまりその功績はよく存じ上げず、亡くなってから色々見聞きして改めてその偉大さを知りました

新聞によると岐阜県飛騨市神岡町の鉱山跡の地下に3千トンの水をためた観測装置「カミオカンデ」を建設。ニュートリノと水の間で生じるかすかな反応を、光電子倍増管という特殊な部品を使って捉える手法で87年、星が大爆発した「超新星」からの飛来を世界で初めて捉えたそうです。

自らの成果を「何も役にも立たない」とあっけらかんと公言する一方、社会を支える基礎研究の重要性を説きました。理科離れを食い止めようとノーベル賞の賞金をつぎ込んで財団を設立し。子供たちへの理科教育に力を注がれました。自身は親分肌で面倒見が良く、研究チームからは後に続く一流の研究者が数多く育ったそうです。

宇宙のかなた16万光年離れた超新星から飛来した素粒子ニュートリノですが、観測できたのは偶然で、カミオカンデの本来の狙いは別の現象でした。あらゆるものをすり抜けるニュートリノ観測できるようにしていたのが功を奏したそうです。

教え子には「血税を無駄にするな」と厳しく研究の心得を説き「ニュートリノを研究して、素粒子から宇宙まで統一的に理解する」という小柴さんが立てた壮大な問題に、今も多くの研究者が挑み続けています。

新型コロナウイルス感染症でも多くの方々が日々研究にご尽力されています。先日のNHKスペシャルでは新型コロナウイルスに関する2万件の研究論文をAIが学習して研究者によく引用されている論文を選び出し興味深い研究結果を紹介していました。3蜜回避、マスクの着用、人との距離を保つなどの基本的な感染防止策の実施した上で、湿度を40%以上保つこと、換気も重要である事などが挙げられていました。感染による様々な後遺症もあり、油断できない感染症であることには変わり無いようでした。

研究者の皆さんには今後とも人類の為に良い研究を続けて頂きたいと思います。そして小柴さんにはその功績に改めて敬意を表し、心よりご冥福をお祈りします。

そして私たちは今後も変わらず感染予防に努めてまいりましょう

 






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