皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です
今日は1/17。阪神淡路大震災から26年が経ちました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、各地の追悼行事が縮小されています。
2021年、灯籠で作られたメッセージは「がんばろう1.17」
多くの方が不安を抱えて過ごす今の状況と26年前を重ね、心を一つに苦難を乗り越えて、悲しみを繰り返さないように。
私も大阪から、祈りをささげたいと思います。
さて、久しぶりに美容の話題に触れようと思います。
医療機関では様々な化粧品を取り扱っていますが、効果が期待できる化粧品というのは限られています。
代表的なのは、「ハイドロキノン」と「トレチノイン」。二つとも医療機関で処方する医薬品(医薬品とは、治療することを目的とした薬のことです)で、ハイドロキノンはしみを、トレチノインはしわを改善すると言われています。
トレチノインはビタミンA誘導体で、レチノール(ビタミンA)の50~100倍もの効果があると言われていて、米国FDA(日本の厚生労働省に似た役割を持つ公的機関)から治療医薬品として認可されています。
トレチノインの皮膚に対する作用は以下の通りです。
1.角質をはがす。
2.表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す。
3.皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える。
4.真皮でのコラーゲン分泌を高める。
トレチノインの作用は強く、使用当初は赤くなったり、皮膚がボロボロはがれることがあります。反応が強すぎる場合は、塗る頻度を調整しながら使用していただきますが、皮膚の発赤・紅斑・痒みなどが生じる「レチノイド皮膚炎」を起こすこともあります。
医師と相談しながら、続けていくのが理想的です
もちろんニキビにも効果的です。ニキビの方にも使っていただきたい
妊娠中や授乳中の方、妊活中の方には使用できませんし、長期使用の場合耐性(効果が得られにくくなる)が生じることもあります(休薬することで再度効果が得られます)。
でも、医療機関だからこそ扱える
化粧品を、是非ともお試しいただきたいなと思っています。
皆さまのお手本になれるようなお肌を目指し、私も色んなことに取り組んでいます
いつかマスクが必要ではなくなる頃、こっそりと綺麗になって周囲をびっくりさせてみたいもんです