AGA遺伝子検査

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

お父さまやお舅さまがAGA(男性型脱毛症)だと、将来自分も同じ道を辿るのでは・・・と心配される殿方。そんな方が気になるのは、AGAリスク遺伝子検査なのではないでしょうか。さて、どんな検査なのでしょう?

おやじ

AGAリスク遺伝子検査とは、男性ホルモンの感受性(アンドロゲンレセプター)に関わる遺伝子(DNAの塩基配列)を調べることで、遺伝的にAGAを発症し易い体質かどうかを調べる検査です。DNAの解析は、主に毛髪、爪、頬の粘膜、血液などの検体からDNAを抽出して検査され、将来的なAGAの発症リスクと内服薬による治療効果を予測することができると言われています。

男性ホルモンの感受性遺伝子は、特定の塩基配列が繰り返し存在する領域があり、AGAリスク遺伝子検査はその繰り返しの長さ(アンドロゲンレセプター遺伝子上のCAGGGCという三つの塩基配列が何回繰り返されているか、いわゆる「CAGリピート」と「GGCリピート」)を調べる検査です。

DNA

この領域が短い人では、AGAが発症しやすい傾向にあることが分かってきていますが、これは白人に多く、早く発症して早く進行するタイプの関連性が指摘されています。

ただ、アジア人(日本人)はこのタイプが少ないので、データも少ないと考えられ、実際にはCAGリピート数とGGCリピート数でAGAのリスクが変化するというエビデンスも存在せず、相関は認められていません。

ご自分の頭髪の将来が気になる気持ちは理解できますが、現在の段階ではお勧めできる検査とは言い難い検査です。期待されている方はガッカリされるかもしれませんね

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クリニックでのAGA治療は、日本皮膚科学会「男性型脱毛症診療ガイドライン」に基づいた標準治療をベースに行います。お気軽に診察にお越し下さいね

 

 






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