来週からもう11月ですね。寒さも本格化してきますので、風邪を引かないようにご注意ください。当院でもインフルエンザの予防接種を受けられる方が増えています。皆さんは大丈夫ですか?
さて、この所「本当だろうか?」と思われる研究結果がいくつか報告されて、頭を悩ませております。
「加工肉や赤肉(脂肪の少ない肉ではなく、牛・豚・羊肉の総称)を摂取すると大腸がんになる」とか「中高年者のカルシウム多量摂取に骨折予防効果なし」など・・・・・・・・・
「肉の摂取量は分かるとして、野菜の摂取量は変わらないのだろうか?」とか「カルシウム摂取の多い人の運動量はどうなっているの?」など発表された情報だけでは解らないですね。いわゆる腑に落ちない感じです。
色々な研究結果を総合した「メタ解析」やアンケートなどの「聞き取り調査」では、本当に原因となっている因子が抜け落ちていて、あまり関係のないものが原因に見えることがあります。
表面に出てこずに、うしろで影響を及ぼしている因子(黒幕のような因子ですね。)の事を「後絡因子」と専門家は呼びます。
赤肉にしてもカルシウムにしても「後絡因子」があるような気がしてなりません。皆さんはどう思われますか?
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